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[ 短編集(分類不能) ] 目羅博士の不思議な犯罪 江戸川乱歩全集第8巻 |
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江戸川乱歩 | 出版月: 2004年06月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
光文社 2004年06月 |
No.1 | 5点 | 蟷螂の斧 | 2024/05/04 21:50 |
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①目羅博士の不思議な犯罪 3点 ビルの同じ部屋で連続して3人の首吊り自殺。向かい側のビルに怪しい人物が・・・着想は「蜘蛛」という短篇から借りたと言っているが、「翻案」と思います。オリジナルとの観点で
②地獄風景 7点 巨大遊園地「ジロ楽園」での殺人事件・・・「パノラマ島奇談」の再現で、絵画「快楽の園」(ボス)のようです ③恐怖王 4点 遺体にナイフで恐怖王と刻みつける・・・休載した失敗作の旨(著者) ④鬼 7点 男の許婚が殺害された。その日、男は愛人と一緒であったが、愛人はそれを否定した・・・遺体運搬方法はあるトリックからの借り物の旨(正直ですね) ⑤火縄銃 5点 トリックはポースト氏やルブラン氏に先んじていたが、西洋の実例集(ハンス・グロス氏「予審判事便覧」と思われる)から借用 ⑥殺人迷路 他作家との連作の一部で評価対象外 ⑦悪霊 5点 密室と暗号・・・未完成。構想は「スミルノ博士の日記」の犯人像のようだ。横溝正史氏にそれを指摘され、意気消沈か?。その正史氏が○○殺人事件でちゃっかり、そのトリックを利用しているが(笑) ⑧妖虫 5点 レストランで向かいの席の青眼鏡の男とその相手の会話を読唇術で読むと、それは犯罪の会話であった。美人ばかりが狙われる・・・1933年「悪霊」は中断したが、こちらは完成。怪奇エンタメ系 |