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[ 短編集(分類不能) ] 車井戸は何故軋る 横溝正史傑作短編集 由利麟太郎もの、金田一耕助もの ほか |
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| 横溝正史 | 出版月: 2025年02月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 東京創元社 2025年02月 |
| No.1 | 6点 | 蟷螂の斧 | 2026/08/26 19:24 |
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| ①恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール) 2点 題名通りでオチは分り易い。オリジナリティの観点で低評価。このデビュー作(懸賞小説入選)はフーディーニの映画を日本流に書いたものと(本人談)…「横溝正史読本」(小林信彦氏)より
②河獺 6点 河獺の棲むという古池に、夜な夜な訪れていた美しい娘が殺された…河獺の仕業?(因習を用いた著者の原点らしい作品) ③画室の犯罪 5点 アトリエで画家が死亡。部屋一面血だらけで、モデルがナイフを持って立っていた…返り血(画家の企みと20年後の真相) ④広告人形 3点 醜い画工は、人前に出たい欲求から、張りぼての人形をかぶりバイトを開始。探偵ごっこを始める…「俺が犯人だ」の映画広告(まあ、コントなんだろう) ⑤裏切る時計 6点 アリバイ作りのため、時計を工作したが…ゼンマイ時計(妻殺しの動機は切ない) ⑥山名耕作の不思議な生活 3点 節約、節約と暮らす青年。髪、髭、爪だけはきれいにしている。貯金もしているようだ…女性からの手紙(作中で紹介のある映画と同じような内容で、なんとも) ⑦あ・てる・てえる・ふいるむ 5点 夫は映画のあるシーンを観た後、様子がおかくなる。それは信濃路…元妻の療養先(少年はよく気が付いたね) ⑧蔵の中 8点 少年時代、姉と暮らした蔵の中。青年となり療養先から戻る。古い遠眼鏡で蔵の窓から下界を覗くと…編集長宛の小説(メタ構造はさることながら、耽美的世界も侮れない) ⑨猫と蝋人形 6点 夫を彷彿させるような蠟人形が屋敷の側の川に流れ着いた。胸にナイフが突き刺さっていた…妻の元恋人(お得意のパターン) ⑩妖説孔雀樹 5点 孔雀姫が若い武士に銃撃された。姫は若い娘をさらっているという噂…怪奇もの(「樹」はチェスタトン氏の「孔雀樹」そのまんまW。まあ、筋は違うけど) ⑪刺青された男 8点 胸に刺青を入れた男はシャツを絶対に脱がなかった…死んでしまった娘の刺青(短篇らしい三段落ち) ⑫車井戸は何故軋る 9点 瓜二つな異母兄弟。目の特徴で二人は区別できた。二人は戦場に赴いたが、一人は戦死し、もう一人が復員した。彼は目を負傷し義眼となっていた…身代わり?(ミスリード、アリバイ、動機良し。旧版なので金田一耕助は登場せず) ⑬蝙蝠と蛞蝓 5点 窓下に見える蛞蝓のような女を殺す小説を書いたところ、本当に殺されてしまった…金魚鉢の指紋(小説の内容が、容疑を晴らす?) ⑭蜃気楼島の情熱 5点 富豪は通夜の席で、亡くなった人物が自分の妻と情を通じていたことを知る…妻の死(トリックがバレる可能性が大W) ⑮睡れる花嫁 5点 画家は、妻の遺体をアトリエに放置し続け逮捕された。画家が出所後、そのアトリエで花嫁姿の遺体が発見される…性癖(猟奇性は買うが、解決篇が雑かな) ⑯鞄の中の女 4点 車のトランクから女性の足が…騙される金田一耕助(テープレコーダーを使いたいだけだった?) ⑰空蝉処女 6点 記憶喪失の美女。彼女に一目惚れの青年のやきもき。彼女は赤子をあやす仕草をするのだ…彼女を知る人物の証言(ファンタジーっぽく好きW) |
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