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ミステリの祭典

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六花の勇者 3

作家 山形石雄
出版日2012年11月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 6点 じきる
(2021/05/01 05:15登録)
読み応えある心理戦はそのままに、激しい戦闘シーンも楽しめた。

No.2 6点 メルカトル
(2013/09/27 22:06登録)
シリーズ第三弾はこれまで目立たなかった巨漢の少年騎士ゴルドフが、自らが仕える姫ナッシェタニアを救うために、命を懸けて戦う物語が中心となっている。
その戦闘シーンはすさまじく、ファンタジーならではの戦略や武器を駆使し、壮絶とも言える戦いを展開している。
このように書くと、いかにも単純な戦いのように思われるかもしれないが、その裏には敵味方入り乱れての心理戦が繰り広げられて、さらに緊迫感を高めるのに一役買っている。
ただ、あまりにもゴルドフのパートが長すぎて、他のキャラの出番が少ないのが少々不満ではある。がまあ、まだまだ先は長そうなので、今後他の勇者たちの活躍も存分に堪能できることだろう。

No.1 6点 kanamori
(2013/05/11 12:17登録)
”剣と魔法”の異世界を舞台にした冒険ファンタジーの第3弾。
今回の主役はナッシュタニア姫の忠臣の騎士ゴルドフで、全編を貫く怒涛の戦闘活劇がすごい。
ミステリ的な仕掛けはやや減退しているものの、三つの派閥に分離した凶魔側と六花の勇者との間で、それぞれの策謀が複雑に交錯する構図は今回も健在で、誰が敵で誰が味方か、誰が最終的に騙されているのか分からないコンゲーム風の仕掛けが滅法面白い。

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