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ミステリの祭典

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「時」の3部作・1

作家 北村薫
出版日1995年08月
平均点6.56点
書評数27人

No.27 5点 ボナンザ
(2021/03/07 14:00登録)
北村薫らしい読みやすい展開と情緒的な主人公の心情がこの設定を馴染みやすいものにしていると思う。

No.26 7点 TON2
(2012/11/13 19:17登録)
新潮社
高校3年生の女子高生が、突然25年後の自分にタイムスリップしてしまったらしい(「らしい」というのは、本当にタイムスリップしたのか、単に25年間の記憶をなくしたのかわからないため)という青春ファンタジーです。
この作品の優れている点は、17歳・18歳といった高校生の心がエログロなしできれいに描かれ、それに共感できることです。30年前の自分は、こんなふうにいろいろと考えていただろうか、感じていただろうか。もっと薄っぺらだったように思います。それでも、もう一度高校生に戻りたいと思いました。

No.25 5点 白い風
(2012/07/13 23:08登録)
時と人・三部作の第一編目。
学園物・青春物だね。
北村さんの作品だから、最後はトリックと云うかオチがあるのかと思っていたけど、平凡はラストだったので、ちょっと肩透かしだった・・・。
やっぱり、『日常の謎』を解く他のパターンの方が好きだな。

No.24 3点 つよ
(2011/05/02 21:39登録)
うーん。ミステリィとしては...
SFとして読むべきでしょう。

No.23 6点 yoneppi
(2011/03/23 22:15登録)
ターンを先に読んでから流れで読んでみた。生徒にあだ名を付けて教師生活に馴染んでゆく主人公に違和感があったが、ラストには結構感動できた。17歳に戻るオチじゃなくてよかったとつくづく思う。

No.22 6点 vivi
(2008/03/08 13:53登録)
私の認識するミステリとは全然違うんですけど・・・
シチュエーション小説というか、ファンタジーというか。

女流作家だったら、絶対書けない物語だと思います。
逆だったら書けると思うけど。
つまり、42歳→17歳だったら、楽しく書くと思います。
それくらい、女性の身には衝撃の話ですね・・・

主人公のキャラを考えると、
こういう結末に落ち着いていくだろうというのは予想範囲。
でも・・・すごい17歳すぎると思いました(^^;
だって、普通、同世代にあんな説教できないよ~。

No.21 6点 なの
(2007/06/23 19:32登録)
ちょっと葛藤が無いですよね。
いきなり子持ちの中年女になった割には悲壮感が薄くて・・・。
それなりに楽しめますが、読後感がアッサリ過ぎと言いますか。

No.20 10点 どんたま
(2004/11/04 20:34登録)
実は

No.19 8点 綾香
(2004/08/22 13:18登録)
自分が「スキップ」してしまったら…と考えてしまった。ラストは17才に戻ってほしかったな〜。あと、おばさんになってしまった自分を受け止めているのが、私には理解できないと思いましたね。全体的にはスラスラ読めてよかったですね。

No.18 7点 バファックス
(2004/07/03 02:17登録)
秘密に続く?

No.17 9点 ぶんぶん
(2004/02/07 21:56登録)
痒くなるようなところも多々ありましたが全体的によい雰囲気で好きです。最後があんなに透明感がありすっきりとしたのは初めてでした。

No.16 8点 ばやし
(2004/01/11 18:14登録)
2週間くらい前に読み終えたんですが「えぇ?!おもしろいじゃん!!」って思いましたねー(いい加減読まず嫌い直さなきゃな私)これはかなりおもしろいですね^^ドラマでは新田君=金子賢だったらしく「あれ?」って思った今日この頃〜

No.15 5点 884
(2003/12/26 17:19登録)
 主人公が妙にアクティブですね。嫌なことをやるのが信条のかたらしいですが、途中から悩むこともなく一ノ瀬真理子と桜木真理子の同一性に悩むこともなく、ただの中年女性教師の青春偶像劇にアクセントがついただけになってしまってます。全体に都合の悪いことからは目をそらしている感じが否めません。ただの記憶喪失との違いをもう少しはっきりと打ち出して欲しかったですね。

No.14 8点 なな さんいち
(2003/09/09 23:59登録)
ミステリィ?
それはさておき、心理描写がとてもうまいと思う。
「自分がこうなったら」と考えると、頭がくらくらした。
しかし、ホームラン的要素がないので、評価9・10とまではいかなかった。

No.13 9点 alchera
(2003/02/23 02:17登録)
全体的な話の流れとか、整合性とかを考えると疑問も多々感じる。いくらなんでも高校2年生でこの行動はできないでしょう、と思う。

でも彼のお話は連ねていくひとつひとつが美しく。「これはわたしが感じたことだ」と思える部分も随所に見られ。……結局、読み終わると切なくなってしまう。全部じゃありませんけどね。これはそう。言葉にするのは難しいけど、わたしにとっては心に入った小説でした。

No.12 5点 なおみ
(2003/02/07 16:48登録)
ちょっとつらかったですね。苦手です。
決してどろどろしているお話ではないんですが
なんか暗い(汗)
途中で読むのを止めようと思ったくらいですが
最後まで読んだら,読後感はよかったです。

No.11 8点 由良小三郎
(2002/04/16 22:36登録)
個人的には、北村薫をかなり読むようになったきっかけの「初北村」だったわけですが、いい話ではあるけど、やや学校の推薦図書という感じのやぼったさを感じます。この作品がミステリかどうかは作品の評価とは無関係なんですが、ガチガチの本格ミステリからのはずれる方向も、いろいろあるとおもうのですが、ある方向にずれてミステリと一般小説の境界線上にあると僕が思う作品の1つです。
高校生だった主人公が、目覚めると年をとって高校の先生になっているという設定で、どうしてそんな事になったかというのが、解明されない謎なのですね。
謎の解明よりも、異常な設定の中での心理や行動に物語の主眼を置くこういった物語をミステリの分野にいれるかどうかという議論をして、ミステリとは何かを考えるのにいい例だとおもいます。

No.10 8点 のり
(2002/02/13 01:29登録)
最後どうなんだろ?っていう期待感だけで引っ張るかと思いきや、そのプロセスもかなり良い感じ。吉田秋生みたいだけど。

No.9 4点 あき
(2002/01/27 05:56登録)
イマイチ。あの生き方は素晴らしいけれど,それを読んでも共感できることはなかった。

No.8 10点 小太郎
(2001/09/19 13:42登録)
読み返す度に新しい発見があるのは驚くばかりです。
(一度読んだだけで評価するのは早計、少なくとも二度読まなければ分からない箇所がある)
一行一行が、こんなに緻密に繊細に書かれている本に、はじめて出逢いました。

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