皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 社会派 ] 模倣犯 |
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宮部みゆき | 出版月: 2001年03月 | 平均: 7.68点 | 書評数: 50件 |
![]() 小学館 2001年03月 |
![]() 新潮社 2005年11月 |
No.30 | 9点 | どんたま | 2004/11/08 01:07 |
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欠点はあると思うのですが、長さに負けないで読んで欲しいです。心地よい話じゃないし途中読むのが辛くなる箇所もあると思います。でも宮部さんの最高傑作である同時に近代ミステリの金字塔だと思います。 |
No.29 | 4点 | ウエストウッド | 2004/05/09 21:18 |
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無駄に長すぎる。話も新鮮味がなく、宮部みゆきの作品では最悪だと思う。 |
No.28 | 9点 | k−t | 2004/01/29 20:36 |
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多少冗長ぎみですが、作品としては満点に近いでき。宮部の現代ミステリーの1つの集大成かなと。実際の事件は犯人は捕まれば終わりじゃないよってことに気づかされます。宮部みゆきらしい人への優しさが感じ取れる作品です。ただ単純に楽しいミステリーが好きな人にはおすすめできません。宮部の作品は読み終わった後にいろいろなことを考えさせられます |
No.27 | 8点 | 深壬 | 2004/01/27 15:43 |
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やっぱり「長すぎる」かなぁ・・と、私も思いました。 多視線で描く場合、視点の変わった時に、前の状況に戻り、また戻り戻り、と、ココまで旋回しては流石に厳しい。もう少し、戻らなくてもいい部分があったンじゃないかなぁ・・と。 でも、テーマはやっぱ大作にふさわしい。ラストの犯人の凶変ぶりや、父親の態度、周りの状況などなど。 1つの事件には、やっぱこれだけ多くの人が絡むのが当たり前。それを描いただけでも、凄い。ただ、もう少し、もう少し、もう少しだけ、コンパクトにまとめて欲しかった。それだけですね。 |
No.26 | 4点 | shun | 2004/01/08 18:15 |
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上下巻もいらない。長すぎる。期待して読んだのでこの点数です。これ以来長編小説はよっぽどの評価がないと読まないようにしています。 |
No.25 | 5点 | 四季 | 2003/11/03 02:47 |
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話しは面白いけど、無駄に長いです。 |
No.24 | 7点 | 日影門 | 2003/08/27 22:34 |
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誰かが書くべきテーマなのかもしれない作品。 被害者側の視点から犯罪を照射する作品は、乃南アサの「風紋」シリーズで描かれているが、全体小説としては初めてではないだろうか。枝葉末節に関しては不満が残ることも事実だが(個人的には動機がどうしても納得できない)、あの時期にこそ書かれるべき作品であり、シリアル・キラーの系譜においていつまでも語られ読まれるべき作品だと思う。 「東西ベストミステリー100」で筆者が「黒死館殺人事件」「ドグラ・マグラ」を未読のものに評して、「とにかくかじるだけでも、なめるだけでもいい」と言っていたことが、「模倣犯」を読んでその言葉を思い出した。 |
No.23 | 10点 | Alice | 2003/08/04 18:21 |
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最高です。 文章力・構成力はピカ一。 確かにピース達が逮捕されるところは呆気ないから、そこが不満といえば不満かも知れないが、ピースの一種の狂気というか、狂った感情というのが出ていて良いと思った。あれほどの長さを短時間で読ませる力は脱帽。 |
No.22 | 9点 | レン太 | 2003/07/06 23:05 |
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ある一つの異常な事件を、被害者、加害者のみならずマスコミ、なんとなく関わってしまった人々などを含めた視点から描き出した、作家渾身の大作にして力作。別作品の寸評にも書かせて頂きましたが、とにかく文章力、台詞運びの巧みさには舌を巻きます。犯罪の全貌が国民衆視の中で暴かれるクライマックスは、確かにそれまでの見事過ぎる流れの中に於て、やや唐突にして呆気無い気もしなくは無いが、矢張り「あれだけの事をやってしまった」犯人に対する鉄槌と言うか、最低限のカタルシスをもたらしてくれた、と評価したいです。余りにもやるせないラストが待っている訳ですし。 それにつけても「あの映画」は許せないですな…(溜息) |
No.21 | 10点 | kenichi | 2003/06/30 00:09 |
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これはすごいですよ。この人にはプレッシャーってものがないんでしょうか。 |
No.20 | 10点 | 小太郎 | 2003/04/20 00:34 |
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いささか冗長な部分、散見されるご都合主義、長すぎるが故に破綻している部分や、中途半端なエピソードに終わった部分もあります。後味は決して良くないし、救いがないといいたくなる気持ちも分かります。それら全てに目をつぶってもいい読後の充実感があったので10点満点です。 マスコミに流される「イマドキの事件」、その裏に隠れている被害者の家族のこと、加害者の家族のこと、本人の生い立ち、マスコミのこと。「大衆という虚構」と「リアルな個々人」。一つの事件の持つ、さまざまな顔。 この本の読後、現実の事件報道に対する受け止め方が変わった人は少なくないと思います。 |
No.19 | 6点 | なおみ | 2003/02/06 14:53 |
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完徹で読みました。 文章はさすが宮部さん,面白かったです。 が。あまりにも後味が悪かった。 それに登場人物が,あまりにも人間的というか魅力に欠けるというか・・・ もちろんそれがリアルな小説というものかもしれませんが。 面白かった。だけど好きじゃない。 これが正直な感想です。 |
No.18 | 6点 | おさるさん | 2002/07/28 12:31 |
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タイトルから想像していた話とは全然違いました。 あのオチのためだけに「模倣犯」というタイトルにしたのであれば、タイトルの付け方が変だとしかいえません。 映画ではピースが主役でしたが、私的には有馬さんもしくは慎ちゃん主役の方が何倍も楽しめたのに、と想います。 |
No.17 | 10点 | フリップ村上 | 2002/07/15 23:25 |
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あくまで一つの読み方としての提案。 長いです。暗いです。救いがないです。 そう、もはやエンターテイメントの範疇は越えてしまっています。 でも、これは、今、この時代に、誰かが書かなければならなかった物語。 つまり、長いのも救いがないのも、全部ひっくるめてテーマってこと。そんなものを百万部単位で売れる《小説》に仕上げたのだから、一言でいって神業でしょう。 てなわけで、『ピースを主役に』という時点で原作の精神を完膚亡きまでに踏みにじっている映画は、見る気さえ起こりません。 |
No.16 | 9点 | 池田 拓 | 2002/06/12 23:26 |
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もう少し良い意味での嘘っぽさがあってもよかった気 はする。 映画は見ないほうが良い。 |
No.15 | 9点 | ジョーカー | 2002/05/20 17:53 |
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涙なしには読めない。 |
No.14 | 5点 | ピッコロ | 2002/05/08 13:25 |
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下巻はいらない。 上巻はカンペキだと思った。 |
No.13 | 7点 | ao | 2002/05/03 21:05 |
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ふつーのミステリ。ここまで長くする必要が全くない。 |
No.12 | 10点 | なかなか | 2002/02/27 05:49 |
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これだけの作品が他にある? |
No.11 | 10点 | シマネコ | 2002/02/21 21:06 |
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コレだけ長いのに いろんなひとが出てくるのにまったくいやにならない。 読み終わるまでは本から離れてても、頭の中に登場人物が住んでる様な状態でした。宮部さんは なぜこんなことができるかいつも不思議です。文体なのか 描写力なのか・・。 |