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[ 時代・捕物帳/歴史ミステリ ] かまいたち 回向院の茂七親分 |
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宮部みゆき | 出版月: 1992年01月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 10件 |
新人物往来社 1992年01月 |
新潮社 1996年09月 |
講談社 2007年03月 |
No.10 | 6点 | まさむね | 2022/02/20 22:28 |
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宮部さんの時代モノ。安定感がありますねぇ。
表題作「かまいたち」がベスト。サスペンスな流れの中で、確かに存在する(良い意味での)予定調和感の心地よさ。続く「師走の客」。落語的な面白さで、尺も丁度良い。 後半2作品には「お初さん」が登場。突然の超能力にちょっと驚きましたね。「迷い鳩」は楽しく読ませていただいたのですが、「騒ぐ刀」はもはやSFに分類すべきで、ちょっと読みたいものと違った印象。 |
No.9 | 5点 | 臣 | 2014/09/26 09:31 |
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「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の時代物サスペンス全4編。
サスペンスフルな「かまいたち」がいちばんの出来。町娘おようは勇気をもって、でもかなり危なかしく立ち回る。そこが惹かれるところ。想像どおりに予定調和な結末を迎えるが、それでも中盤があまりにもおもしろいので文句のつけようがない。 「師走の客」は最も短く、20ページ程度。いくら短くても、もっとうまく作れるはず、というのが読後すぐの感想だが、しばらく経つと気分よく場面がよみがえってくる。どうも映像的に記憶にきざまれてしまったようだ。絵本にすればまちがいなく売れるだろう。 残りの2編は、町娘お初のシリーズ物。超能力ジュブナイル作品といったらいいだろう。「迷い鳩」にはタイトルどおり鳩が登場し、「騒ぐ刀」には犬が登場する。動物系でもあり楽しく読める。 考えてみたら本書は動物シリーズなのか。「師走の客」は十二支(とくにヘビ)と犬、「かまいたち」はイタチ。う~ん、ちと苦しいか。 やはり、ごった煮かな。だから、ミステリーを期待しても、童話を期待しても、ファンタジーを期待しても、みな適度な裏切られ感がある。そこが残念なところだが、個々の出来としては標準といえる。 |
No.8 | 5点 | E | 2010/06/13 23:05 |
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宮部さんの時代モノ小説の中ではやや劣ります・・・かね。
お初は此方が初登場らしいのですが、どちらから読んでも問題なさそうで良かったです。 |
No.7 | 5点 | spam-musubi | 2007/09/06 10:30 |
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お初萌えで。 |
No.6 | 6点 | 如月雪也 | 2005/06/05 09:46 |
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これも時代物の短編集ですね。普通に楽しめました。 |
No.5 | 5点 | HATT | 2004/11/01 21:35 |
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初期の時代もの。どうしても「本所深川不思議草紙」と比較してしまう。全編時代ものではあるものの、ミステリーあり、超能力ありとごった煮の感が否めない。 |
No.4 | 6点 | 884 | 2004/10/27 11:51 |
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「かまいたち」が一番完成度が高かったんじゃないでしょうか。おようさんは結構好きです。 |
No.3 | 7点 | 小太郎 | 2003/04/01 23:53 |
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超能力・時代モノ・ミステリ 宮部みゆきの三大要素が詰まってます。なかなかです。 |
No.2 | 7点 | Alice | 2003/03/15 17:12 |
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ん〜。宮部みゆきの時代物というのもいいですね。 |
No.1 | 8点 | アデランコ | 2001/07/13 16:15 |
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初期の時代物短編集(超能力もの)。 伏線ありありの見事な出来映えでした。 「迷い鳩」に関しては全て解明できました。 お初再登場の「震える岩」も楽しみです。 |