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ミステリの祭典

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虹の家のアリス
アリスシリーズ

作家 加納朋子
出版日2002年10月
平均点6.60点
書評数5人

No.5 6点 白い風
(2012/10/10 12:52登録)
「螺旋階段」の続編だけに、すーっと入っていけましたね。
やっぱり、仁木と安梨佐のキャラがいいのでそれなりには楽しめますね。
それに本の題名になっている「虹の家のアリス」のようにほっこり出来て温かくなれるのもいいね。

No.4 6点 vivi
(2009/09/26 17:56登録)
大きな衝撃のあるトリックなんかは無いので、
ミステリとしては薄味な感じではあるのですが、
安梨沙や、仁木の家族など、
キャラクタの成長や時間の流れが気になります。

本物の探偵事務所はもっとシビアなのだと思うけど、
こんな童話のような探偵物語も悪くないと思いました☆

No.3 7点 こもと
(2007/10/26 21:03登録)
 加納ワールドだなー、と思う。
 加納氏のデビューは、私にとって鮮烈な出来事だった。 氏の文章はシンプルだけれど、言葉が足りないわけではない。 かと言っておせっかい過ぎる程くどいわけでもない。 ただ、書かれている文章以上の感情が行間に存在し、二十代の女性がこんなお話を書いているということが、私には衝撃だった。
 ふわふわとして、あったかくて、切なくて、でも、ピンと背筋が伸びた小説。 あれから十数年が過ぎた今も、加納ワールドは健在だ。 オススメは表題作。

No.2 7点 なの
(2004/10/15 16:26登録)
前作同様、血生臭い事件のない柔らかな短編連作です。
しかし・・・回が増す毎に悪魔化していく安梨沙に驚愕。
『牢の家・・・』は流石にヤバくないですか?
『鏡の家・・・』には騙されました、正直一番驚きましたよ。
ラストでは完全悪魔化した安梨沙、続編があったらどうなってるのでしょうか(苦笑)

No.1 7点 884
(2004/01/07 12:05登録)
『螺旋階段のアリス』の続巻、ジャンルとしては連作短編集になるんでしょうか?
 相変わらずの暖かみがあり、毒もさほど強くなく、ほどよい読後感を与えてくれる作品にしあがってると思います。

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