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ミステリの祭典

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覆面作家の愛の歌
覆面作家シリーズ

作家 北村薫
出版日1995年09月
平均点6.20点
書評数10人

No.10 6点 虫暮部
(2023/08/31 12:23登録)
 全体的に強引。謎の為の特殊な状況を作り出す為に犯人に特殊なメンタリティを付与した感じ。でもそもそも探偵役のそれが特殊だからねぇ。
 「お茶の会」のホワイは上手いところを突いていると思った。“どこかで聞いたような三人組” は横溝正史のアレだよね。

 ミステリ要素以外の部分はとても好ましい。
 因みに、ストーンズが a poison kiss と歌うのは「 I Go Wild 」と言う曲。

No.9 5点 ボナンザ
(2021/01/07 21:01登録)
円紫シリーズもそうだが、日常の謎と見せかけて結構血生臭い方向になったのはネタ切れだろうか。
電話のトリックは乱歩を彷彿とさせるがそれより手が込んでいて良かった。

No.8 6点 文生
(2017/11/05 19:34登録)
2重人格のヒロインと主人公との掛け合いが楽しいシリーズ第2弾。
ミステリーとしての出来はそこそこですが、気軽に楽しめるものを探している人にはおすすめのシリーズです。

No.7 6点 まさむね
(2013/02/16 21:09登録)
 覆面作家シリーズ第2弾。
 登場人物の会話シーンが実に楽しい。全体的にサクサク読み進められるのも良いですね。ちなみに,表題作はこのシリーズ随一の本格色を醸し出しています。

No.6 6点 TON2
(2012/11/25 17:09登録)
角川書店
「覆面作家のお茶の会」「覆面作家と溶ける男」「覆面作家の愛の歌」の3作。
覆面作家こと大富豪の娘、新妻千秋の天国的な美貌にふれてみたい。

No.5 7点 E
(2010/01/01 22:38登録)
相変わらずサクサク読めるミステリー短編集。
三部作(?)で終わってしまうとは悲しいなぁ・・・

No.4 7点 レイ・ブラッドベリへ
(2008/02/17 02:15登録)
 北村薫さんの「覆面作家シリーズ」については、LANDERさんやVIVIさんが、適切な書評を述べられています。それに対して僕は、これらの作品を読むと、つい、主人公の「謎めいた女性」としての魅力に、惹きつけられてしまいます。つまりミステリとしてのトリックなどよりも、僕の遥か昔の少年時代に感じた、女性に対する憧れのような気持ちを思い出してしまうのです。ですから女性の読者の方が、僕のような邪念にとらわれることなく、純粋にミステリとしての客観的な評価を下しているのでしょうね。
 
 この「ミステリの祭典」は素晴らしいサイトだと思います。そして初期の頃の投稿を読むと、そこでは女性達の豊かな書評から始まっています。本当にこのサイトは、女性が支えて発展させてきたのではないかと思えるほどです。
 ですから、これからも、「こもと」さんや「こをな」さんも含め、女性の方々のご意見をぜひ、読ませて頂きたいと思っています。

No.3 7点 vivi
(2007/08/20 02:44登録)
表題作が一番「本格」という感じでした。
軽い話なので、さくさくと読むことも出来ますが、
千秋さんの人間観察は、かなりのものですね。
ぽそっとした一言に、真実を感じます。

No.2 7点 なの
(2004/09/22 15:57登録)
キャラの魅力がどんどん増して来ています。
絵に描いたようなライトミステリなんですが、こういうのもなかなか・・・。
爽快感があって、良い意味で気楽に読めます。

No.1 5点 884
(2003/12/26 11:50登録)
 覆面作家シリーズ第2段。
 はなしはこなれてきてますが、勢いは減ってる気がします。それなりにミステリしてて、正直に言うと好みじゃないです。

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