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[ 本格/新本格 ]
『アリス・ミラー城』殺人事件
北山猛邦 出版月: 2003年05月 平均: 5.90点 書評数: 30件

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講談社
2003年05月

講談社
2008年10月

No.30 4点 take5 2023/10/01 14:41
すみません。
叙述トリックを楽しみたくて
借りたのですが
途中で寝ていました。
体調のせいでしょう。
こんな理由で評価されるなんて
ファンの方に失礼ですが、
物語や人物そのものの魅力が、、、
否体調のせいでしょう。

No.29 5点 じきる 2022/07/24 02:18
コテコテ本格な世界観は良かったが、トリックはやや拍子抜けの感。
動機については、何も言うまい……。

No.28 6点 ミステリ初心者 2020/12/16 21:22
ネタバレをしています。

 城シリーズを冠するだけあって、今回も非常に変わった城が登場します。さらに、"不思議の国のアリス"や"鏡の国のアリス"が物語全体にかかわっていて、見立て殺人もあります。ただでさえ読みやすいクローズドサークルですが、本作はとくに多いページ数を感じさせないぐらい読みやすかったです。

 多くの殺人が起きますが、推理小説的見どころは、鷲羽殺しの密室と、叙述トリックです。
 鷲羽殺しの密室は、トリックのためのトリックですが、割りきって考えたほうが楽しめます。主に"どうやって鍵を室内(被害者の口に)入れられたか"の問題なのですが、解決はなんだか狂気的方法で魅力的です(笑)。ちょっと強引さも感じましたが、本書で最も好きな部分でした。
 叙述トリックについては、わりかしスタンダードな"一人増えている"系です。正直、これについては他に3作品ほど見たことがあるため、既視感が強かったです。しかし、自己紹介の場で、物語中のアリスと物語で有名なアリスを混同させて読者を惑わすトリックは好きです。アリスが本によく絡んでいると思います。また、最初に探偵の数を表記していたり(私は名前をメモしていたのに気づかなかった(笑))、チェスの駒の数を表記したり、割とデカいヒントもあったのはポイント高しです(笑)。
 

 以下、難癖部分。

・探偵が集まった意味は?(笑)
 トリックが犯人にとって必要のないもの→探偵を騙すために仕掛けた…という言い訳にはなっている(のか?)のですが、そうすると今度は、読者に伏せられていたアリスの存在は探偵は知っていたにも関わらず、誰も言及しないのか? という不可解さがあります。海上なんて、目撃してアリスだと言っておきながら皆殺ししようとする(笑)。海上のバカさが最大のミスリードかもしれません。
 また、個人的に、"探偵が集まった"とくれば、毒チョコ並みの議論合戦を期待しました。しかし物語中の登場人物は探偵とは程遠い人たちでした…(現実世界の探偵かもしれないが)。

・一人増えているトリックについて
 他作品は、あの手この手で読者を騙したり、また他のトリックと融合させたりしていました。それに比べ、本書はプラスアルファが少ないです。さんざん使われたネタをやるにしては物足りなさを感じます。

No.27 6点 Kingscorss 2020/08/31 22:05
基本的にはすごく引き込まれて読みました。探偵たちを孤島の城に集めて、次々と殺人が行われていくというプロットもかなりベタですが好きです。探偵たちのキャラクターもうまく描写されてあると思います。

トリックもまぁどっちかといえばアンフェアだと思いますが、一応伏線っぽいのはキチンなされてます。

一番の問題は賛否が別れ議論されているメイントリックが完全に大御所である〇〇〇〇(漢字四文字)さんの代表作の一つ、〇〇〇〇〇〇〇事件のパクリ(もしくは知らなかったが勉強不足で二番煎じになってしまった)なことじゃないでしょうか。それがなければ+2点ぐらいの衝撃だったと思いますが、既にあちらを読了していたので、あまり驚きはありませんでした。いや、これ完全にパクリやん…と感じただけで… それが残念です。

パクリじゃなく、ただの叙述の一つという方もいると思いますが、叙述の革新的な犯人隠匿方法としてはまるっきりやり方が同じと感じてしまいました…

No.26 10点 mimsk 2020/07/24 00:09
好き

No.25 4点 パメル 2019/04/23 01:13
孤島にある「鏡の国のアリス」をモチーフにした奇妙な城に集められた探偵たち。そこでの密室殺人に人物消失トリック。殺人事件が起きるたびに、消えていくチェスの駒とワクワクさせられる要素は多い。
クリスティの「そして誰もいなくなった」をベースにした綾辻行人氏の「十角館の殺人」をさらにベースにし、作者お得意?の物理トリックをプラスしたような作品。
この作品のメインとなるトリックは、いわゆる叙述トリックになるのだが、同種のトリックには筒井康隆氏の某有名作品の先例がある。筒井康隆氏の場合、一人称でミスリードするが、この作品は三人称で展開していく。
集団状況における人間心理に目をつけ、「木の葉を隠すなら森の中へ」という従来の本格ミステリの思考回路ならば「人間を隠すなら人間の集団の中へ」となるだろうが、作者は「人間を隠すなら●●として●●●●」と発想をずらした。このような発想だけは意外性があり評価できる。
ただし、読者に対し推理できる手掛かりが少ない点は不親切に感じるし、行動があまりにも不自然なためトリックとして成功しているとは言い難い。また動機に関しては、納得いく人はいないでしょう。
久しぶりに、読書に費やした時間を返してくれと思った作品。(3点と迷ったほど)

No.24 9点 ロマン 2015/10/22 15:49
所謂本格ミステリの要素が多く詰め込まれていた。密室、顔無し死体、クローズド・サークル、見立て、インディアン人形、ミスリードなど、そのどれもがミステリで多用されているものでありながら陳腐なものではなく、その奇形さに驚かされた。トリックについて、全ては作中では明かされないため、情報を整理してから読み返さないとトリックの本質を暴く事は出来ない。それらと、このシリーズの世界観を捉えたうえでもう一度犯人の名を考えたとき、悪寒に襲われることは請け合いだ。

No.23 1点 ➕α 2015/01/25 20:38
読み終わって、買った事を後悔した本はこれが初めてです。
本を投げたのも。
犯人も動機も、は?って感じでした。

No.22 9点 公アキ 2015/01/11 14:23
(ネタばらし有り)

 真相ーー「アリス」の存在を明らかにされてから再読すると、海上が「アリスを見た」と叫ぶ場面の見え方があまりに変わりますね。
 探偵達が孤島の館に集められて、という「いかにも」な設定のわりに、本作の主人公であるかのように描かれていた鷲羽が最初に殺されたり、「探偵に推理させるための密室」が構築されたり……と、「クローズド・サークル」好きの読者にはたまらないんじゃないかと思わせられるような王道とメタ・王道のような相反する二つの要素でべっとりと色付けされた作品でした(少なくとも私にはたまりませんでした)。

(もう何年も前に読んだきりの状態でのレヴューです)

No.21 4点 名探偵ジャパン 2014/09/13 22:47
「エ? コノヒトナニイッテンノ?」
読み終えた素直な感想がこれだった。どうやらそうらしい、と思っていたが、確信が持てず、かといってこれだけの分量の小説をすぐに再読する気も起きず。結局解説サイト等を回って、真相をようやく理解した。今まで読んだ中で最も難解な作品だった。
辛い点数を付けたが、これはひとえに、一読で作者の狙いを読めなかった(最後まで読んで「やられた!」というのとは訳が違う。最後まで読んだのに「理解できなかった」のだから)私のミステリ読者としてのレベルの低さによるもの。小学生が高校数学の問題を理解できずに、「何だよこれ」といちゃもん付けるのと似たようなものだと思っていただきたい。
本来であれば私が本作に点数を付けること自体、おかしな話なのだが。(理解できなかったやつに採点されたくないよ、と作者なら思うだろう)こんな読者もいたということで勘弁していただきたい。
本作のレビューはスルーしようと思ったが、自分の至らなさに対する戒めとして書いておくことにした。

No.20 7点 測量ボ-イ 2014/01/26 07:43
なるほどのトリックですね。本格好きの方なら十分楽しめる
作品でしょう。
犯行動機がとかく批判されていますが、リアリティをあまり
重視しない人にとっては気にならないのでは。

No.19 7点 メルカトル 2014/01/18 23:24
再読です。
素直に面白かった、いかにも本格ミステリらしい作品。えっ、それじゃダメ?そうね、例のトリックが問題なんだよね。確かに伏線が少ないし、手掛かりがほとんどないので、我々読者が真相を看破するのは相当難しいだろう。つまり、ずばり誰が○○なのかを推理するのに支障はあるのかどうか。フェアかどうか問われれば、どちらとも言えない。少なくともアンフェアではないと思うが、やや勿体付けて隠蔽しすぎのきらいはある。
もっと大胆に伏線を張れば、平均点は上がっただろう。しかし前例があるので、その辺りは評価が分かれるところだ。
一方、物理的トリックに関しては、個人的には分かりやすくて明快で、これは好印象である。勿論、机上の空論的な感じは否めないが、それを承知の上でもう一段上を行く推理を披露しているので、全く問題ない。
動機に関しては、残念ながら問題外。これだけの労力を使って大量殺人をおこなうくらいなら、他にいくらでも方法があろうと言うもの。まあしかし、探偵ばかりを孤島に集めるというアイディアは面白いし、読み応えも十分で、私としてはかなり満足している。

No.18 8点 アイス・コーヒー 2013/12/25 14:36
『城』シリーズ三作目。ルイスキャロルの「アリス」とクリスティの「そして誰もいなくなった」を題材にした作品。

メイントリック(ネタバレはダメだけど、某名作と似てる)は好き嫌いが分かれるところ。「フェアかアンフェアか」の恒例の論争になりそうだが、そもそも読者にとっては架空の世界の証拠なんて何の意味も持たないのだから、ある程度の伏線がはってあるならこの論争は不毛。ただ、いわゆる「吹雪の山荘」の中でも特殊な類に入る作品だからこういう実験的な試みもありだと思う。演出は、もう少しこだわってほしかったが。
著者ならではの物理トリックは好調で、ダイナミックに仕掛けてきた。序盤で出てくる「物理トリック談義」も面白かったが、やはり、クライマックスの推理で「アンチ物理」的な内容が出てきたことは推理小説としての大きな飛躍だ。物理を追求してきた著者の、一つの結論ともいえるかもしれない。
しかし、物語としてはまだ描き足りないところがあるし、何よりこれはかなり上級者向けだ。(動機が論外なのもまた事実だが、じゃあ、もっとまともな理由を思い付くかといわれてもそうではないだろう。これがミステリの限界なのだろうか。)自分が探偵だったらもっと楽しく読めたかもしれない。
もちろんミステリの初心者も読んではいけない。まずはクリスティの「そして誰もいなくなった」、しばらくしたら変化球の「『アリス・ミラー城』殺人事件」を。

No.17 1点 abc1 2013/04/21 00:34
雰囲気は嫌いではないですが、トリックが。これは筒井御大の『ロートレック荘事件』の丸パクリやないですか。

No.16 7点 mozart 2012/08/07 17:18
ラストまで気づきませんでした(見事に騙されました)。ちょっとあんまりじゃないかと読み返してみましたが、確かに、アンフェアではない・・・んでしょうね。でも、こういった話は結構好きです。

No.15 8点 文生 2012/04/03 11:05
孤島に集められた探偵たちがひとり、またひとりと殺されていく、いわゆるクローズドサークルもの。


メイントリックが某作品のパクリといわれたりもしましたが、自分的にはこっちの方が好み。まず、著者ならではの終末感溢れる幻想的な世界観がツボで、最後の騙し絵的などんでん返しも世界観にマッチしていて痺れました。
まあ、これは極めて個人的な嗜好に寄りすぎた評価であり、純粋に本格ミステリとしてみた場合はそこまで高い点数はあげられないのかなとは思う。

No.14 7点 シレン 2011/10/19 11:31
今回は完全に「ミステリー小説」であることを押し出してきた感じ。
舞台も前2作と比べて現実的?でしたし。
十八番の物理トリックはなかなかぶっとんでますが面白かったです。

No.13 4点 蟷螂の斧 2011/09/27 19:11
(ネタバレあり)「○○荘事件」と同じでしたか・・・。この手のトリックはあまり好きではありません。犯人に関する記述がもっとあれば、騙されたと納得しますが。殺されてもかまわないと思って集まる探偵達の必然性が理解できませんでした。

No.12 1点 ムラ 2011/07/01 19:33
登場人物全員がある犯人を疑わないのが理不尽さと、この物語の犯行動機に本を投げたのでこの点数で。
せめて動機がまともだったら許せました。
わかりやすく伏線張りまくってるところだけ……(ちょっと安易に張ってる気もするけど)
こういうトリックは、物語を栄えさせるためにあるのであって、物語を殺すためにあるんじゃないと思う。トリックのために物語をガタガタにするのはいただけない。

No.11 8点 seiryuu 2010/07/16 17:10
読んでいておかしいなとは思っていたけど
ラストまで全然気づかなかった!
しばらく呆然・・・
数々の叙述トリック探しに再読した。
ちょっとずるい叙述トリックだよね。
そして動機がおかしい。


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