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ミステリの祭典

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STARさんの登録情報
平均点:6.50点 書評数:82件

プロフィール| 書評

No.82 4点 隻眼の少女
麻耶雄嵩
(2014/10/01 16:07登録)
「日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞ダブル受賞!」の帯にひかれて買ったが、そもそも犯人も動機もどうなの?という感じでした。
途中まではおもしろく読んでいたのに、意外な犯人というのにこだわり過ぎてしまった感じがします。
この人犯人?→違いました。他に犯人が…というのが何回も繰り返すけれど、さすがに多すぎて。最後の方に1回くらいのほうが「あっ」という意外性があっていいのでは。。

(ネタバレあり!)
そもそもこの犯人、やたら手間かけすぎということになってしまいます。事故死に見せかけるとかそういうほうがよほど簡単でしょうから。そうするとこの話自体根底が成り立っていない?という感じがしてしまいました。
腹話術まで出てきちゃうし、それはないでしょという感じです。


No.81 7点 時計館の殺人
綾辻行人
(2014/10/01 15:59登録)
十角館と同じくらいおもしろいというコメント等があったので、買ってみました。ちょうど新装版も出ていて読みやすそうだったし。
上下巻ですが、すらすら読めますね。やたら人が死に過ぎ?という感じもしますが。

十角館ほどの衝撃はやはりなかなか越えられない感じでした。内と外の二部構成は上手です。

(以下ネタバレあり!)
これだけ時計が関わるので、内と外で時間がずれているんだよなと当初から疑い読んでいました。たぶん内側の時間がずれているんだろうなと。でも進めていくうちに、あれ?内側の時間合ってるかと思ってしまったりましました。なので最後の種明かしで、なるほどねとなりました。
十角館同様、読者の先入観を利用した仕掛けですね。


No.80 5点 マスカレード・ホテル
東野圭吾
(2014/09/02 20:27登録)
推理物として期待して読んだので、低い点数に。
そもそも犯人はこうする必要があったのか?と根底で思ってしまったので。
犯人を当てたいが、出てくることだけでは当てられないのも…。

ホテルで働く方の人間ドラマという感じがしました。


No.79 7点 贖罪の奏鳴曲
中山七里
(2014/09/02 20:25登録)
過去に少年犯罪を起こしたものの現在は弁護士をしている主人公の御子柴。そんなに非現実的でもないと思いました。
読んでいる最中、わくわくする作品でした。


No.78 8点 皇帝のかぎ煙草入れ
ジョン・ディクスン・カー
(2014/09/02 20:22登録)
裏表紙「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」とアガサ・クリスティを驚嘆せしめた…とありました。
このあたりから予想できそうなのにまんまとひっかかりました。

これだけたくさんの推理小説が出ている現在においても、そこまで古くは感じないですね。


No.77 7点 戻り川心中
連城三紀彦
(2014/09/02 20:19登録)
どの短編集もその世界観は似ていると思いました。
せつなくて美しくもある。大正から昭和の暗い雰囲気もあります。
こういう短編集は初めてでした。


No.76 4点 タイムカプセル
折原一
(2014/06/02 19:39登録)
難しい社会的な事件など出てこないこともあり、すらすらと読めます。
袋とじにする意味はあったのだろうか!?
不破勇の謎についても、微妙すぎます。卒業証書を渡す場面の話については、ギャグなのか?とさえ思ってしまいます。
途中までおもしろかっただけに、残念な感じです。


No.75 7点 人喰いの時代
山田正紀
(2014/06/02 19:25登録)
本のタイトルがいいですね。昭和というのは、人が喰われていく時代だったのでしょうね。
それぞれの短編がそれなりに面白かったです。
特高が出てくる小説はあまり読んだことがなっかたのですが、当時はこんな感じだったのか?という雰囲気も出ています。
小樽に行ったことがあったので、そのあたりも楽しめました。
帯に「連作の最後の章に待つ大仕掛けにあなたは必ず驚愕する」とありましたが、これはずいぶん大袈裟では。
大仕掛けではなく、見えて生きていた動機の部分がはっきりとしてくるという感じでした。全てがひっくり返る等は期待しないほうがいいですね。


No.74 6点 神様ゲーム
麻耶雄嵩
(2012/11/14 15:52登録)
こちらで高評価なので読んでみました。
たった1つの事件だけれど、子供のやりとりなどがおもしろく途中までは楽しんで読んでいたのですが、最後あれ?って感じです。無理やり読者を驚かせようとしているという感じで。
真犯人が最後神様の天罰が下った人間だとすると記載がアンフェアですね。
(以下ネタバレあり!)
真犯人が最後神様の天罰が下った人間だとすると、父親が事件発生時にとった行動がおかしくなると思います。やはりつじつまがあっていない?


No.73 6点 メルカトルと美袋のための殺人
麻耶雄嵩
(2012/10/31 14:34登録)
おもしろいと思ったのは、③と⑦でした。
①「遠くで瑠璃鳥の鳴く声が聞こえる」:他の方のコメントからすると、けっこう高評価?私はこれはちょっと…。何故美袋が佑美子に突然惚れたのか?という問題があるが、リアリティに欠けるかなと。
②「化粧した男の冒険」:早く帰りたいので、早く解決したいというおかしな設定はおもしろいです。
③「小人閑居為不善」:島田氏の探偵御手洗に似ています。でも流れはちゃんとしているし、おもしろかったです。
④「水難」:殺人が成立するか運によるところもあると思うし、幽霊は出てくるし…で、いまいち。
⑤「ノスタルジア」:メカルトが原稿を書くという珍しい設定。
⑥「彷徨える美袋」: 良くも悪くもあまり印象に残っていない。
⑦「シベリア急行西へ」:ロジックがちゃんとしているので、おもしろかったです。


No.72 8点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2012/10/22 14:23登録)
こちらで高評価だったので、読んでみました。
作者はやはり横溝正史のファン?かなり怖い世界です。首なし殺人というよく書かれた題材で、よくこれだけのものが書けたなと感心しました!読んでいてドキドキしました。
首なし殺人の多くは被害者が誰かわからないようにする・加害者と被害者が入れ変わるなど挙げられますが、それを逆手にうまく使っています。
(以下ネタバレあり!)
閉鎖的な村・双子・童謡・過去の首なし死体・過去の怨霊など盛りだくさんなのですが、盛りだくさん過ぎて、途中いっぱいになってしまう感じが…。特に童謡はわざわざ歌詞が別ページになっていたので、注意深く読んだものの、ホラー的要素を強くするものであって、ミステリー部分とは関係なかったですし。
過去の怨霊話もなぜ2つ?お淡の方の話は意味あったのでしょうか?もう一方淡姫の方はある秘密とも関連性があるから、いい味を出していると思うのですが。
叙述のトリックもあり、それもよかったです。


No.71 7点 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
泡坂妻夫
(2012/10/16 15:39登録)
ミステリーとしては普通なのだが、この本のマジック(遊び心?)はすごい。なぜこのようなものが作れるのか。この遊び心がすごかったので、高得点。


No.70 7点 聖女の救済
東野圭吾
(2012/10/12 14:47登録)
読みやすいので、スラスラ読めます。
(以下ネタバレあり!)
どうして被害者はこうもモテるのでしょうね?女性からすると、かなり「イヤな奴」ですが。
あと被害者の性格からして、若い人(20代前半くらい?)の女性と最初から付き合わなかったのも不思議。その方が被害者の願望がかなう確率は高そうなのですが。

女の執念を感じて、動機はおもしろかったです。動機・トリックが「聖女の救済」というタイトルと重なるんですね。


No.69 7点
麻耶雄嵩
(2012/10/12 14:15登録)
初めてこの方の作品を読みました。
「外部との連絡が遮断された館」という今まで何度も書かれてきた設定で、よくこうもどきどきさせるような展開にできたな~と驚きです。
(以下ネタバレあり!)
2つの叙述トリックですが、1つは最近ではよくあるものなので、分かってしまいます。あきらかにある人物の記載が少ないですし。
でも盗聴器を利用した叙述は工夫がされていて、よかったです。盗聴器の話しは前もって出ていたので、十分フェアですし。
もう1つは気が付きませんでした。登場人物が驚いているのに驚くといった感じでしょうか。最初に出ていた館の図や登場人物の説明にもちゃんと意味があったのですね。この部分が最後犯人の特定につながっていくのですが、なんとなく無理やりつなげた感はあるような?
殺人鬼の共犯者はなぜ共犯者になったのでしょう?そのあたりは全く書かれていません。謎を解くのに関係ない人の気持ちとかには特に興味がないというのが、この作者だったりして!?
エピローグはどうしてわざわざあるのかわかりません。何か意味があるのかなと思い、誰が生存者なのか考えてみました。登場人物が地名なので、それも考えてみました。結局のところ、特定はできません。


No.68 6点 第三の女
夏樹静子
(2012/04/19 16:55登録)
現実にはまずなさそうな交換殺人の話。
異国(フランス)とはいえ、暗闇で殺したい人をベラベラ述べる主人公にも違和感あり。
スラスラと読みやすかったです。
謎の女性は雰囲気などからなんとなくわかってしまうのですが。


No.67 8点 高層の死角
森村誠一
(2012/04/19 16:50登録)
森村氏の代表作と言えば、『人間の証明』とこちらかな?とお思い、読んでみました。古い作品ですが、そんなに古さを感じませんでした。
高層がトリックに関係しているのかと思いきや、高層はあまり関係なかったようで、そこはちょっとがっかり。
崩したとおもっても二重・三重で犯人のアリバイが出てくる展開はおもしろかったです。
つぎ足して拡張していくホテルで、都内のあるホテルを思い浮かべたら・・・森村氏は昔ホテルマンで、私が思い浮かべたホテルで勤務していたのですね。

(以下はネダバレあり!)
女性の死んだホテルにあった敗れたメモ(一部の文字だけわかる)はおもしろいと思った。難解な暗号解読とかは読んでいて疲れるが、よくある文章(もらったことがある人は多いはず)の一部であるというところがいい。「●男国男」って?と思うがたしかにある文章の一部とすれば、納得。
飛行機のトリックも、台湾を使うあたりおもしろいと思った。だからこそ女性が死んだ場所が福岡だということで、納得もいく。


No.66 6点 私が彼を殺した
東野圭吾
(2012/04/02 11:43登録)
『私が彼を~』は未読ですが、こちらの方が評判がよかったので、読んでみました。
伏線が張り巡らされていておもしろかったです。一度3人全員に犯行の機会はなかったとなるところがいいです。
あえてラストを袋とじにしているのは、作者からちゃんと考えてってメッセージなのかなと。


No.65 4点 流星の絆
東野圭吾
(2012/04/02 11:37登録)
観ていなかったのですが、ドラマ化した作品ですね。
長文なのに、さくさく読めます。
無理やり真犯人を作っているかのような感じもしてしまいます。ミステリーという感じはしないです。
ラストはこんないい男いないのでは?というくらい甘めです。あまりに現実的でなさ過ぎ、ハッピーエンド!という簡単な感じで、そこも「どうだろう?」という感じでした。
重いテーマ(両親を何者かに殺害された)を扱っているのですが、他の作品みたいに心に響く感じがありませんでした。


No.64 6点 人間の証明
森村誠一
(2012/04/02 11:30登録)
以下の感想は『人間の証明』と松本清張の『砂の器』のネタバレありなので、ご注意ください!

森村誠一の本で初めて読んだ作品です。代表作として有名なので。
他の方も書いていますが、『砂の器』に殺人に至った背景等が同様です。ただ『砂の器』のほうが泣ける部分が多く感じ、どうしても比較になってしまい、点数はやや低めです。

トリック等はない、人の心を打つ人間ドラマだと思います。


No.63 5点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2011/10/24 14:18登録)
登場する人物に個性があり、すらすら読めました。途中まではおもしろかったのですが。
犯人がこの人だったら、つまらないかもという人が犯人でした。
動機もなんだか軽いですね。
星園がしゃべった過去の悲惨な事件も何か関わってくるのかと深読みしてしまいましたが、何の関係もなく肩すかしをくらわせられた感じでした。

女子大生が携帯を持っていないのが当たり前だったり、ポケベルが出てきたりと、時代を感じました。

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