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[ 社会派 ]
吹雪の空白
水上勉 出版月: 1964年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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光文社
1964年01月

No.1 6点 2018/04/28 11:31
作者あとがきによれば雑誌掲載時には『火の宴』と題されていたそうで、加筆訂正を経て昭和39年にカッパ・ノベルズで出版されたタイトルとは全く違っています。抽象的タイトルは何とでもなりそうであるにしても、特に別視点と言うよりまるで印象が異なるのもどうかと思われます。
序章は福井県山間の村で雪が降り続いた後の朝です。最後までいつのことかは明確にされませんが、たぶん第二次世界大戦中でしょう。第1~2章は昭和21年に起こった殺人と失踪、その後ラストの第15章までで昭和30年の事件が描かれます。社会派ミステリとしては、一家惨殺事件の動機があいまいな想像で終わってしまっていることを除けばきちんと構成されていて好感が持てます。ただ、第1章から登場する新聞記者が、警察と一緒に行動して捜査会議にまで出席するのは実際にはあり得ないと思いますが。


水上勉
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