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[ サスペンス ]
クリスマス・イヴ
岡嶋二人 出版月: 1989年06月 平均: 5.58点 書評数: 12件

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中央公論社
1989年06月

中央公論社
1991年12月

講談社
1997年12月

No.12 5点 ボナンザ 2022/02/12 19:35
話としては何のひねりもないパニックホラー系なのだが、文章が読みやすいのでぐいぐい読めてしまう。

No.11 4点 パメル 2017/12/23 12:49
クリスマスに合わせて読んでみた。まあ、最初からそんな楽しいストーリーではないとわかっていたが、なぜ作者は、このタイトルにしたか全く理解できない。タイトルって大事だと思うんだけど。
昔、13日の金曜日というホラー映画がったが、それに近い感じでオチも大体予想できてしまう。
またその映画程、恐怖感は味わえないし展開力にも不満が残る。
ホラー小説と恋愛小説を合体させたような作品だがどちらも中途半端な感じが否めない。

No.10 6点 シーマスター 2011/11/30 22:27
基本的にホラーやスプラッタは嫌いではない・・どころか「スリルを味わえる」ものなら間違いなく好き。

本作は、殆どの読者が読み始めて間もなく、いや読む前から大体の流れと結末は見えているだろう。それはそれでいい。
殺人鬼から逃げ回るだけの小説があってもいいと思う。
要は過程を楽しめるかどうかだが、個人的な感想を忌憚なく言えば全然怖くないし面白かったとも言い難い。
実は私は綾辻行人の『殺人鬼』を結構楽しめたクチなので、それと比較されることが多い本作、ましてや作者が作者なだけに期待していたのだが、岡嶋さんほどの作家でもこういう話を書かせるとこの程度のものしか書けないのか、というのが率直な読後感と言わざるを得なかった。皆さん仰るとおり読みやすさは図抜けているが。
まぁこのジャンルは面白い話を創る力量よりも「いかに恐怖心を煽って残虐なシーンを詳細かつリアルに描写するか」だから得意分野ではなかったということなのかもしれない。

No.9 6点 kanamori 2010/12/24 18:00
クリスマス・イヴに吹雪の別荘で、若い男女が殺人鬼に襲われる一夜の顛末を描いただけのスプラッタ・ホラー。
巧妙なトリックや捻った仕掛けもない非常にシンプルなホラー・サスペンスなので、他の岡嶋作品のような作風を期待するとガッカリ感があるかも知れませんが、単純なプロットをこれだけ一気に読ませるストーリーに仕上げた点は評価したいです。

No.8 6点 vivi 2008/12/12 01:51
ホラーは好みじゃないはずだったのに、
いつの間にか本棚にあった作品(^^;
タイトルからして、読むのは今しかない!と思い、読んでみました。

結論。
ホラーと言うほど、怖くはない。
「パラサイト・イブ」のほうがよっぽど怖いです。
でも、ストーリー展開の上手さは流石ですね。
主人公たちの行く末が気になってしまい、
夜明けまで読みふけってしまいました(^^;
ありがちな殺人鬼ものでしたけど。

No.7 6点 深夜 2008/09/06 00:38
殺人鬼からとにかく逃げまくり・・・という普通すぎるストーリー。ホラーなんでしょうけど、そのありがちなストーリー展開のため、怖さは大幅ダウン。

スラスラ読めるのはさすがだと思うけど、あまり記憶に残らない作品かもしれない。

No.6 3点 こう 2008/05/06 22:35
ホラーとして楽しめる方はいると思いますがミステリ的興味はほとんどなく岡島作品らしくないと思います。スリリングで一気に読ませる力はありますが持ち味を発揮しているとは言えないと思います。

No.5 4点 sophia 2005/07/10 01:15
とりあえずこんなのも書いてみました、という程度のB級ホラー。あまりにも普通。しかもサスペンス的な怖さもスプラッタ的な怖さもあまり感じられませんでした。ホラーを書くのには向いていないのではないでしょうか。

No.4 3点 池田 拓 2002/06/12 22:34
非常に読みやすい文章で一気に読めた。が、なぜ一気に読めたとかいうと、文章に癖が(個性といってもいい)なさ過ぎてまったく怖さを感じることができなかったからだと思う。こういったホラー小説は癖がありすぎて読むのがつらいぐらいの方が恐怖感と良い意味での後味の悪さを堪能できると思うのだが。

No.3 8点 由良小三郎 2002/05/25 15:00
 ジャンル的には守備範囲外ですが(『殺人鬼』も読み終えられなかった本のリストにはいっています。)、どんなものだかみてみました。なかなかスゴクテ、気分としては楽しめたとはいえませんが、低い点数つけるわけにはいかないかというところです。

No.2 7点 テツロー 2002/05/07 22:29
 本気で怖い話だった。(「殺人鬼」は、まだ読んでない)ミステリではなくホラーです。
 この犯人、要するに認めて欲しかった訳か? 女性を強姦しようとする時は、その相手に自分の性欲を? 強姦現場を目撃した人間には、いい女がいたら自分の性欲を満たそうとするのは当然のことだということを? 肩をたたきあって、一緒にレイプなりすることを? いや、作中にこのような心理描写は一切無い。ただ、何かこの犯人の行動に理由を付けんと、気色悪くて。これらの理由とて、正気の沙汰ではないが。
 読み始めれば、話の展開が気になって気になって、一気に読み進められます。

No.1 9点 アデランコ 2002/04/01 14:31
この作品は、かなり怖かった記憶があります。
綾辻氏の「殺人鬼」に通じる、怖さです。


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岡嶋二人
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