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チルドレン
伊坂幸太郎 出版月: 2004年05月 平均: 6.47点 書評数: 19件

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講談社
2004年05月

講談社
2007年05月

No.19 3点 ボナンザ 2024/09/12 14:49
どれも爽やかで軽く読める。背表紙を読むと通しての仕掛けがあるように見えるが、そんなものはない。

No.18 8点 タピオカ 2023/08/23 12:47
ミステリとしては要素が薄いかもしれないが、するすると読みやすく、ユーモア溢れる文章がいい。キャラクターもみんな個性的でいい。

No.17 6点 simo10 2012/06/20 22:40
伊坂氏の連作短編集。以下の五話で構成されています。

①「バンク」:銀行強盗事件の仕組みの推理には納得。ただ、たかが社員同士でそこまで結束が固まることなんてあるものなのかな。
②「チルドレン」:万引きをした息子と家庭を顧みない父親のギクシャク関係が家裁を通じて修復される、というベタながらも暖かいお話。と思いきや不自然な程急すぎる展開に違和感を感じずにいられなかったが真相が分かって納得。
③「レトリーバー」:時間が止まっている公園、って真相あまりにも単純過ぎる。仕掛人は意外ではあるけれど。
④「チルドレン2」:再び家裁のお話。何だかごちゃごちゃした家庭問題があったが印象に残っているのはラストのシーンのみ。
⑤「イン」:④でチラッと語られた「正体をバレずに親を殴った」という方法が明らかに。全盲である永瀬の主観で語られるためはっきりと表現されておらず、想像力をかき立てられるのが面白い。

全ての話に陣内という男性が登場しますが、いずれも別の人物の視点から、主役というより変わった脇役といった立ち位置で描かれています。アクが強いですが語り手から程よい距離を置かれて語られているため、魅力的なキャラに描かれていると感じました。全ての作品が暖かみがあり、和める作品です。

No.16 10点 NAP 2012/02/13 17:24
短編はあまり好きではないけど、これは楽しかったです。どこがででてきたキャラが出てくるって、ファンには嬉しいですよね。

No.15 6点 メルカトル 2011/05/18 21:59
伊坂氏本人の言の通り、短編集の形を借りた長編といった感じ。
そこそこ楽しめたが、全体を通して何か物足りなさを覚えてしまう。
それはドラマ性やストーリーの起伏が薄いせいかもしれない。
謎解きも至って単純なものではあるし、ミステリ色はあまりないように思われる。
しかし、最終話のどこかほのぼのとした結び方は悪くない。
各登場人物も上手く描き分けられているので、キャラ萌え小説としても楽しめるのではないだろうか。

No.14 5点 haruka 2011/04/24 23:26
ミステリとしては謎解きの要素が薄く、連作短編としても上手くいってるとは言い難い。決してつまらなくはないのだが。

No.13 5点 E-BANKER 2011/04/05 22:48
"変な男”陣内や全盲の男、永瀬らを主人公とする連作短編集。
相変わらずの「伊坂ワールド」で、独特のストーリーが紡がれます。
①「バンク」=タイトルどおり、銀行強盗の話。この話で、陣内・鴨居と永瀬・ベスが出会う。それで、結局強盗は狂言だったのかどうか分からぬままなんですけど・・・
②「チルドレン」=①から12年後の話。家裁の調査員となった陣内と一人の少年が織り成す不思議なストーリー。で、結局何が言いたい?
③「レトリーバー」=ゴールデン・レトーリーバーの本当の意味は「・・・」。真相はミステリーっぽいオチになってます。
④「チルドレンⅡ」=ラストのライブハウスのシーンが印象的ですが、「それは非現実的でしょう?」って感じ。
⑤「イン」=これもよく分からない話。要は、全盲なんて全然関係ないじゃん!ってことを言いたいのか?
以上、5編。
作者自身、「短編の形をした長編」と解説しているとおり、年代を行ったり来たりしながら、変な男「陣内」を中心として、ほんわかしたストーリーが続きます。
決して嫌いではないのですが、本作については、さすがに「ちょっと・・・」っていうほど方向性のはっきりしない雰囲気のため、高い評価はしにくいよねぇ・・・
(作者の作品のほとんどは仙台が舞台となってますが、今回の大震災がどのように影響するのかちょっと心配・・・)

No.12 7点 E 2010/12/04 22:25
最初は悪印象だった陣内が段々と面白いキャラクターだと判り、最後は好きになりました。
とってもいい話が詰まっていますね。

No.11 7点 Q-1 2010/10/17 02:37
こういう作品は大好きです。
殺人事件だけがミステリーではないですからね。

No.10 5点 まさむね 2010/10/06 18:55
まず,想像よりもミステリ的な側面があったことが意外であった。(きっと作者の狙いはソコではないのだろうし,相当に分かりやすいミステリ性だったけれども。)

最後にもう一捻りほしかったなぁ・・・でも普通には楽しめる連作短編集だったという印象。

ちなみに,氏の登場人物が奏でる「コトバ」って,個人的にはあまり好みではない。むしろ,上から目線に辟易することも多い。これって私だけなのかなぁ。

No.9 6点 isurrender 2009/07/22 02:25
最後は好きな終わり方だったかな
でもちょっと伊坂作品として物足りなさを感じる作品でした

No.8 8点 2009/06/07 00:21
 短編、だけど、どこかつながっている。伊坂幸太郎のこの手法が、僕は大好きです。
 「死神の精度」も面白かったのですが、こっちの作品は、各短編にミステリー要素が更に多く含まれています。短編の面白さでいったら、宮部みゆきの「我らが隣人の犯罪」ぐらい面白いです。
 
 でも本当に登場人物がかっこよすぎです。伊坂さんの作品は。

No.7 8点 だい様 2009/03/04 13:46
純粋に面白い!

『そもそも、大人が格好良ければ、子どもはぐれねえんだよ』

この言葉いいですよね。

No.6 8点 VOLKS 2008/04/11 23:48
単純に楽しめる作品。
伊坂氏の味付けが好きな1ファンとしては、どこかで読んだような登場人物達も全く苦にならず、むしろ拍手モノ。

No.5 6点 ばやし 2007/12/15 19:39
「大人がかっこよければ子供はグレねーんだよ」まさにと思いました。連作短編(?)で読みやすかったです。

No.4 4点 2007/09/25 22:45
大分前に読んだのだがどんな結末だったか思い出せないほど記憶に残っていない。
さめた主人公と熱くてわけのわからない知人のコンビに「またか」と思った覚えはある。

No.3 3点 ぷねうま 2007/09/19 21:53
連作短編ならではのギミックを用意しているのかと思ったが、割と普通の短編集でした。心?残念ながら温まりませんでした。

No.2 9点 SD 2005/05/17 23:11
伊坂氏のセンス良い文体が気に入ってます。少し肩の力を抜いたこの作品は特にいい。魅力ある主人公たちの続編期待してます。

No.1 9点 月笹 2005/04/30 22:51
大好きです。優しくて温かくて、落ち込んでたときに読むと励まされます☆タイトルが好きです。
この作者の考え方がとても反映されていると思います。こういう視点でものを見れる伊坂さんただ単純にすごいと思います♪♪♪


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