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[ 社会派 ]

水上勉 出版月: 1962年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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光文社
1962年01月

光文社
2007年09月

No.1 6点 2016/06/14 22:46
『耳』『爪』と並んで、身体の部分1文字のタイトルを付けた作品。水上勉には、警察と民間人とが協力して事件解決に当たる作品も多いのですが、この3作はいずれも警察の丹念な捜査を描いた、その意味では警察小説的な作品です。で、本作はその3作の中では、最もおもしろくできていると思いました。
光文社文庫版巻末の解題では、詐欺事件から殺人事件へと発展していく展開を、松本清張の『眼の壁』と比較していますが、水上勉は既にミステリ第1作の『霧と影』を、詐欺事件から始めています。本作は、最後まで詐欺が殺人と密接に結びついているところが、『眼の壁』や『霧と影』とは異なる点でしょう。それだけにシンプルではありますが、きっちりと構成された作品です。タイトルの眼に関する記述はところどころに出てきますが、ラストは最初の家宅捜査開始時に想像したとおりの眼の扱いでした。


水上勉
1985年04月
修験峡殺人事件
1982年12月
蟲の宴
平均:5.00 / 書評数:1
1976年08月
ヨルダンの蒼いつぼ
平均:5.00 / 書評数:1
1965年01月
海の墓標
平均:5.00 / 書評数:1
1964年01月
吹雪の空白
平均:6.00 / 書評数:1
1963年01月
薔薇海溝
平均:6.00 / 書評数:1
死火山系
平均:6.00 / 書評数:2
飢餓海峡
平均:8.50 / 書評数:8
1962年01月
平均:6.00 / 書評数:1
若狭湾の惨劇
平均:6.00 / 書評数:1
海の葬祭
平均:4.00 / 書評数:1
死の流域
平均:6.00 / 書評数:1
1961年01月
野の墓標
平均:5.00 / 書評数:1
雁の寺
平均:3.00 / 書評数:1
1960年01月
火の笛
平均:6.00 / 書評数:1
平均:5.00 / 書評数:1
巣の絵
平均:6.50 / 書評数:2
海の牙
平均:6.33 / 書評数:3
平均:5.00 / 書評数:1
1959年01月
霧と影
平均:8.00 / 書評数:1