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ミステリの祭典

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チーム・バチスタの栄光
田口&白鳥シリーズ

作家 海堂尊
出版日2006年02月
平均点5.96点
書評数28人

No.28 6点 いいちこ
(2022/05/06 20:34登録)
日本語は決してうまくないが、簡潔な叙述は平明で、ユニークなキャラクター造形と相まって読ませる力はもっている。
一方で、犯人は意外性に乏しく、トリック・動機も平凡。
平均的な水準の作品

No.27 6点 測量ボ-イ
(2016/10/23 16:22登録)
登場人物のキャラ立ちに優れ、リ-ダビリティは良いですね。
ただ僕と同類の本格色の強い作品を趣向する方だと、これでは真犯人を
推理できない(動機も理解不能)という不満点はあるかも。
医療ミステリというものを初めて読みましたが、満足度はそれなり。

No.26 5点 まっち
(2015/01/14 23:22登録)
医学用語がよくわからなかったので流し読みしたのですがこれはミステリではないと思う…
ただ、登場人物のキャラが立っていてセリフもよく、十分楽しめました

No.25 4点 ミステリ初心者
(2012/08/12 19:24登録)
 下巻から出てくる?、白鳥の話がとても面白かったです。
ミステリ部分では、ちょっと専門知識が要るような気がします。

 読み物としては面白かったけど、ミステリとしてはイマイチでした。

No.24 5点 isurrender
(2011/07/23 00:34登録)
ドラマは見ていません
ヒットしているだけあって、とても面白い
天才型の名探偵を連想させる白鳥のキャラがやはり良い
ただ、ミステリではないと感じた

No.23 5点 ムラ
(2011/05/24 03:14登録)
途中までは本当にこれは推理的な内容なのかと疑ったが、白鳥という探偵の登場で、ああこれは推理なんだな、とほっこりした。とはいえ読者が推理するような感じじゃなくて、推理をする探偵と主人公の動向を楽しむような感じかな。どのキャラもきちんと個性が出ていて面白かった。病院をテーマにしたミステリはあまり見たなったから新鮮だったってのもあるる。ちなみに、ドラマは見て無い。

No.22 5点 haruka
(2011/04/29 21:20登録)
医学知識がないと推理のしようがないという難点があるが、題材は新鮮でオリジナリティがあり、ストーリー展開もスリリングで面白かった。

No.21 4点 kenvsraou7
(2011/03/19 12:42登録)
ミステリという分野の話ではなかった。
犯人は最初の段階で目星がつくから。
ただ人物描写が非常におもしろく
この中に出てくる人物たちがいきいきとしている。
人間とはいかに完璧を装っていても
愚かな生き物だなとつくづく思い知らされた。
あってはならない医療事故を題材にしている作品の中では
抜群のおもしろさはある。
この白鳥というキャラが最高に気持ちのいい奴であり
人間誰しも彼のように生きれたらいいと思うであろう。

No.20 5点 HORNET
(2011/01/16 18:07登録)
 ミステリの味付けがされた医療エンタテイメントという感のほうが強い。犯人が意外(でもないか)なだけであって,物語の筋としては犯人探しがメインではあるが,楽しみとしては田口&白鳥コンビの魅力がメインといった感じ。
 楽しく一気に読めたのは間違いないが,これ以降このシリーズを積極的に読む気にはあまりなれなかった。
(最新の「アリアドネ・・・」はミステリ要素が濃いといううわさなので読んでみたいが)

No.19 8点 E
(2010/12/04 22:36登録)
面白かったです!
医療ミステリーというと小難しいという先入観があったのですが、それを覆す面白さでした。
意外と(?)キャラ立ち小説かもしれないかな・・どの人物も個性的で良かったです。

No.18 9点 itokin
(2010/11/28 11:48登録)
ミステリー要素は低いが物語としては最高に楽しめた.キャラの際立ちにびっくり、ユーモアを取り入れた話の展開、最終の一ひねり、まとめ方、どれをとっても私のお気に入りです。続編も直ぐ読みます。

No.17 6点 STAR
(2010/02/23 11:52登録)
ミステリーとしてはそこまで面白くはないのかも。ただ登場人物の個性などでうまくひっぱっている・・・という感じでしょうか。
病院の事情などは、さすが医師だけあってわかりやすくうまく書いてあると思います。

No.16 6点 まさむね
(2010/02/06 17:19登録)
各キャラの設定が面白く,かつ,スピーディーな展開で単純に楽しめた。
一方,ミステリーとしては,驚くほどの「仕掛け」はない。
良くも悪くも「漫画的」といった印象。娯楽小説としては秀逸。

No.15 7点 touko
(2009/11/26 20:58登録)
第一作はそれなりに時間をかけて、書いたのでしょうか。

現役医師である作者が、医療を取り巻く状況に対して物申すために、キャラクター小説&サスペンスの形式を明らかに利用するようになってからは、その熱い主張はともかく、文章は読みづらいし、プロットはいきあたりばったりだし、ギャグもすべっていて寒いしで、ちょっと……というのも多いのですが、これは万人が楽しめるエンターティメントに仕上がっていると思います。

No.14 7点 E-BANKER
(2009/08/15 12:26登録)
映画化もされた田口&白鳥シリーズの記念すべき第1弾。
第4回「このミステリーがすごい」大賞受賞作。
~東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」をつくり、次々に成功を収めていた。ところが、3例続けて術中死が発生。しかも、次回の手術は海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、注目を集めていた。そこで、内部調査の役目を押し付けられたのが神経内科教室の万年講師で不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人・白鳥だった・・・

さすがに「グイグイ」惹き込みますね。
医療ミステリーというと、どうしても専門的なため説明が多くなりすぎるきらいがありますが、本作にはそんなの関係なし。
何といっても、登場人物のキャラ立ちが尋常じゃない。
フーダニットについては、ちょっと分かりやすかったかなという気はしましたが、デビュー作でここまで書ければ上出来でしょう。
「最後に明らかになる衝撃の事実」というプロットも秀逸。
やっぱり現役医師は視点が違いますよね・・・
現代医学界の問題点や課題などもなかなか興味深く読ませていただきました。
有名作になりましたが、毛嫌いせずに読んで欲しい1冊。
(基本的に好きなんですよねぇ、医療ミステリーは)

No.13 7点 江守森江
(2009/05/22 05:26登録)
ドラマや映画も悪くはないが、原作から入るべきだったと後悔した。
※追記(’10.12.05)
先日、この作品より数年前に制作された「CSI:マイアミ」のエピソードで、遺族に解剖を拒否されたホレイショがAiを提案しアッサリ運用されたのを観て日本の死因究明に対する考えの遅れを痛感した。

No.12 6点 H.T
(2009/04/05 20:29登録)
映画化やドラマ化で、何かと話題になった作品。
キャラクターがいい。何度か「凶器」も出てきている(だったっけ?)ので、フェアといえば・・・フェアなんでしょうかね?
キャラクター重視の人にはお勧め。

No.11 3点 yoshi
(2009/03/29 20:57登録)
読んでる最中は面白かったです。でも終わってみると、結局解剖したら一発でわかることを、だらだら書いていたのかという感が否めません。あれだけ術死が続いていて、白鳥が強健発動するまで、誰も病理解剖しようとしなかったというのもねえ・・・。

No.10 4点 abc1
(2009/03/05 17:38登録)
(ネタバレあり)
ミステリーとしてはそれほどのものではない。白鳥のキャラで読ませる感じ。映画は田口を女性にしたのが成功してると思う。ただし、緑内障で下の視野が欠損していても、全く下が見えないというわけではないし、手術の時は顎をひけばいいだけのこと(上の視野には問題ないのだから)。何だか緑内障の患者への偏見を助長する感じなのが不愉快(自分も緑内障なので)。

No.9 5点 frontsan
(2008/12/12 14:44登録)
推理小説というよりは、現在の医療現場の厳しい現状を訴えることが主眼になってしまっているような気がする。

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