皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 青春ミステリ ] きみにしか聞こえない CALLING YOU |
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乙一 | 出版月: 2001年05月 | 平均: 7.36点 | 書評数: 11件 |
![]() 角川書店 2001年05月 |
![]() 角川グループパブリッシング 2009年05月 |
No.11 | 7点 | メルカトル | 2020/11/16 22:09 |
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私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。
『BOOK』データベースより。 いやはや本当に切ないですねえ。これが乙一の本来の姿なんでしょう。まさか本作が10件もの評価数があるとは驚きました。さすがに皆さん目の付け所が違いますね。最早乙一の代表作の一つと言っても過言ではありますまい。 『Calling You』 8点 これは素晴らしい、文句の付けようがありません。ミステリ要素をチラッと見せつつ、救いのないラストの切なさと永久機関を思わせるエピローグの凄み。表題作に選ばれるだけの事はありますよ。 『傷-KIZ-KIDS』 7点 まさに傷だらけの人生ならぬ、傷だらけの青春。純粋な心を持ち他人の傷を自分の痛みとして感応してしまう少年アサトと、荒んだ主人公の少年の友情。あまりに痛ましい物語でありながら、温もりを持つ結末は読む者の心にほのぼのとした余韻を残します。 『華歌』 7点 途中までは異様な話にやや唐突なイメージを持ち、その因果が語られた時には鼻白んだ気分にさせられました。が、最後にやってくれました。見事騙されましたね。 |
No.10 | 6点 | take5 | 2019/06/08 00:07 |
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角川つばさ文庫になって、収録作が変わったのでしょうか?
『傷』と『ウソカノ』でした。 読みやすい本です。yaコーナーにあって手に取りにくいかもしれないです。 |
No.9 | 7点 | itokin | 2013/08/16 10:56 |
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孤独な若者の気持ちを代弁し、勇気づける作品。3作とも不思議と記憶に残る佳作だが華歌が最も発想、文章も練れていると感じた。 |
No.8 | 6点 | まさむね | 2011/12/31 11:56 |
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個人的には手を出しづらい「角川スニーカー文庫」ですが,結論から言えば,3短編ともなかなかの収穫。「青臭さ」が妙に心地よかった。
この激動の年の読書を締めくくるにふさわしい作品でしたね。 |
No.7 | 7点 | 夜 | 2007/09/25 22:52 |
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傷と華歌が良かった。特に華歌。 |
No.6 | 9点 | はせ | 2005/05/04 00:02 |
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この作品で一番すごいのは「華歌」だ。別にトリックなんてどうだっていい。これで乙一がやらんとしていることがひしひしと伝わってくる。乙一自身意識しているのかどうかは知らないが、もし意識していないのだとしたら乙一は間違いなく“天然”だ(もちろんいい意味で)。もし意識しているのだとしたら“天才”だ。よくここまでおさえられる。 ほか二編は少女漫画っぽいけど、意外とすんなり飲み込めた。ネタ自体はどこにだってあるだろうし、それをちょっとひねったくらいなのに、これだけ乙一ならではを出せるのは、やはり着眼点のすごさのおかげなのだろう。 主人公はみんな乙一っぽい。 |
No.5 | 9点 | 朱花 | 2004/02/19 12:00 |
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携帯と言う小道具を上手く使って、主人公の気持ちを解かり易く伝えている。最初は孤独、そして出会いによる希望。一人じゃないって気づけたこと。だから明日に向かって歩いていくこと。 |
No.4 | 7点 | 九ちょう | 2003/08/02 01:03 |
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発想が本当にいいです。本当にいい。 |
No.3 | 6点 | しゃん | 2002/11/27 21:25 |
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それぞれの短編は独立している。共通しているのは、引きこもりがちな主人公に不可思議な事件が起こるという点。 孤独と孤独を辛いと感じる気持ちが素直な文章で書いている。だからその苦しさが不思議な事件で癒されていく過程が素直に呑み込めるような気がした。そして、ラストは切ない。そして、CALLING YOUでは悲しみが、「傷」では希望と優しさが、その切ない気分をより強めてくれたように思う。 ただ、「華歌」は余り私の好みには合わなかった。主人公に関して、ある仕掛けがしているようだが、私はその仕掛けで楽しむことは出来なかった。 |
No.2 | 9点 | 一千花 | 2002/11/14 20:40 |
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表題作も良かったですが<華歌>のラストには 仰天しました ミステリの手法で描かれたこういう 作品の方が乙一氏らしいですイラストに騙されました |
No.1 | 8点 | じゅん | 2002/10/28 11:50 |
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こういうテイストの方がいい。 |