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[ 社会派 ]
霧と影
水上勉 出版月: 1959年01月 平均: 8.00点 書評数: 1件

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河出書房新社
1959年01月

河出書房新社
1962年01月

新潮社
1966年01月

角川書店
1967年01月

朝日新聞社
1973年01月

中央公論新社
1977年10月

No.1 8点 2009/11/08 14:15
東京で発生した詐欺事件を序章とし、その後話は作者の故郷である福井県の海で発見された小学校教員の死体をめぐる事件に移ります。この二つの事件がどこでどう繋がってくるかが問題です。全体としては、興信所員を名乗る謎の人物の正体以外、特に意外性があるわけではありませんが、おもしろく読ませてくれます。
水上勉は、松本清張の『点と線』に影響を受けて初めて書いた推理小説が本作だと語っていますが、冒頭に詐欺事件を持ってきたところとか新聞記者が活躍する点など、むしろ明らかに『眼の壁』との共通点を感じさせます。しかし清張作品以上に、若狭湾から切り立った山の中の、家がたった4軒しかないという猿谷郷を中心とした事件の重要舞台の雰囲気が見事に描きこまれていて、独特な味わいのある作品になっています。


水上勉
1985年04月
修験峡殺人事件
1982年12月
蟲の宴
平均:5.00 / 書評数:1
1976年08月
ヨルダンの蒼いつぼ
平均:5.00 / 書評数:1
1965年01月
海の墓標
平均:5.00 / 書評数:1
1964年01月
吹雪の空白
平均:6.00 / 書評数:1
1963年01月
薔薇海溝
平均:6.00 / 書評数:1
死火山系
平均:6.00 / 書評数:2
飢餓海峡
平均:8.50 / 書評数:8
1962年01月
平均:6.00 / 書評数:1
若狭湾の惨劇
平均:6.00 / 書評数:1
海の葬祭
平均:4.00 / 書評数:1
死の流域
平均:6.00 / 書評数:1
1961年01月
野の墓標
平均:5.00 / 書評数:1
雁の寺
平均:3.00 / 書評数:1
1960年01月
火の笛
平均:6.00 / 書評数:1
平均:5.00 / 書評数:1
巣の絵
平均:6.50 / 書評数:2
海の牙
平均:6.33 / 書評数:3
平均:5.00 / 書評数:1
1959年01月
霧と影
平均:8.00 / 書評数:1