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[ 本格/新本格 ]
地獄の奇術師
二階堂蘭子シリーズ
二階堂黎人 出版月: 1992年08月 平均: 5.08点 書評数: 36件

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講談社
1992年08月

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1994年08月

講談社
1995年07月

No.16 3点 こもと 2008/02/29 22:31
 結構厚めの本である上に、文章が肌に合わないので、読了までにかなり日数がかかっていたと思います。 正直言うと、この作品は、私はパスです。
 『探偵小説』というコトバも雰囲気も、私はもちろん嫌いじゃないし、江戸川乱歩作品も結構読んできたつもりではいますけど、これはちょっといただけないかなぁ。 時代にこだわりすぎと違いますか?(まぁ、作者のペンネーム自体、こだわりが感じられますけど)
 作者がずいぶんたくさんの本を読んでいらっしゃるのはわかるのですが、作品引用しすぎじゃないか、と。 読んでる間中、気分が悪かったです。 注釈だらけで文の運びも悪くなってるので、読み辛いことといったらもう。 盛り上げたいシーンも、「なんと!」とか「刹那!」とか・・・勘弁してください(泣)
 結末も、「こらこら、ちょっとそりゃないだろう?」と思わず声に出してしまうもので、これ以降、二階堂作品には手を着けていないのですが、二階堂氏って人気ありますよね? 一作で判断しちゃいけないでしょうか?

No.15 6点 Tetchy 2008/02/14 23:06
古き良き探偵小説の香り漂う本格推理小説。
二階堂氏本人が読みたかった小説を誰も書かないならば俺が書くっていった感じで書かれたような小説だ。
とにかく乱歩作品のオマージュのオンパレード!
みなさんのおっしゃっているように、犯人は簡単に割れますね。私もそうでした。
あと、終章に蘭子の口から語られる神学的推理、形而上学的推理ははっきり云って蛇足だと感じた。
もう作者の趣味で書いたような文章だ。

No.14 10点 ウィン 2008/01/12 21:07
正直、トリックはそれほどすごいものでもないのだが、江戸川乱歩が好きなので、この世界観はたまらない。
怪奇的なストーリーにかなり楽しませてもらった。

No.13 6点 Ryu 2004/08/19 22:06
これはあんまり好きじゃない。

No.12 7点 losvanvan 2004/01/22 02:18
二階堂は、ボリュームがある作品の方が
魅力が出やすいと思う。処女作(だったよね?)
からか、そこをやや満たせていない。
個人的に、作品の雰囲気は趣味に合ったけれど。

No.11 7点 ばやし 2004/01/17 00:11
初めての二階堂作品^^犯人や動機はわかりやすかったけど話は普通におもしろかったです。宗教とか復讐って怖い怖い・・・

No.10 3点 元FLUGELSファン 2003/12/11 08:41
やはり時代設定のせいでしょうか・・・なぜかあまり面白くなかった。
トリックは古典的ながらも正々堂々とやっているのでしょうが・・・古典的なだけにいくらでも可能性がありトリックも限定できなかったし。
謎解きもへえ、そんな感じね、って別に意外性もないし、とにかく時代錯誤に陥りながらなんとか読破するのが精一杯でした。
二階堂は自分には合わないかな?なんかやたら分厚い3冊分くらいの本も出てますよね。ちょっとそれを読む時間はないな。
全体的に言える事は、自分の趣味に追求せず、もっと読む立場になって書いて欲しい。

No.9 7点 じゃすう 2003/10/12 10:59
犯人はすぐに見当がついてしまったが、雰囲気やサスペンス性が高く、飽きなかった。また謎自体にも魅力があり、不可能状況に対する期待が大きく膨らんだ。

ただいくつか疑問を挙げるとすれば、19章における蘭子の行動は理解しがたい。自主を勧めるためとあるが、開き直った犯人の反撃にあう危険性も皆無ではないはず(実際そうなったし)。それに対して黎人と二人だけで臨むのには、名探偵にしてはいささか短慮だと言わざるを得ない。そのために状況的には犠牲にならなくても良い人物が一人刺殺されたし。
あと、これは他のいくつかのミステリにも言えることだが、看破された後で、犯人が探偵役を亡き者にしようとする時は、どうしてそれまでの緻密な計画性もなくストレートに殺害に及ぼうとするのだろうか。とか。

No.8 6点 ギザじゅう 2003/04/08 18:46
トリックは古典的なものを組み合わせただけで簡単に分かるけれど、雰囲気は楽しめた。
最後に蘭子によって明かされる動機は、納得できるかどうかはともかく面白かった。

No.7 5点 一千花 2002/08/12 22:44
ずいぶん前に読んだ<少年探偵団シリィズ>を
思い出しました 懐かしいです 
でも作品として楽しめたかは微妙です

No.6 7点 テツロー 2002/03/17 02:26
 犯人はすぐ見当がつきました。論理的に分かったのではなく、この展開でこういう言動を取る以上、こいつが犯人なのだろうという感じでしたが。でも、雰囲気とか濃いし、素人探偵とやたら協力的な警察という配置は好きな方なので、全体的には良かったです。
 この話の途中で、蘭子1度推理を失敗してますよね。その反省から、「確実に証拠を固めるまで、不用意に途中の推理を口にしない」と決意する。探偵が解決をやたらもったいぶる振る舞いをする理由付けですが、こういう風にその心境に至る経緯をきちんと描いてくれる作品て、少ないんじゃないでしょうか。僕が他に思い出すのは「ギリシャ棺」(クイーン)と「月光亭事件」(太田忠司)ぐらいか…。そういう意味でも二階堂黎人という人は、探偵小説の形式に律儀な人なんだなと思いました。

No.5 6点 のり 2002/02/18 01:12
ジュブナイルと言っても良いくらい分かり易い。動機もはっきりしてて好感。でも、トリックが売りの割にあんまりドッキリしないんですよね・・・いつも。

No.4 7点 しゃん 2001/11/24 09:15
名探偵は格好が良いし、謎は不可思議で怖い。
文句はありません。

No.3 7点 ちょ 2001/09/07 19:28
読みやすい!いつもあれくらいの厚さだと、読むのに10日くらいかかってしまうのですが(^^;半分の5日くらいで読んじゃった。

No.2 5点 水母 2001/05/23 14:21
ちょっと乱歩の少年向きシリーズみたい。

No.1 7点 はこ 2001/04/26 21:14
女子高生にして名探偵の二階堂蘭子。
ちょっと時代は古いけど、楽しめます〜。


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