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ミステリの祭典

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メルカトルさんの登録情報
平均点:6.04点 書評数:1979件

プロフィール| 書評

No.339 7点 我らが隣人の犯罪
宮部みゆき
(2013/10/04 22:04登録)
再読です。
さすがは宮部女史、面目躍如の短編集。初読の際はあまりピンと来なかったが、今回読み直してみてその良さがある程度理解できた気がした。この人の作品としては比較的本格色の濃いものと言えそうである。
とにかく第一話から第三話までの出来が素晴らしい。どれもほぼ文句のつけようがないほどの完成度である。
第四話の死体をバラバラにした理由はありきたりで、新味はないが、それでも全体的にうまくまとまっていると思う。
ただ全編を通じて若干薄味な感じなのが悔やまれる点ではないだろうか。


No.338 5点 機巧館のかぞえ唄
はやみねかおる
(2013/10/02 22:04登録)
再読です。
まあね、子供向けだから。でもその割には凝った構成にはなっている。あまり作中作の意味はないけれど。
第二部が短すぎて尺が足りなかったのか、第三部は全然本編と関係ないエピソードが放り込まれているのは、不自然というか、無理やり感が見え見え。
解決編は一瞬ハッとさせられるが、それ以外は特筆すべき点はない。
作中作には、島田荘司や綾辻行人、京極夏彦らしき人物がチラッと登場したり、古今東西の名作の題名が出てきたり、その他ミステリに関する何気ないネタが仕込まれていて、ニヤリとさせられる。
また本編以外に、あとがき、小ネタ解説、同作家による二度の解説など、付録が豪華で楽しめる。


No.337 7点 キョウカンカク
天祢涼
(2013/09/30 22:06登録)
これはねえ、何を書いてもネタバレになってしまいそうなので、多くは語れない。本作に少しでも興味を持っていて、これから読もうと考えている人は、私の書評など無視して早速書店か図書館へ行きましょう。
まあ文体としてはいい意味でライトノベルに近い感覚である。
謎の焦点はいわゆるホワイダニットであるが、そこはそれ、特異な設定が用意されていて、一筋縄ではいかない。
探偵役、助手、警察官僚などそれぞれのキャラが生きているので、ややもすると中だるみになりそうなところをうまくフォローしている。
最後に、これはほんとにネタバレなるが、ヘイスティングスは所詮ヘイスティングスだということだ。


No.336 6点 六花の勇者 3
山形石雄
(2013/09/27 22:06登録)
シリーズ第三弾はこれまで目立たなかった巨漢の少年騎士ゴルドフが、自らが仕える姫ナッシェタニアを救うために、命を懸けて戦う物語が中心となっている。
その戦闘シーンはすさまじく、ファンタジーならではの戦略や武器を駆使し、壮絶とも言える戦いを展開している。
このように書くと、いかにも単純な戦いのように思われるかもしれないが、その裏には敵味方入り乱れての心理戦が繰り広げられて、さらに緊迫感を高めるのに一役買っている。
ただ、あまりにもゴルドフのパートが長すぎて、他のキャラの出番が少ないのが少々不満ではある。がまあ、まだまだ先は長そうなので、今後他の勇者たちの活躍も存分に堪能できることだろう。


No.335 7点 脳男
首藤瓜於
(2013/09/25 22:10登録)
異様なタイトルから受ける、暗めのサイコ・サスペンス風の印象とは内容がかなり違っていた。
前半から中盤にかけては、感情のない男、鈴木一郎の脳内を様々な人の証言からえぐっていく、やや学術的な要素を含むサスペンスとなっているが、これはこれでなかなか興味深い。
後半は一転スピード感あふれるアクションシーン満載で、息もつかせぬ急展開に、手に汗握ること必至である。また、警部の茶屋、心を持たない男鈴木一郎、鈴木の人間性についての解明を任された真梨子を中心に、それぞれのキャラがいい味を出している。
思っていた以上に面白く、自分としてはかなり満足しているが、やはり好みが分かれるタイプの作品といえるかもしれない。
まあしかし、一読の価値はあると私は思う。


No.334 6点 蓬莱洞の研究
田中啓文
(2013/09/22 23:06登録)
再読です。
私立田中喜八学園に入学した比夏留はどういうわけか、吹奏楽部に入部するはずが民俗学研究会に入会することになる。
そこには頼りになり、武芸の心得のあるらしき女部長の伊豆宮や、男なのに女として育てられたポニーテールのよく似合う犬飼、大銀杏を結ったデブの白壁がおり、彼らは洞窟に関するいくつかの冒険を経験していく、といった3つの中編からなる学園もの。
読んでいてとても楽しい気分になるので、個人的には好きな作風だが、ミステリとしてはあまり評価できない。
相変わらずのダジャレ連発や、脱力系のバカミス的トリックはいかにも作者らしいが、読者によっては怒りすら覚えるかもしれない。
真面目に読むと腹が立つので、肩の力を抜いて楽しむ姿勢が必要である。伝奇の部分も眉唾ものが多いような気も。
私は第二話が好きだが、これはミステリですらない、どちらかと言うとファンタジーっぽい世界だと思う。
いろいろ批判もあろうが、これはこれで結構楽しい作品ではないだろうか。


No.333 7点 毒を売る女
島田荘司
(2013/09/20 22:17登録)
再読です。
これぞ粒ぞろいの作品集と言えるのではないだろうか。
ジャンルは本格となっているが、どちらかと言うとサスペンスに近い作品が多いと思う。うむ、本格じゃないね。
島田氏にしては珍しいショート・ショートも含まれており、これがまた気の利いた、良い感じの仕上がりである。新発見、じゃなくて再発見した思いがした。
でもさすがに20年以上も経つと内容は忘れている。
それでも古臭さを感じさせないのは、氏の巧みな筆力があってこそだろう。平均点が高いのも頷ける。
ある作品では私自身物凄く身につまされる内容で、ちょっとショックだった。個人的なことなのでどうでもいいけど。


No.332 6点 倒錯のロンド
折原一
(2013/09/17 22:15登録)
再読です。
いかにも折原氏らしい作品。しかもまだ若い頃なので脂が乗っているのが筆の勢いで感じ取れる。
終盤で「これからどんでん返しが起こります」と宣言しているが、私にはそれ程のものかという印象だった。勿論叙述トリックが仕掛けられているのだが、これがそんなに鮮やかに決まっているとは言い難いと思う。
やられた感がないんだよね、ああそうなの、って感じで。
一番の謎は、この作品で作者が乱歩賞を受賞できる自信がどこから来ていたのかに尽きる。
どう考えても、こうした作風は乱歩賞にふさわしくないでしょう。
残念ながら、最終選考に残っただけでも大したものだと納得するしかないのではないだろうか。
まあでも、サクサク読めるし、それなりに楽しめるのは確か。ではあるが、ちょっと捻くりまわしすぎの感は否めない。


No.331 6点 13階段
高野和明
(2013/09/15 22:23登録)
こういうのを力作と言うのだろうが、とにかく前半が重苦しすぎる。確かに勉強になるし為にもなる。しかしながら、後味がどうもスッキリしないのはどうしたものだろう。
最も印象深いのは、南郷が過去に携わった二つの死刑執行のシーンだった。これは読み応えがある、臨場感も感じられるし、リアリティもあり、まさに真に迫った描写力は素晴らしいと思う。
その後は一気にテンポアップし、実にサスペンスフルな展開が用意されている。でも、なぜか手放しで喜ぶ気にはなれないのが残念なところ。
やはり乱歩賞はどうも信用できない。審査員の満場一致で受賞が決定したらしいが、そんなに高レベルな作品だろうか。
何かこう納得がいかないもやもや感を残したまま、読了してしまった気がする。


No.330 7点 六花の勇者 2
山形石雄
(2013/09/10 22:20登録)
いやー、面白いねえ。第一巻よりもストーリーに厚みを増しているし、意外な展開の連続に全く飽きが来ない作りになっている。
主人公のアドレットこそ今回は脇に回っているが、その代わりに最年長のリーダー的存在で女剣士のモーラを中心に物語は進行していく。モーラとその敵となる凶魔の統率者の一人である、テグネウの絡みがストーリーに深みを与えており、プロローグではいきなりまさかのショッキングなシーンが用意されていて、全く予断を許さない緊迫感を読者に強いることになる。
また読んでいて時折イマジネーションを掻き立てられるシーンがあったり、完全にファンタジーの世界なのに情景が浮かんで来たりして、この独自の世界観にのめり込めることは間違いない。
誰が偽の勇者なのか、まだその正体は明かされず、先への興味の一つとして残されているため、3も読まずにはいられない気分にさせられる。心憎いばかりの作者のたくらみである。
まあそうじゃなくても、面白いから続編の3も読むけどね。


No.329 7点 黒猫館の殺人
綾辻行人
(2013/09/08 22:20登録)
再読です。
初読の際はどうも地味な印象でイマイチだと思ったが、今回読み直してみてその面白さを再認識できた。特に手記にばら撒かれた伏線の数々は、あらすじを知った上で読んだせいもあり、これはそんな意味があったのかと感心しながら読み進むことができ、随分楽しめた。
メイントリックに関しては、同時期に発表されたS氏の某作品との類似性が盛んに指摘されているが、果たして単なるシンクロニシティなのだろうか、真相は藪の中である。
どなたかこれに対してご存知の方がおられたら、是非ご教示願いたいと思う。
これだけのスケールの大きいトリックが、同年に二作別の作家によって使用されるのはいささか不自然と思われるがいかがなものだろうか。
まあそんな些細なことは別にして、本作は「館シリーズ」の雰囲気を十分継承した由緒ある異色作と言えるのではないかと思う。
これまで過小評価していたきらいがあったので、今回再読して評価が変わり、取り敢えず個人的に満足している。


No.328 6点 わが一高時代の犯罪
高木彬光
(2013/09/04 22:15登録)
再読です。
中編である表題作を含む短編集。今思うと、どの作品のトリックも凡庸で看破しやすいものがほとんどだが、初読時はそれでも感心して読んだものだ。
私の一推しはロマンチシズム溢れる『月世界の女』である。これも分かりやすいトリックだが、結構いい話ではないだろうか。
そしてラストの『鼠の贄』は最初から手掛かりを大胆に提示しているが、この心理的な誤謬に気づく人は少ないかもしれない。
この仕掛けは現在でも十分通用するものだろうし、なかなか気の利いた短編だと思う。
本来ならば、平均点が示しているように、もう少し高得点でも良かった気もするが、やはりいま読み返すとこの点数も已む無しといったところか。


No.327 5点 首切り坂
相原大輔
(2013/09/01 22:27登録)
再読です。
明治時代の話なので耳慣れない言葉遣いなどを使ったり、当時の街並みや風景などに配慮して、雰囲気を出しているのはいいが、やや読みづらいのが難点。
犯人は何故首を切断したのか、という理由はいたって平凡で謎というほどのものではなく、首を地蔵の上に置いたわけもさしたる問題とはならない。結果、フーダニットもハウダニットもいかにも中途半端な印象を受ける。
また唐突に犯人が探偵役の口から切り出されるのも、なんだかなあといった感じ。読者が犯人を推理する余地があまりないのも、伏線がほとんど張られていないのもマイナス要素である。
メイントリックに関しれは、これはもう完全にバカミスとしか言いようがない。意外性を狙ったのは分かるが、そんな偶然が万に一つも起こるはずがないと思わざるを得ないのは、本作を読まれた方ならご理解いただけるであろう。
これら全ての現象を「呪い」の一言で片づけているが、果たしてそれで読者は納得するだろうか。


No.326 5点 最後の喫煙者
筒井康隆
(2013/08/29 22:18登録)
いつの間にか時間の流れが速くなり、世の中のあらゆる時計までもがそれに合わせるようにどんどんスピードがアップして、終いには一年があっという間に過ぎてしまうという話。
世界的に禁煙運動が進み、最後の喫煙者となって国会議事堂の屋根に籠城する男の話。
老境に差し掛かったターザンの蛮行を描いた話など、とにかく荒唐無稽で理屈抜きの無茶苦茶なストーリーが目白押しの短編集。
主にSF的な趣向が根底にはあるようだが、そんなことなどどうでもよくなってしまうような、ハメの外しっぷりはこの作者らしいと言えるのかもしれない。
書かれた年代が年代だけに、放送禁止用語が嫌というほど出てくるのは少々嫌気が差してしまうが、とにかくこのはじけ方は尋常ではない。
オチもあったりなかったりで、必ずしもきれいな着地を決めているわけではないのはやや不満な点。
一番のお気に入りは、背中に20cmもあるコガネムシを背負うことによって寄生させ、寄生させた男は天才になってしまうという『こぶ天才』。オチも決まっている。


No.325 6点 六花の勇者
山形石雄
(2013/08/26 22:24登録)
魔神の復活を阻止するために選ばれた6人の勇者たちの活躍を描くという、絵に描いたようなファンタジーの王道作品。
とは言っても、第一巻は6人が集結するまでしか描かれておらず、まあ登場人物の紹介とそれぞれの特徴がどんなものかくらいしか読者には分からない。
しかし、なんと勇者は6人揃うどころか7人目まで登場してしまい、1人が偽物だということになり、それぞれが疑心暗鬼に陥る。
疑われたのは主人公のアドレットで、彼は仲間の疑いを晴らすべく戦い、尚且つ広義の密室の謎に挑む。
という訳で、若干ミステリ的要素もありつつ、しかしあくまで主題はアクションであり、誰が偽物かという命題と共にうまくミックスして描かれている。
それにしても、アドレットは「俺は地上最強」を連呼しすぎ。かなり鼻に付く感じである。
そんなこともあり、2巻以降はパスするつもりだったが、驚くべきエピローグに次巻も読まなければならない気にさせられてしまった。これは反則だよな、しかしながら上手く読者を繋ぎ止める、見事な戦略だとは思う。
ファンタジー好きは迷わず読むべきであろう。


No.324 7点 日本殺人事件
山口雅也
(2013/08/23 22:31登録)
再読です。
現代の日本、しかしそこは、人力車が走り、廓が存在し、スーツを着た侍が日本刀を帯びているという、とんでもない世界だった。
この物語は作家山口雅也が古本屋で見つけた、外国人が書いたミステリを翻訳したという、一風変わった設定となっている。
だから、日本は日本でもパラレルな、しかし確かな現実感を伴った世界である。
そうした舞台で起こる、3つの古来から伝わる日本文化に関わる殺人事件を、トウキョー・サムという外国人私立探偵が解決する。
それぞれ面白いが、特に最終話はなかなか凝っている。両腕を切断された花魁から始まる「花鳥風月」連続殺人事件はトリックに新味はないものの、じっくり読ませる良く出来た本格ミステリではないだろうか。
愛とは何か、花魁にとっての愛とはどんなものなのかを読者に問う問題作でもある。


No.323 6点 あくむ
井上夢人
(2013/08/21 22:16登録)
再読です。
これは気味悪いよね。感触としては背中を柔らかいブラシ様のもので逆なでされるような感じだろうか。
5作からなる短編集だが、どれも終始一貫して奇妙で独自の味わいを醸し出している。どこかいかれた、厭らしさを持った作品ばかりで、読後感は正直スッキリしない。
ホラーと言えばホラーなんだけど、普通の感覚と相当なズレを感じるような、作者の頭の中を見てみたいような。
しかも、どれもこれもが明後日のほうに着地しているため、不安定な感触は半端ない。
でもなかなか面白いのであるから、余計に厄介な代物である。


No.322 6点 「北斗の星」殺人事件
吉村達也
(2013/08/19 22:19登録)
再読です。
ああ、吉村達也だなと思う。軽くて読みやすくて洒落た作風は間違いなくこの人の作だとつくづく思う。
吉村氏の作品も随分読んだが、一番印象に残っているのがこれである。あとがきの取材ノートを読んでいると、元気だった頃の氏の活躍ぶりが嫌でも思い出される。でも亡くなってしまったんだよね。まだ若かったのに・・・
さて本作は珍しく、名探偵朝比奈耕作シリーズでありながら、彼はホテルに缶詰にされてほとんど出番がない。
代わりに活躍するのが、いつもは事件に巻き込まれてばかりいる平田均である。まあすべて彼が解決するという訳ではないが。
内容としてはよくありがちな、吹雪で閉ざされ外部との連絡の取れなくなった、スキー教室で起こった連続殺人事件を扱ったもの。
それに心霊現象やオカルト的要素を加味しながらも、決して重くなり過ぎない作品に仕上がっている。
アッと驚くようなトリックや仕掛けはないけれど、動機は十分納得のいくものであるし、テンポよく読ませる辺りはさすがと言えよう。


No.321 6点 魔女は甦る
中山七里
(2013/08/18 22:26登録)
80個以上の肉片と化した細切れ死体、謎の薬品会社、何匹もの飼い猫の失踪、嬰児の誘拐と、序盤の掴みは完全にOK。
ダークな雰囲気も好みの範疇にあるので、読んでいて何ともやるせない気持ちにさせられるのは事実だが、苦痛とは感じなかった。
ただ残念なのは、真相の説明があまりにもあっけないこと。それまでの捜査で色々な事実が詳らかにされているので、それで十分納得はできるわけだが、それにしても何ともあっさりしすぎている。
それと犯人像、これにはいささかがっかりである。
我々読者はこういうのを求めているのではない、とだけ言わせていただこう。
本作は、実質的なデビュー作のようなものなので、やや荒削りな面があるのと、『ドビュッシー』や『カエル男』のようなどんでん返しを期待すると裏切られるので、これから読もうとする人は気を付けたほうが良い。
そして、事件を捜査する刑事達や被害者を含めて、多くの登場人物がそれぞれ暗い過去を背負っていること、事件の解決があまりに救いのないものになってるので、後味はかなり悪い。
それでも、続編の『ヒートアップ』は文庫化されたら読みたいとは思っている。


No.320 7点 丸太町ルヴォワール
円居挽
(2013/08/12 22:22登録)
まず冒頭で「河原町祇園」の名前が出てきたことで、一筋縄ではいかぬと知らしめられた思いがする。さすが京大ミステリ研出身だ。
ライトノベルで重要なキャラは立っているので、その点では合格だろうし、なかなか楽しめる。
ミステリには違いないが、私がこれまで読んできたどれとも性質が異なる作品であり、異色というカテゴリーでは括り切れない、何とも不思議な作風であるのは読めば納得されると思う。
第一章のボーイミーツガールの全然甘くない会話のやり取り。ここからして普通の恋愛小説とは全く違う。
そして終盤に炸裂する驚愕の○○トリック。これはしかし、誰も予測しえなかったものだろう。
なぜなら、それまでに私の読む限りではほとんど伏線が張られていないから。
だから嫌でも騙された感が印象に強く残る。
さらには、主役が何度も入れ替わる構成も実に凝っていて、それだけでも読む価値は十分あると言いたい。
読者によっては、あまり良い評価を下さないと思われるが、それだけ革新的かつ実験的な作品だということだろう。

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