六枚のとんかつ 六とんシリーズ |
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作家 | 蘇部健一 |
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出版日 | 1997年09月 |
平均点 | 4.80点 |
書評数 | 30人 |
No.30 | 7点 | Kingscorss | |
(2020/08/22 23:13登録) これは嫌われてもしょうがない。でも好き… バカミスとは本来こういうものを言うと思うんですよ。最初のガッツ石松が笑えないなら最後まで楽しめないと思います。自分はガッツ石松がどストライクでした。たしかにそう聞こえる時がある。 地図のミスリードとか形見ただけで一瞬でトリックわかりましたが楽しめました。最後の九州の地図で終わるのがまた良い。その他のトリックも素晴らしいバカさで、さすがメフィスト賞受賞作です。 全体的に当たり前ですがコメディー調で、バカバカしい落語家の噺を聞く感じでとても楽しめました。…が、やはりマイナス面は文脈が稚拙(文庫版はかなり修正されてる)なのと、あまり面白くない短編もあり、中だるみしてしまうことでしょうか。 真面目にミステリーに向き合ってる人には完全に不向きでしょうね… ちなみに読んだのは文庫版の方です。単行本は文脈含めてかなりひどいみたいなので… |
No.29 | 3点 | mediocrity | |
(2019/04/28 04:20登録) 文庫版。これは評価が分かれるのはしょうがない。 基本面白くなかったが、数作は楽しめた。外れた推理の中に興味深いものがいくつかあった。 |
No.28 | 6点 | 好兵衛 | |
(2018/11/14 23:33登録) *私が読んだのは文庫版です。 最初の一話を見たときは、読み続けるのをやめようかと迷いましたが 二話目から、結構本格物であり、笑わせてくれる珍しいミステリでした。 頭の体操みたいで。 特に、表題作は前書き注意文いれなくてもいいんじゃないかな? よく出来ていると思います。 キャラクターや世界観がアホで好きでした。おえっ! 文庫版じゃないひどい方も見てみたい・・・ |
No.27 | 1点 | レッドキング | |
(2018/08/13 12:29登録) やっと読めた 名作の誉れ高いこの作品ずっと読みたかったんだ |
No.26 | 5点 | 名探偵ジャパン | |
(2018/06/15 21:33登録) ひどい、ひどいと読む前から悪評ばかりが耳に入っていたせいか、そこまで言うほどではないのでは? と感じました。が、「文庫版あとがき」を読むと、作者自身当作を「ゴミ」と認めていて、文庫化の際に文章の手直しをして、あまりにひどい作品は削除したのだとか。正直、この文庫版でも「これは……」という部分が少なくなかったため、修正前は相当な代物だったのでしょう。 確かに「普通考え付いてもこれで書きはしないでしょ」という安易なトリック(?)のものも散見されますが、表題作はなかなかいい線行っているのではないでしょうか。 本作が初刊行されたのが1997年。もう二十年も前ですよ。それからミステリ界は大きく様変わりしており、それこそ「『日常の謎』って言って、ラノベみたいなキャラクターさえ出しておけば、どんなアホみたいなトリックでも許されると思うなよ」と言いたくなるようなミステリが大量に生み出されていますから。それらと比べたら、本作は真摯に「本格ミステリ」と向き合っていると言えます。作者が悪いのではなく、(この作品が)生まれた時代が悪かったのでしょう。 |
No.25 | 4点 | いいちこ | |
(2017/08/28 16:50登録) 本サイトのみならず、各処で酷評されていることを承知したうえで読んだからかもしれないが、アプローチ自体は想像以上に「本格」である印象。 トリック・真相が極めて安易・平易で、ミステリとは言えない不出来な作品もある一方で、水準に達している作品が散見されるのも事実。 叙述は非常に平易でスマートであり、下ネタや下世話なネタが多いにもかかわらず、それほど下品な印象を与えない点も好感。 各短編のミステリとしての核・スケールの小ささを考えると、さすがにこれ以上の評価は難しいものの、「ゴミ」という印象は受けなかった |
No.24 | 5点 | 風桜青紫 | |
(2016/01/25 05:34登録) 第2話(パンの話)がマジで酷くてビビりました。あんなダイイングメッセージ残すやつがいるかという突っ込みはおいとくにしても、起承転結がまともになってないし、文章もかなり稚拙です。もっぱら高校の文芸部の会誌に載るかも怪しいです。笠井潔がえらそーに「ゴミである」とか言ってましたけど、本当にゴミだと思います。ただ「桂男爵の舞踏会」あたりで、これはつまらなさを楽しむ作品なんだな、と気づいてからはなんだか楽しめました。表題作と「しおかぜ〜」と「丸の内〜」はそこそこ読めるし、ネタ本としてはなかなかなんで、5点ぐらいは進呈しておきます。 |
No.23 | 5点 | 斎藤警部 | |
(2015/06/26 19:30登録) 島田一男に「ふざけるな」という本がありますが、この著者に是非プレゼントしてあげたいですねWW おふざけは好きだけど、ちょっくら緩いぜ。 T-BOLAN風に言うと「詰まらなくはない」。 |
No.22 | 7点 | 平和マン | |
(2015/01/22 01:08登録) 何を思ったか定価で買ってしまった。これは酷い。金を返して欲しい。せめてとんかつ一枚と取り替えて欲しい。 難の脈略もない解決編に、私ごときでも思いついたことがあるレベルのカストリックが詰め込まれたゴミ短編集だ。短編が14作品収められているが、楽しめるレベルに達しているのはせいぜい『桂男爵の舞踏会』、『黄金』、『エースの誇り』、『しおかぜ17号四十九分の壁』、『オナニー連盟』、『丸ノ内線七十秒の壁』、『消えた黒いドレスの女』、『五枚のとんかつ』、『六枚のとんかつ』、『最後のエピローグ』ぐらいのもの。他の作品はとても出版レベルに達していないと感じる。 『音の気がかり』がくだらなすぎて、カップラーメンを作っている間に読むことにしたのだが、読んでいる間にカップラーメンが伸びてしまった。くだらない上に、人の食事までも邪魔をする。紛うことなき最低最悪の作品だった。 |
No.21 | 4点 | take5 | |
(2013/10/22 18:32登録) しおかぜはおそらく9割の方が一瞬で分かります。 丸の内線はおそらく9割の方が分からない。学生時代何年も乗っていたのに分からない私。 とんかつはおそらく9割の方が題名で分かります。 バカミスと9割の方が思い、 名作と1割の方が思う、いやもっと少ないか。 好みに差がでる短編、主観バリバリすみません。 |
No.20 | 5点 | mohicant | |
(2013/08/05 23:26登録) この作品は正直期待して読んだら、がっかりしすぎて捨てたくなるレベルです。私は全く期待してなかったので大丈夫でした。 一番ウケたのは「5枚のとんかつ」の前の作者注です。「同じトリックを使用しているので、どちらかお好きな方をお読みください」ってわかってんなら両方載せるなよ。 |
No.19 | 5点 | バード | |
(2013/07/06 12:59登録) バカミスと知ってて読んだが印象はバカミスというよりただの馬鹿。 だから正直ミステリとしての評価はほぼ1点2点に等しい(表題作の6枚のとんかつが1番ミステリっぽかったが)。ただ「潮風」や「丸の内線」、もともと未収録だった例の作品は笑えたので一応はプラスの印象。 |
No.18 | 6点 | ミステリ初心者 | |
(2012/07/13 15:49登録) ネタバレがあります 面白かったです。まじめな雰囲気で書けば、普通の推理小説になると思います。 とんかつのトリック?はこち亀の両さんもやっていたような気がするw |
No.17 | 5点 | まさむね | |
(2010/12/01 22:40登録) 怖いもの見たさで読んでみた。 評判どおり,「凄み(?)」を痛感せざるを得ない短編が多かったが(「しおかぜ⑰号~」などは凄すぎてとてもコメントできない…),個人的には許容範囲内の短編もあった(表題作など)。 それだけに,どこまでがギャグなのか掴みきれず,何と捉えればよいやら…。 まぁ,記憶に残る短編集であることは間違いない。人に薦めるかは別として。 |
No.16 | 7点 | メルカトル | |
(2010/06/09 23:52登録) 確かにバカミスだが、単なるバカミスだとはどうしても思えない。 『占星術』の本家取りは決してモノマネではなく、オリジナリティを兼ね備えているし、他の作品も十分笑って許せる許容範囲内であろう。 酷評される気持ちも分かるが、どうか寛容な心で読んでもらいたいものである。 |
No.15 | 7点 | band box | |
(2010/01/15 22:55登録) なぜ批判されたかはよくわかった。 が、100冊に1冊くらいはこんなのがあってもいいと思う。正直、受けた。 僕は巧みな小説よりも面白い小説のほうが好きだ。稚拙な部分もあるが、それと相俟って面白い。この小説のバカらしさはゴミのように貶される要因でもあるが、人によってはそれが魅力でも何の問題もないし、当たり前のことだと思う。 |
No.14 | 5点 | 江守森江 | |
(2009/05/22 17:10登録) ここまでやれば清々しい。 そんな一例。 それでもゴミにならない程度の本。 ※余談 この作品を読む以前、新宿三丁目に勤務していたので、丸の内線ネタは職場の飲み会で話題になった事があり知っていた(他に可能な実例も飲み会で挙がった) |
No.13 | 6点 | 薬 | |
(2008/11/29 21:07登録) 馬鹿馬鹿しい。だがここまで馬鹿馬鹿しいと逆にうれしい。 商品としてのレベルに達していないかもしれんが、その稚拙さが僕にはかなりツボになった。笠井潔氏が「たんなるゴミである」と言ったそうだが、これは、ゴミはゴミでも、高レベル放射性廃棄物並のややっこしいゴミだな、と思う。 |
No.12 | 6点 | シュウ | |
(2008/11/06 00:57登録) 怖いもの見たさというかこれだけ批判されてるんだからどれだけ酷いんだろうと思ってわくわくして読み始めたんですが・・・ あれ?結構面白いと思うんだけど(笑)色んな事件が起きてバラエティに富んでるしギャグもそれなりに面白いし。 まあ当方B級映画やバカゲーが大好きな人間なんで参考にならないかもですが。 「オナニー連盟」と「しおかぜ⑰号四十九分の壁」がツボでした。 |
No.11 | 2点 | おしょわ | |
(2008/10/05 20:50登録) これで8点つける人もいるから世の中面白いです。 でもこの作品は面白くない。 |