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[ 本格/新本格 ] GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻 GOTH |
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乙一 | 出版月: 2013年07月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 3件 |
角川書店 2013年07月 |
No.3 | 7点 | メルカトル | 2020/04/30 23:15 |
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12月のある日の午後。森野夜は雑木林の地面に横たわっていた。死や恐怖など、暗黒的な事象に惹かれる彼女は、7年前、少女の死体が遺棄された場所に同じポーズで横たわって、悪趣味な記念写真を撮るつもりだった。まさかそこで出会ったのが本物の殺人犯だとも知らず、シャッターを押してほしいと依頼した森野の運命は?「なぜか高確率で殺人者に出会い、相手を魅了してしまう」謎属性をもつ少女、森野夜を描いたGOTH番外篇。
『BOOK』データベースより。 これは最早乙一が創り出した小宇宙であります。短いながら『GOTH』の世界観はそのままに、増々仄暗い夜の雰囲気を醸し出しており、脱帽です。 作者あとがきで「僕はいつも小説には、自分の思想、哲学、能書きなどをはさまないようにしています。でもこの話には好き放題にそれらを盛り込んでみました」と書いているように、作者の中でも特異な存在になっています。それだけに、生身の乙一が感じられる点に於いて、ファンとしてはとても楽しめる一篇に仕上がっていると思います。 しかも、ホラー、サスペンス色が濃い割りに本格ミステリの一面も持っていて、非常に稀有な小説と言えるでしょう。 殺したくないのに殺さなければならないという、連続殺人鬼の内面も詳らかに描かれて、何故そうなるのかなどの疑問を差し挟ませない迫力に満ちています。又、森野夜と云うキャラを徹底して無機質な描き方をしているのも計算通りですね。 |
No.2 | 7点 | ニックネーム | 2015/12/20 16:57 |
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GOTHのオマケだと思ったほうがいいです。 |
No.1 | 7点 | mohicant | 2013/08/05 22:11 |
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前作のファン向けの作品。短かったけど前作の雰囲気がまた楽しめたのでよかった。 |