home

ミステリの祭典

login
あくむ

作家 井上夢人
出版日1993年06月
平均点5.67点
書評数6人

No.6 6点 メルカトル
(2013/08/21 22:16登録)
再読です。
これは気味悪いよね。感触としては背中を柔らかいブラシ様のもので逆なでされるような感じだろうか。
5作からなる短編集だが、どれも終始一貫して奇妙で独自の味わいを醸し出している。どこかいかれた、厭らしさを持った作品ばかりで、読後感は正直スッキリしない。
ホラーと言えばホラーなんだけど、普通の感覚と相当なズレを感じるような、作者の頭の中を見てみたいような。
しかも、どれもこれもが明後日のほうに着地しているため、不安定な感触は半端ない。
でもなかなか面白いのであるから、余計に厄介な代物である。

No.5 6点 makomako
(2009/07/10 14:10登録)
井上夢人の小説らしくとてもよく書かれていると思うのだが、内容があまり好みではない。読後感がすっきりしない。

No.4 6点 深夜
(2007/11/15 13:28登録)
世にも奇妙な物語みたいな話が詰まった短編集です。1つ目の作品を読んだら、後の作品の展開はだいたい読めます。面白いのですが、絶賛とまでは行かない。

No.3 6点 Tetchy
(2007/10/14 22:14登録)
色んな「夢」をテーマにした短編集。
幻聴、幻視、白昼夢、正夢と小説のテーマとしては使い古されたものばかりなんだけど、この人は最後の落とし方が歪(いびつ)だなぁ。
特に「ゴールデンケージ」のあの結末の苦さといったら。

No.2 5点 884
(2005/03/24 14:48登録)
 ホラー。5編の短編集。
 非常に、カルチャースクールの小説塾でお手本に使いそう。基本通りというか。

No.1 5点 テツロー
(2002/03/30 01:35登録)
妹が妊娠中に読んだと行っていたので、思わず、胎教に悪いからやめとけ、と言ってしまった。グロいよね、実際。

6レコード表示中です 書評