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ミステリの祭典

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みりんさんの登録情報
平均点:6.66点 書評数:385件

プロフィール| 書評

No.5 7点 慟哭
貫井徳郎
(2022/12/17 15:22登録)
新興宗教にハマりこんでしまうまでの流れが真に迫っていてとても引き込まれました。


No.4 8点 すべてがFになる
森博嗣
(2022/12/17 15:12登録)
密室トリック・「すべてがFになる」の意味・たびたび挟まれる哲学的な問答・真賀田四季の魅力がすごい
10進数で7だけが孤独な数字って良いですね…


No.3 8点 十角館の殺人
綾辻行人
(2022/12/17 14:30登録)
ネタが分かってからの再読性は低く、エラリイの「社会派リアリズムの痛烈批判」くらいしか目を引くものはありません。


No.2 10点 占星術殺人事件
島田荘司
(2022/12/17 07:33登録)
40年間誰にも解かれなかったって作中でどんだけハードル上げるんだろうと思ってしまったが、メイントリックが余りにも鮮やかで美しく長年解かれなかったのにも納得がいきます。真相が解明されたあとなぜこれに気づかなかったんだろうと言う思いに駆られますがまさにコロンブスの卵というやつでしょうか。タイトルが「占星術殺人事件」なのもちょっと意地悪。

事件に関係のないパートが多いと言う意見もありますが現存している容疑者が少なすぎるのでミスリードもある程度必要かなと私は納得しています。あと御手洗潔がシャーロックホームズをディスりまくるシーンも笑えます。


No.1 10点 時計館の殺人
綾辻行人
(2022/12/17 02:00登録)
【ネタバレあります】



緊張感のあるクローズドサークル・中盤のサスペンスホラー・大胆で斬新なトリック・そのトリックの大掛かりさにも納得できる動機
何を取っても完成度が高くまさに新本格ミステリのお手本。わたしの1番好きな作品です。
親の歪んだ愛情は時空までも歪めてしまう。その時空の法則に気付いたものは殺されていく。ラストの館の崩壊シーンにはある種のカタルシスと美しさを感じます。勘の良い人はトリックに気づいてしまうそうなのでそこだけ玉に瑕ですね。時計の針をズラす程度しか思いつきませんでした。
何かしらの媒体で映像化されないかなと常々思ってます。

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