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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.27点 書評数:615件

プロフィール| 書評

No.615 6点 永遠の館の殺人
黒田研二
(2024/04/20 10:31登録)
読了してみると、タイトルは秀逸でした。
内容はまあ…評価が難しい。
トリックは既視感あって、やや期待外れな
ところもありました。


No.614 6点 旅人たちの迷路
夏樹静子
(2024/03/24 21:23登録)
中編が2作品です。

「焼きつくす」
顔のない死体のバリエーション。
まずまずの内容ですが、犯人が最後の方に
出てくるのがやや不満か?

「現場存在証明」
これは謎の設定と解決方法がユニークな佳作。
法医学的にリアリティあるのかは、僕にはわ
かりませんが。

採点は前者5点と後者7点の平均で。


No.613 5点 信州・善光寺殺人事件
梓林太郎
(2024/03/09 14:43登録)
うーん、最後がやや尻すぼみ?
犯人も最後の方にようやく出てくるので、犯人探しの
妙もあまり楽しめない。
登場人物が意外に多く、伏線回収も一部中途半端感が
ありました。


No.612 6点 11文字の檻
青崎有吾
(2024/02/18 10:44登録)
氏の短編を初めて読みましたが、あまりにも短くて
内容が?の作品もありました。
ベストはなんだかんだで表題作の⑦ですが、他だと
②あたりが良かったです。
②はいわゆる密室もので、どうしても解決が「ああ、
なんだ!」になりがちですが、こういうネタ、嫌い
じゃないです。


No.611 4点 殺人ピエロの孤島同窓会
水田美意子
(2024/01/29 19:47登録)
シビアな目線で見れば、人があまりにも殺されすぎで
散漫な印象。
けれども結末の意外性は及第点だし、この作品を齢12
才の人が書いたという驚きもあります。
(良い意味と、そうでないのと両方の意味です)
このサイトの評判は良くないですが、個人的にはこれ
以上悪い評価にはできない感じ。


No.610 7点 カナダ金貨の謎
有栖川有栖
(2024/01/05 20:06登録)
どれも粒よりの短編集。
個人的には「船長…」がベストかなあと思いつつ、
有栖川氏には珍しい倒叙ものの表題作も捨てがたい
ところです。

余談)
4編めの短編集に、アリスと火村が知り合うきっかけ
が書かれています。作中で「英都大学」と紹介される
京都の某大学。実は下名もここの出身で、有栖川氏と
もほぼ同年代なので、作中に書かれている教室や食堂
、建屋の位置関係など手に取るようにわかり、楽しい
読書でした。


No.609 6点 ローズマリーのあまき香り
島田荘司
(2023/12/02 15:36登録)
久々の御手洗ものですね。
長らく氏の作品を読んでる人間からすれば、
また格別の感慨があります。
密室殺人で謎の設定は魅力的ですが、解決は…
まあいいでしょう 笑
ミステリとしてはともかく、読み物として評価
したい作品。

採点は7点(基礎点)-1点(さすがにこのトリック
は減点せざるを得ない)


No.608 5点 殺しも鯖もMで始まる
浅暮三文
(2023/11/26 14:48登録)
なかなか趣向を凝らした密室。
類似作はなかなかなく、オリジナリティはある
と思います。
ダイイングメッセージは、まあこんなものかと。
(あまり期待していない)


No.607 5点 綾辻行人殺人事件 主たちの館
天祢涼
(2023/11/11 09:08登録)
「ミステリーナイト」
どこかのホテルを会場として参加者が集い、
劇中で起こる殺人の真相を推理する…
いや、面白いイベントですねえ。
僕も機会があれば行ってみたいものです。
この本を読んで推理するのはなかなか困難
ですが、実際に参加するといろんな伏線を
発見でき、更に会場内にヒントもあって楽
しそう。
とはいえ、満点に近い回答をした参加者が
おられるそうで、感心させられます。


No.606 6点 寝台特急<北陸>の殺人
草川隆
(2023/10/31 21:41登録)
謎の設定がシンプルでわかりやすく、解決もスッキリ感があり、
まずまずの水準作。
死体の首を切る理由もちゃんと存在してるのも好感。
まあ犯人はちょっとありきたりですけど。


No.605 6点 クラスルーム
折原一
(2023/10/08 10:12登録)
折原氏らしい作品ですね。
今度は、そう来ましたか…


No.604 6点 七福神殺人事件
高木彬光
(2023/09/13 20:32登録)
久々に氏の作品を拝読。
確かにプロットは某海外有名作品と同じですし、
このサイトでの評価も高くありません。
けれども神津恭介効果もあり、小生の評価はま
ずまずです。
某著名作家の探偵のように、変に神格化・超人
化していないところを好感。

採点は
5点+1点(神津恭介効果)


No.603 5点 ネジ式ザゼツキー
島田荘司
(2023/08/24 21:38登録)
島荘先生の未読作品の一つ。2003年発表なので
初期作品とはいえないですね。
うん、これはファンタジー?なんとも評価が難しい。
この頃の氏の作品は、大風呂敷広げて強引に回収と、
御手洗の超人的推理は楽しめます。
ただ真相に偶然が絡むのを嫌う方にはあまりお勧め
できません。


No.602 5点 独眼竜政宗秘話殺人事件
木谷恭介
(2023/07/16 15:48登録)
謎解き部分はあまり印象に残らず、平凡な感じです。
青葉城に天守閣がない(廃藩置県で取り壊したのではなく、
そもそもない)というのは、意外なトリビアでした。


No.601 7点 立待岬の鷗が見ていた
平石貴樹
(2023/06/25 21:15登録)
まさむねさんとほぼ同意見で、地味ながら良い作品。
第一の殺人のトリックは、平凡ながら凝っています。
鮎哲さんの作品にもありそう。
不満点あるとすれば、第二の殺人で現場見取り図かなく
わかりにくいところか?
実は筆者はつい2ケ月ほど前に旅行で函館を訪れ、その
ときの記憶をたどることもできて楽しい読書でした。

<追記>
前の書評でキリ番600。500から600まで5年もかかっ
てます。1000の大台はまだ遠いです。


No.600 5点 学ばない探偵たちの学園
東川篤哉
(2023/06/10 17:09登録)
軽いタッチの割には中身はそれなりに本格。
密室トリックや犯人特定のロジックもまあ水準と
いったところでしょう。

(ネタバレ)
ワンバウンドしたって、そんなにうまくいくのかな?


No.599 8点 方舟
夕木春央
(2023/05/21 17:10登録)
このサイト、及び世間の高評価を見て拝読。
たしかに、これは・・・ですね。
有栖川氏を彷彿させる犯人限定のロジックに、
やはりこの作品の真骨頂は、最後のどんでん返し
でしょうね。
幅広いミステリ好きにおすすめできる一編。


No.598 4点 女王様と私
歌野晶午
(2023/05/01 13:43登録)
たしかに、これは賛否両論わかれるプロットでしようね。
バカミス?・・・たしかにそうかも。


No.597 7点 さらわれたい女
歌野晶午
(2023/04/07 19:51登録)
これは秀作です。
導入部から話しに入りやすく、サスペンス性も十分。
伏線の張り方がうまく、最後はスッキリと騙されます。
(う-ん、そうきましたか!)
ありきたりの誘拐ものではないのも好感です。


No.596 6点 カケラ
湊かなえ
(2023/03/25 17:24登録)
氏の最新作、そしてあまり本を読まない娘からの回し読みです。
登場人物が結構多く、また章ごとに語り手も変わるので、状況
把握に骨が折れます。
女性同士の人間関係がテ-マで、氏の作品に似た作風のがあり
ます(作品名失念)。
評価は水準作ですが、女性向けの作品ではあります。

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