皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
一千花さん |
|
---|---|
平均点: 7.52点 | 書評数: 33件 |
No.33 | 9点 | きみにしか聞こえない- 乙一 | 2002/11/14 20:40 |
---|---|---|---|
表題作も良かったですが<華歌>のラストには 仰天しました ミステリの手法で描かれたこういう 作品の方が乙一氏らしいですイラストに騙されました |
No.32 | 6点 | 鴉- 麻耶雄嵩 | 2002/11/14 20:32 |
---|---|---|---|
下のjyunginさんとほぼ同じ感想です 本格とは思えない 旧約聖書のカインとアベルの話を思い出しました |
No.31 | 8点 | 失踪HOLIDAY- 乙一 | 2002/11/14 19:48 |
---|---|---|---|
失踪HOLIDAY>長々とした印象 オチもいまひとつ... しあわせは子猫のかたち>主人公と幽霊の共同生活が 愉快でした面白いプロットも良いです |
No.30 | 7点 | MAZE- 恩田陸 | 2002/11/02 21:48 |
---|---|---|---|
ホラー作品だと思う。怖かった 「白い建造物」そのものよりも物語全体に謎めいた ものが感じられる。 それを作者はあえて総てを 明かそうとしないので読みながら色々考えてしまって より怖かった。 オチは予想通りだし 見たようななシュチェーション なのに恩田陸氏が書くと雰囲気がある |
No.29 | 8点 | 鉄鼠の檻- 京極夏彦 | 2002/11/02 21:34 |
---|---|---|---|
誰もが疑わなかった意外な「犯人」 京極堂だけが気づいた犯人の反則的な「動機」 一回目に読んだときには京極作品も作者の自己完結に なってしまったのかな...と思ったものだけど 読み返してみたら なんか ちょっと違う気がした 彼の「嫉妬」とは一体なんだったんだろうか |
No.28 | 4点 | 虹を操る少年- 東野圭吾 | 2002/11/02 21:24 |
---|---|---|---|
ファンタスティック・ミステリー たしかにファンタスティックなんですが この作品を ミステリとするなら上遠野作品もミステリということ になるような... ラストの中途半端さが気に入りませんでした |
No.27 | 5点 | 月の裏側- 恩田陸 | 2002/10/31 19:19 |
---|---|---|---|
SF?...なのかも知れないが 前半の 水郷都市・他人と自分の情報処理の違い・猫 の部分は恩田作品独特のぞわぞわとした予測できない 不安と静かな雰囲気が出ていて楽しかった。 <ねぇ、なぜ河童だかお分かりか?>...この 科白は好きなのですが 意味がよく解らないです。 |
No.26 | 8点 | 時の鳥籠- 浦賀和宏 | 2002/10/31 19:04 |
---|---|---|---|
いつまでも時の鳥籠にとらわれた少女と大人達の物語 この作者の書く女の子たちはあまり好きじゃないです ミステリではなくて青春小説として読んでいました。 洋楽が聴きたくなります。 読了後はとても切なくなりました。 やっぱり「記憶の果て」から先に読んだほうが 良かったのかもしれない...と少し後悔。 |
No.25 | 10点 | 殉教カテリナ車輪- 飛鳥部勝則 | 2002/10/31 18:54 |
---|---|---|---|
心ひかれるタイトルです 装幀デザインも好き。 作者自身が描いた絵画をミステリの謎解きにからめる のは面白いです。図像学も専門的で楽しかった。 プロローグ・書き換えられた第三章はオチとしては 少し弱い気がしました。 最近読んだミステリの中で一番好きです。 |
No.24 | 9点 | ウロボロスの偽書- 竹本健治 | 2002/09/17 13:51 |
---|---|---|---|
小説家が登場人物として振り回される作品 芸者屋<志ら子屋>の女の子たちの会話が小気味良くて 可愛らしいです 読者への忠告状にもあるようにカタルシスは求めて いなかったけれど なかなか読み応えがありました ラストは少し往生際がわるいような気がしますが... そして作者周辺の人間関係が心配になった |
No.23 | 8点 | あいにくの雨で- 麻耶雄嵩 | 2002/09/17 13:31 |
---|---|---|---|
私の知る限り.あっけにとられるラストを 書かせたら麻耶氏は右に出る人がいませんね(..大袈裟) 生徒会という設定はどこかでみたような気がします ズレぐあいが麻耶作品の中でいっとう好きです |
No.22 | 7点 | 人格転移の殺人- 西澤保彦 | 2002/09/16 14:58 |
---|---|---|---|
異常なシュチェーションで発端し進行していく SF的ミステリ そのわりにミステリとしての 純度は高いですね あのシュールな人格転移は読む分では楽しいですねえ 深い人物の内面描写がないのはちょっと物足りない感じ |
No.21 | 9点 | 塗仏の宴- 京極夏彦 | 2002/09/16 14:40 |
---|---|---|---|
個人的に<支度>だけで十二分だと思いました <始末>はラストにどうも違和感があるし 催眠術というのも安易な気がするから要りません 次回作において今後の展開が気になる 今年中に出る?らしいけど どうなんだろう... |
No.20 | 9点 | 絡新婦の理- 京極夏彦 | 2002/09/01 16:31 |
---|---|---|---|
この作品を読んだ直後は 他の人の作品が 全部つまらなく思えてきて困った プロローグとエピローグの桜のシーンは 小説ならではで素晴らしい |
No.19 | 9点 | 地球儀のスライス- 森博嗣 | 2002/09/01 16:22 |
---|---|---|---|
地味な作品とそうじゃない作品が混然としてる感じ <小鳥の恩返し>と<気さくなお人形 19歳>が 個人的に気に入っています |
No.18 | 5点 | 陀吉尼の紡ぐ糸- 藤木稟 | 2002/09/01 16:12 |
---|---|---|---|
作者の自己完結のような気がする.... 京極系 時代背景と文章は結構すき 全体的につめこみすぎかな |
No.17 | 7点 | 夏と花火と私の死体- 乙一 | 2002/09/01 16:04 |
---|---|---|---|
死体の一人称で語られていく物語は新鮮でした 短編の「優子」もグロテスクな怖さではないけれど 割とスッキリ読めます 結末はすぐわかったけど なんか存在感あります |
No.16 | 6点 | 狂骨の夢- 京極夏彦 | 2002/08/24 20:07 |
---|---|---|---|
面白かったけど個人的に印象の薄い作品 京極シリーズはこの作品を境におどろおどろしさがなく なってるような... |
No.15 | 10点 | ハサミ男- 殊能将之 | 2002/08/24 19:52 |
---|---|---|---|
あっさり騙されてしまいました ところどころ ブラックユーモアのきいた文章を読むのは楽しい 構成もしっかりしてるし 受賞当時新人とは思えない 不愉快だけど愉快 そんな作品 |
No.14 | 5点 | 夏と冬の奏鳴曲- 麻耶雄嵩 | 2002/08/21 20:08 |
---|---|---|---|
ラストの烏有さんの行動は恐かった 後味悪い作品は嫌いではないけど スッキリしない作品 ミステリとしてはともかく 麻耶作品としては面白い |