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[ 本格/新本格 ]
そして扉が閉ざされた
岡嶋二人 出版月: 1987年12月 平均: 7.18点 書評数: 68件

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講談社
1987年12月

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1990年12月

講談社
2021年02月

No.48 5点 好兵衛 2011/04/24 02:52
クラインより自分的にはこっちのほうが好みです。

シュチュレーションと緊迫感の引きがよかったです。
そのなかで謎をといていくのですが、
ちょいと一味足りない感じ。

細かいところなどしっかりしていますが、
地味な感じもあります。
1番大きなトリックは好きな方です。
でも、ギリギリな感じ。

岡嶋氏はミステリジャンル以外の、面白さの臭いがします。

No.47 7点 シレン 2011/03/24 15:27
登場人物はとても少ないし、移動もほとんどなし。
ひたすら思考を追う形ですが、テンポ良く読み進められ、楽しめました。
人物にもっと魅力ある設定ならもっとよかったと思います。

No.46 5点 E-BANKER 2010/05/09 17:31
作者の代表作の1つと言っていいでしょう。
密閉空間に閉じ込められた事件関係者4名が、3か月前の事件の真相に迫ります。
プロット自体は特に捻りがなく、読者には解決のための材料が事前には与えられないため、とにかく読み進めていくしかありません。
正直、シェルターから何とかして脱出しようとする「くだり」は事件に何ら関係がないので、最小限にとどめてもいいのになぁ・・・と感じます。
ラストももうひと捻り欲しいですねぇ・・・(欲張り?)

No.45 5点 江守森江 2010/04/29 13:54
過去の事件の当事者達4人が被害者?の母親に核シェルターに閉じ込められ、推理合戦をする設定なのだが・・・・・・。
密閉型サスペンスとしてもタイムリミットが無く盛り上がらない(私なら推理合戦か脱出か、どちらか一方に専念する)
かといって推理合戦も緊迫感がなく、同じ様な推理と否定を繰り返しながら(退屈で途中ウトウトした)徐々に明かされる情報とその先の結論もパッとしない。
※要注意
ここからネタバレします。
実質殺人事件ではなく、実行者に自覚が無い事に加え、実行者を殺人犯と勘違いして庇う者、更にその人物を殺人犯と勘違いして庇う者の三重構造は、複雑なだけで犯人当てとして(実際に殺人犯は存在しないし)カタルシスを齎さず楽しめない。
辣腕弁護士なら実行者は無罪(最悪でも傷害致死で執行猶予付き)に出来るかもしれず、庇った2人は死体遺棄等で無罪にはならない(不起訴ならあり得る)だろうから、推理部分を削って、その後を加えた作品なら奇抜な構成のリーガル・サスペンスとして傑作になったのではなかろうか?

No.44 10点 モグ風 2010/03/27 22:33
今まで読ませていただいた岡嶋さん(岡嶋二人+井上夢人)作品なかではこれが最高でした。
ちなみに当方はクローズドサークルもの自体が大好きですが
そのなかでもすばらしく面白い部類です。
クローズドサークルものが好きな方には是非おすすめしたい一品です。

No.43 8点 touko 2010/02/10 22:38
クローズドサークルの成立のさせ方、推理合戦への持って行き方に新鮮味を感じました。犯人当ても面白かったです。

本格系のミステリ作家には珍しく、アップ・トゥ・データな風俗描写がうまい作者だけあって、今読むと、林真理子とかバブルでGO! 並みのノスタルジアにも浸れるという珍しい作品かも?
女性の登場人物たちの行動・心情に説得力がないという意見も出ているようですが、林真理子あたりの取材に基づいた小説に出てくるバブリーな女子大生たちを思わせる微妙なリアリティが描けていると感じたのですが、勝手に行間を読んだ部分もあるのかも;
それでも、結末ありきでご都合主義的に登場人物の言動を飛躍の連続にしている作品も多い中、当時のトレンディドラマの中だけのことにせよ、それぞれ、こういう行動をしそうだというキャラクター像がまず確立されていたので、ミステリ作品にうまく利用したんだろうな、と思えたし、個人的には非常にスムーズに読めました。トリックそのものより、そのあたりの評価が高得点につながったかな。

No.42 8点 文生 2010/01/23 14:05
閉鎖空間での推理合戦。
独創的なトリックとかはありませんが、本格ミステリとして完成度の高い作品です。

No.41 8点 測量ボ-イ 2009/11/20 21:18
シンプル且つ僕好みの設定で、読んでいて楽しめる作品
でした。
核心部分の記述に関して、何となく違和感を感じていた
のですが、なるほどそういう真相だったのですね!
僕の推理もだいぶいいところまでいったのですが・・・

解決編も納得いくものだったので、高得点をつけました。

No.40 8点 isurrender 2009/07/21 13:29
至極シンプルな犯人当て
楽しめます

No.39 9点 G 2009/03/05 12:05
おもしろかった。
自分の好きな設定だった。

No.38 6点 ぷねうま 2009/02/22 02:08
ベタ、ベタ、ベタ、のオンパレード。
こう書くと面白くなかったのかと思われそうだが、普通に楽しめた。
そして他に特に書くこともない。

No.37 6点 りんちゃみ先輩 2009/01/27 19:44
登場人物も限られ、閉鎖空間で徐々に解決へ導かれていくストーリーは素晴らしい。解決にも納得だ。ただ何となく物足りない。最後の最後で大どんでん返し、そんなのを期待していた。

No.36 10点 ソウ 2009/01/10 20:16
ドキドキ・ハラハラ・最後はびっくり。クローズドサークル好きにはたまらない舞台設定ですが、それはこの作品の序の口です。4人の懸命な議論の中で真相の手掛かりがぽつりぽつりとでてくるのですが、逆にそのたびに、犯人候補者たちの容疑が薄まり、訳が分からなくなる。4人が記憶を整理するなかで生まれた咲子の「空白」の時間に、彼女はいったいどこで何をしていたのか、なんて部分は、へたなホラー映画などよりよほど怖かった。長年の読書好きですが、この作品をこえるミステリには未だ巡り合えません。

No.35 4点 司馬 2008/10/25 19:15
単調なストーリー展開で退屈しました。
結末も平凡。

No.34 5点 あびびび 2008/10/22 13:50
採点7の(かなり楽しめた)である。密室に閉じ込められた男女四人の事件を掘り下げていく数々の会話を被害者の母親がどこかで聞いているという設定がゾクゾクする。

ただ、鮎美という女性。魅力的な容姿というが、初対面で男と出来てしまうのはその会話とは裏腹に、魅力半減ではないか。

No.33 10点 シュウ 2008/09/24 19:03
本書は純粋に犯人当てを楽しみたい人にぴったりです。何しろ犯人候補は4人しかいないのですから。
それでも犯人当ては非常に難しく、謎が解けてみればなるほどと納得できる素晴らしい作品です。
本格の鏡といってもいい作品だと思います。

No.32 7点 白い風 2008/08/31 09:44
密室の犯行現場に閉じ込められた4人の男女が否応無しに事件を振り返る。
そして、真相にたどり着くストーリーだけど、私的には恋愛を含めた人間関係も設定もちょっとビミョウかな。
それに、読者自身が犯人にたどりつけない気がするし・・・。
ただ、緊迫した文章は楽しめました。

No.31 9点 COBRA 2008/06/23 16:50
アガサ・クリスティが考えた?
あのパターンの上を行くラスト。論理万歳!

No.30 9点 こう 2008/04/21 00:17
 少人数で閉鎖空間で会話のみで殺人を追及してゆくスタイルは非常に面白かったです。個人的には岡島二人最良作だと思っています。

No.29 7点 VOLKS 2008/01/29 23:55
こういった設定の小説はかなり好みです。
登場人物達にもう少し魅力があれば+1点。


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岡嶋二人
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