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ミステリの祭典

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船上にて

作家 若竹七海
出版日1997年02月
平均点6.20点
書評数5人

No.5 6点 まさむね
(2019/02/16 18:43登録)
 ノンシリーズの短編集。各短編の初出が1992年から1996年なので、作者にとっては比較的初期の短編集と言えそうです。若さの影響もあるのでしょうか、彼女の十八番である「苦み」も含めて、多少角が立っているような印象を受けました。決して嫌な「角」ではなく、むしろ楽しめたという側面もあるのですがね。マイベストは、ほっこりブラックユーモア系の「優しい水」でしょうか。

No.4 6点 dei
(2007/09/18 22:01登録)
粒揃いな印象。ただあまり印象に残らず。

No.3 6点 なの
(2004/09/16 23:11登録)
かなりブラックな味付けの短編集です。
連作でもなくテーマに一貫性も無い為、小粒な印象を受けます。
勿論、一作一作のレベルが低いわけではありませんが・・・。
『優しい水』『手紙嫌い』が、ブラックでありながらユーモラスで高評価。

No.2 5点 884
(2004/01/14 20:46登録)
 好みは「船上にて」「優しい水」。…下の方と同じですね(笑)。あとは強いて言えば「てるてる坊主」かな。

No.1 8点 由良小三郎
(2003/03/17 19:20登録)
連作でない若竹さんの比較的初期(1992〜1996)の短編を集めた短編集です。かなり技巧に走っているので評価が分かれるところだと思います。僕としては表題作「船上にて」がO・ヘンリーを題材にしているので「文豪物」が好きな僕にはこれだけで、点が甘くなります。その他、「優しい水」なんかがいいかと思いました。

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