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ミステリの祭典

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いちばん初めにあった海

作家 加納朋子
出版日1996年09月
平均点7.25点
書評数8人

No.8 8点 VOLKS
(2008/02/25 10:21登録)
すぅっ・・・と心に沁み入る文章で綴られているので、素直な気持ちで読むことが出来、読後感も良い。
2編ともいい話だと感じた。

No.7 8点 なの
(2005/05/03 22:01登録)
優しく温かい『再生』の物語。
加納節全開、とにかくいい話です。
表題作のみではどうもすっきりしない感もあるんですが、
二作目で解消、清々しく爽やかな結末を迎えます。
とにかく皆救われる・・・ハッピーエンド万歳。
やっぱりこの方、短編連作で一番本領発揮をされるようです。

No.6 6点 884
(2004/01/13 12:39登録)
 関係のない話し2編かと思ったら、一作目の友人が二作目のヒロインなんですね、たぶん。
:いちばん初めにあった海
 きれいに話がまとめてあります。中盤から少し話を焦っている嫌いはありますけど。
:化石の樹
 一作目の設定を引きずりながら読んだので、悪い方に想定させといて最後にいい方にひっくり返す感じですね。この人の作風かな。
 語り調は正直苦手なんですが。

No.5 6点 ばやし
(2004/01/11 18:00登録)
これって2作からなってるやつだよね??(って誰に聞いてるの私!!)2作目の方がおもしろかったですあたし的には^^これ読んだのも中学の時だ〜懐かしい!!

No.4 6点 うめ
(2003/12/05 15:00登録)
最初はふわふわしたカンジが自分にはあわないかも…、などと思ったのですが、最後の方は一気に読めました。これを機に、他の作品も読んでみようと思います。

No.3 7点 風車
(2003/09/29 19:13登録)
 文章が特に上手いとは思わない。なのにここまで引きつけるのは何故だろう。表現が実に多彩で美しく、また、傷を労わるかのように優しく、包み込んでしまうような雰囲気だったからだろうか。
 また、全く予想しなかった繋がりにも驚かされた。作品の構成、雰囲気などが似ているとは全く思えないが、驚きと感慨を与えてくれるという点においては或る意味、乙一や京極の作品と通じるところがあるのではないだろうか。
 やや薄味で、構成がふやけているように軟らかい為、あまり得意なジャンルではないのだが、前述の通り引きつけられてしまった。面白い。

No.2 7点 由良小三郎
(2002/05/30 20:38登録)
非常に(異常に)傷付きやすい性格の女性を主人公にすると、たしかにきれいな物語ができあがるわけです。雰囲気は非常にいいです。僕としては、この主人公に近藤史恵さんの主人公の合田師に「喝」をいれてほしいと思いました。サブ主人公の女性はいいキャラです。

No.1 10点 りゅうな
(2002/03/06 10:23登録)
彼女の作品中一番好きです。何度読んでもラスト泣けて来て困るくらい。

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