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ミステリの祭典

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884さんの登録情報
平均点:5.87点 書評数:104件

プロフィール| 書評

No.24 5点 船上にて
若竹七海
(2004/01/14 20:46登録)
 好みは「船上にて」「優しい水」。…下の方と同じですね(笑)。あとは強いて言えば「てるてる坊主」かな。


No.23 6点 掌の中の小鳥
加納朋子
(2004/01/13 23:38登録)
 相変わらず現在はすべて丸く収まってますね。少し普段より大人向けの加納朋子がここにいます。


No.22 6点 いちばん初めにあった海
加納朋子
(2004/01/13 12:39登録)
 関係のない話し2編かと思ったら、一作目の友人が二作目のヒロインなんですね、たぶん。
:いちばん初めにあった海
 きれいに話がまとめてあります。中盤から少し話を焦っている嫌いはありますけど。
:化石の樹
 一作目の設定を引きずりながら読んだので、悪い方に想定させといて最後にいい方にひっくり返す感じですね。この人の作風かな。
 語り調は正直苦手なんですが。


No.21 5点 天帝妖狐
乙一
(2004/01/13 11:42登録)
:A MASKED BALL
 タイトルの意味は不明です。
 頭とお尻が綺麗に対応してていい感じです。
:天帝妖孤
 手紙文は嫌いなので減点が入ります。
 テーマとしてありふれていて、感じることが少なかったです。


No.20 6点 チョコレートゲーム
岡嶋二人
(2004/01/12 17:12登録)
 主人公が中年のおじさんの学園ものってのはなかなか珍しい気がします。教師ではなく保護者です。そのあたりで中盤、かなり痛い感じを出してましたね。
 非情に推理小説チックな推理小説でした。最後ははぐれ刑事みたいで前時代的でしたけど


No.19 6点 今夜は眠れない
宮部みゆき
(2004/01/12 17:11登録)
 ハッピーエンドです。怪しさ満載の人は予想通り一味でしたが、真犯人は意外でしたね。逆だと思ってましたから。
 主人公の友人の彼は変人ですね。推理と言うよりは妄想に近い気がします。宮部の論理構造には説得力が薄い気がします。
 読後感はわりと普通。


No.18 6点 ターン
北村薫
(2004/01/12 10:04登録)
 序盤つまらない一人語りが長々と続いて辟易したあたりで話が進みはじめます。あのあたりは序だからもっとスリムにしてくれた方がありがたいんですけどね。一人問答もフリだったみたいです。
 中盤からしばらくはわりとおもしろいです。ただ「くるりん」の中にもう一人ぶちこむ必要があったのかには疑問符がつきますが。

 どうも人と同じ感想しか持ってないみたいですね(笑)。


No.17 7点 悪いうさぎ
若竹七海
(2004/01/10 22:58登録)
 失踪した少女の行方を追うのが主筋で、親友の彼が結婚詐欺師なのは脇です。脇が晶の負担以上の役割を物語で果たせてないのがおしいかな、と。
 どんでんがえしがいつくるのかと思ったら、そのまま大団円を迎えてしまってびっくり。この人の場合はひっくり返さないことが逆にサプライズになりますね(笑)。


No.16 7点 クラインの壷
岡嶋二人
(2004/01/08 12:38登録)
 中盤の推理小説的な、ヒントから仮想空間を見抜くあたりが楽しかったり。どんでんがえしから冒頭に続くわけですが、最後に救済がないのは好みじゃないですね。全て片づいてハッピーエンドと見せかけて転落の予感がするような感じのホラー映画チックな引きのほうが好きですが、それは個人的な好みの問題ですが。


No.15 7点 虹の家のアリス
加納朋子
(2004/01/07 12:05登録)
『螺旋階段のアリス』の続巻、ジャンルとしては連作短編集になるんでしょうか?
 相変わらずの暖かみがあり、毒もさほど強くなく、ほどよい読後感を与えてくれる作品にしあがってると思います。


No.14 5点 失踪HOLIDAY
乙一
(2004/01/06 10:40登録)
:しあわせは子猫のかたち
 突然推理小説。登場人物が少ないので犯人は一瞬でわかります。犯人の心裡には入っていきません。
:失踪HOLIDAY
 どんでん返しは予想どおり。ただ掠れ声の男は想定してませんでした。正直彼は嫌いです。


No.13 7点 ささらさや
加納朋子
(2004/01/03 23:38登録)
 読後感はわりかしいいです。若竹読んだ次なのでさっぴいて聞いてください(笑)。
 主人公は今にも折れそうな割に心は太い、という設定に見えますが、中身もポキポキ折れそうな感じです。そんな彼女が生きていけるのは周りの悪意をスルーできる心の広さと、厚意をもらえる性格の良さでしょうか。
 どうでもいいことなんですが、正直郵便配達員の兄ちゃんが話しに絡まなくてさびしいです(笑)。


No.12 5点 心のなかの冷たい何か
若竹七海
(2004/01/02 15:53登録)
 2部構成で第1部は手記形式。しっかりと騙されました(笑)。
 第2部は第1部の内容をひっくり返すような感じ。結論は若竹らしくどろどろです。珍しく主人公には大した裏がありませんでしたけど。おまけ的な要素としてはラビが出てきました。主人公はマリンです。


No.11 6点 死んでも治らない
若竹七海
(2003/12/27 23:23登録)
 雑誌連載の話の合間に、警官時代の主人公の話を挿入してあります。ただしそれが正しく伏線になっているのは1話だけで、あとはよくて関連話のっけてあるだけですね。作品世界の時系列がいじれないのでしかたないですが、1話が最後に来るようにしてあれば読後にカタルシスを感じさせることができたかもしれません。単行本化するときに思いついたんでしょうが、雑誌連載する前から決めていたのでなければする必要はないでしょう。
 ミステリは漫然と読んでてはいけないんだな〜と(笑)。作者が故意に書き落とした情報を推測するのが本義なんですかね。著者によれば「登場する犯罪者がみなまぬけばかり」だそうですが、主人公が語り出すまで謎に気付かない読み手の僕もまぬけということになるんでしょうか。


No.10 7点 クール・キャンデー
若竹七海
(2003/12/26 17:39登録)
 伏線を全部回収してるところは偉いと思います。
 最後のどんでんがえしはすごいですね。インパクト的にはB級ホラー映画か、アウターゾーンか(笑)。


No.9 5点 スキップ
北村薫
(2003/12/26 17:19登録)
 主人公が妙にアクティブですね。嫌なことをやるのが信条のかたらしいですが、途中から悩むこともなく一ノ瀬真理子と桜木真理子の同一性に悩むこともなく、ただの中年女性教師の青春偶像劇にアクセントがついただけになってしまってます。全体に都合の悪いことからは目をそらしている感じが否めません。ただの記憶喪失との違いをもう少しはっきりと打ち出して欲しかったですね。


No.8 6点 覆面作家の夢の家
北村薫
(2003/12/26 11:51登録)
 回を増すごとに話が小粒になってる気がします。
 エンディングはきれいにまとめたような、そうでもないような(笑)。


No.7 5点 覆面作家の愛の歌
北村薫
(2003/12/26 11:50登録)
 覆面作家シリーズ第2段。
 はなしはこなれてきてますが、勢いは減ってる気がします。それなりにミステリしてて、正直に言うと好みじゃないです。


No.6 7点 月曜日の水玉模様
加納朋子
(2003/12/23 00:05登録)
 月曜日の水玉模様は、黄色の地に黒の水玉模様ですよ? 作者怒らなかったんですかね、文庫の表紙見て。
 流れもよく、普通に楽しめた一冊でした。


No.5 6点 魔法飛行
加納朋子
(2003/12/22 11:51登録)
 ななつのこ、の続きです。より駒子の周辺にスポットが移ってますが。
 瀬尾さんの性格が『ななつのこ』よりますます希薄になっていて残念です。

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