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[ 社会派 ]
死の流域
水上勉 出版月: 1962年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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中央公論社
1962年01月

角川書店
1968年01月

朝日新聞社
1972年01月

中央公論新社
1977年10月

No.1 6点 2010/07/28 21:40
気になる作家の一人として昨年から少しずつ再読している水上勉の中でも、内容を全くと言っていいほど覚えていなかったものですが、意外に楽しめました。
いや、楽しいと言うのは違うかもしれません。北九州の廃鉱寸前の炭鉱町を舞台に、60人近い死者(行方不明者)を出した炭鉱事故と殺人を結びつけたストーリーですが、やはり社会派の巨匠らしく炭鉱問題の煤けたような暗い印象が強烈です。殺人の方はカナリア殺人事件。もちろんヴァン・ダインとは何の関係もなく、身元不明の被害者がカナリアの入った鳥かごを持っていたという事件です。
事故と殺人の結びつきは、有名な『海の牙』の公害と殺人よりもうまく行っていると思います。ただ、手がかりを提供した小鳥屋の扱いは、意味もないミスディレクションになっているだけで不満でしたが。


水上勉
1985年04月
修験峡殺人事件
1982年12月
蟲の宴
平均:5.00 / 書評数:1
1976年08月
ヨルダンの蒼いつぼ
平均:5.00 / 書評数:1
1965年01月
海の墓標
平均:5.00 / 書評数:1
1964年01月
吹雪の空白
平均:6.00 / 書評数:1
1963年01月
薔薇海溝
平均:6.00 / 書評数:1
死火山系
平均:6.00 / 書評数:2
飢餓海峡
平均:8.50 / 書評数:8
1962年01月
平均:6.00 / 書評数:1
若狭湾の惨劇
平均:6.00 / 書評数:1
海の葬祭
平均:4.00 / 書評数:1
死の流域
平均:6.00 / 書評数:1
1961年01月
野の墓標
平均:5.00 / 書評数:1
雁の寺
平均:3.00 / 書評数:1
1960年01月
火の笛
平均:6.00 / 書評数:1
平均:5.00 / 書評数:1
巣の絵
平均:6.50 / 書評数:2
海の牙
平均:6.33 / 書評数:3
平均:5.00 / 書評数:1
1959年01月
霧と影
平均:8.00 / 書評数:1