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[ 本格/新本格 ]
マジックミラー
有栖川有栖 出版月: 1990年04月 平均: 6.98点 書評数: 53件

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講談社
1990年04月

講談社
1993年05月

講談社
2008年04月

No.33 9点 まさむね 2011/05/15 11:09
アリバイと正面から向き合った力作。そして,何とも「美しい」作品。(別に文学的だとかいう意味ではないですよ。)
作品の中でなされる「アリバイ講義」も良かった。
この作品を,単なる「時刻表トリック」モノと捉えてはいけないでしょうね。入念なトリックの組み合わせ,繊細な伏線配置など,堪能させていただきました。
ラスト(最初?)にも唸りましたねぇ。私の好みのど真ん中なので,プラス1点です。

No.32 6点 りゅう 2011/01/30 21:23
 悪い作品ではないのですが、ちょっと地味な印象。作中で使われている2つのアリバイトリックはどちらも手間がかかるもので、失敗の可能性が高いような気がします。「アリバイ講義」は興味深い内容でした。これだけでも読む価値があると思います。

No.31 8点 seiryuu 2010/09/10 15:49
いろんなトリックが出てきて楽しめた。

No.30 7点 メルカトル 2010/05/30 23:57
双子が出現した時点で怪しいのだが、双子をそのようなトリックで持ってくるか、と感心することしきり。
時刻表の苦手な自分にも納得できる、斬新な仕掛けだと思う。
この著者の作品の中でもひときわ異彩を放つ異色作。

No.29 7点 星屑の仔 2010/02/27 22:07
時刻表トリック自体は好きではないけど、この作品にはミステリの要素が盛りだくさんである。
ミステリ初心者が最初に読むよりは、ある程度ミステリなれした人が読むと、その内容感に満足できると思う。

No.28 6点 E-BANKER 2009/07/30 22:17
講談社から出した最初の作品。
火村准教授も江神さんも登場しないノンシリーズの1冊。
~琵琶湖に近い余呉湖畔で女性の死体が発見された。殺害時刻に彼女の夫は博多、双子の弟は酒田にいてアリバイは完璧。しかし、兄弟を疑う被害者の妹は推理作家の空知とともに探偵に調査を依頼する。そして謎めく第2の殺人が・・・犯人が作り出した驚愕のトリックとは?~

作者としては珍しく(と言うかこれ1作だけでは)、時刻表まで駆使したトラベルミステリー風アリバイ崩し。
ただし、そこは「新本格の雄」とも称される作者ですから、単なる旅情ミステリーではありません。
「双子」というのも1回はトライしてみたくなるテーマなんでしょうねぇ。
きれいにとはいかないまでも、なかなか巧みな騙し方だとは思います。
それと、やっぱり「アリバイ講義」(!)。
書きたかったんでしょうねぇ・・・
というわけで、ボリュームの割にはいろんな要素を詰め込んでいて、まずは読んで損のない1冊ではあるでしょう。
(プロットそのもは既視感あり。まぁそれは致し方ないですね。)

No.27 4点 江守森江 2009/05/22 13:32
図書館で借りた本の余白に作者の考えたトリックよりスマートなトリックが鉛筆で書いてあり、それに納得した変な思い出のある作品。
鮎川「黒いトランク」のトランクを双子に置き換えた劣化版の印象が強い。

No.26 8点 測量ボ-イ 2009/05/16 10:46
これは良かったです。メイントリックもあまり前例のない
ユニ-クなものでしたし、サスペンス性もありました。
アリバイ講義も面白かったです。僕の知人でこの作品を有
栖川氏のベストに挙げる人もいます。

No.25 7点 シュウ 2008/10/03 07:25
やはり自分はトラベルミステリは大の苦手だということを再認識しました。時刻表のあたりはほとんど飛ばして読んだので、
アリバイ講義と最後の謎解きの所で少し罪悪感を持ちました。そういえば8の殺人の密室談義はテンポの悪さを感じましたが、
この作品のアリバイ講義ではそういったことは感じませんでした。
内容的には2人目の犠牲者が出た辺りまではかなり面白かったのですが、その後少しだれてしまったような気がします。

No.24 7点 こう 2008/08/17 04:22
 アリバイトリック、時刻表トリックは苦手なため初読時は全く推理せず読み飛ばした記憶がありますが、トリックは優秀だと思います。アリバイ講義も面白かったです。
 また犯人が利害関係のないその時点での容疑者を救おうとアリバイ探しをすることが、被害者の妹の疑いの目を向けさせる所などうまいと思いました。

No.23 8点 kowai 2008/05/31 22:13
有栖川氏は好きですが、電車トリックは好きじゃない。。でも、納得ですね。特にタイトル。私もやっちゃいますね(何を?)。探偵役をもう少しどーにかして欲しかったけど、アリバイトリックの講義はよかったですね(+1点)。

No.22 7点 白い風 2008/03/07 22:26
登場人物も少なく、内容もシンプルなので読み易かったです。
逆に人物描写が弱かった気がします。
”アリバイ講義”中に出てくる作品(あとがきより)は今後の購入の参考にしたいですね。

No.21 5点 いけお 2007/10/10 10:26
そんなことないのに、双子が出てくる時点で自分の中ではアンフェアな感じがしてしまう。
時刻表トリックもあんまり好きじゃないし。

No.20 5点 spam-musubi 2007/08/27 09:43
まとまっていて良いと思うのですが、
『この先どうなってしまうんだろう?犯人は誰?
は、は、早く続きが読みたーーい!!!!!!!』
なーんていう、ハラハラドキドキ感を感じませんでした。

No.19 7点 dei 2007/07/21 10:47
アリバイ物自体なんとなく苦手だけど、これは楽しめた

No.18 7点 vivi 2007/05/31 02:07
時刻表トリックは苦手なのですが、この作品では苦になりませんでした。
そのトリックが作品の全てと言うわけではないのが良かったのかも。
ある程度予想はついていても、やっぱり結末はショックでしたね。

No.17 6点 Tetchy 2005/06/20 00:17
作者独特のペシミズムがこういう佳作にも加味されているのが○。飛行機をアリバイトリックに使うのは止めた方がいいかも。遅れるのが当たり前の乗り物なので。

No.16 5点 如月雪也 2005/06/05 05:23
可もなく不可もなく。あまり印象に残っていません。

No.15 7点 Dain 2004/12/12 01:58
時刻表トリックはややこしい・・・けど、双子という設定を上手く使ったよくできた話。ただ、鏡に映った文字云々のくだりで、balladは鏡に映してもballadにならないのでは?aが大文字なら別ですが、それだと他の文字がおかしいし。おかしいと思ったの、俺だけなんでしょうか・・・。

No.14 6点 トレノ 2004/10/15 23:02
時刻表トリックはあまり好きじゃないのですが、有栖川氏が書くと面白くなりますね。まあ許せる一冊。


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