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ミステリの祭典

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御手洗潔の挨拶
御手洗潔シリーズ

作家 島田荘司
出版日1989年11月
平均点6.35点
書評数49人

No.49 6点 三枝
(2023/12/05 21:33登録)
数字錠:昭和の時代はこういう貧乏の悲哀みたいなお話をよく見たものですね。推理部分は難ありですが、レストランの夢のような筆致はさすがです。

疾走する死者:メイントリックはまあまあ好きでしたが、他の方のレビューを見た感じ使い回し?なのですかね。評価保留とさせていただきます。

紫電改研究保存会:既に指摘している方がいますがシャーロックホームズの有名エピソードを思い出す内容。ターゲット選定の無理やりさが目に付きます。

ギリシャの犬:暗号の解答は読者が推理するのはほぼ不可能だと思いますが、単純に読む分にはおもしろいと思います。

No.48 6点 みりん
(2022/12/27 13:40登録)
ミステリというより御手洗潔の人間性が知れる一冊です。
ファン必読

No.47 5点 じきる
(2020/12/25 03:51登録)
ミステリとしては小粒ながら、ストーリーはそれなりに充実している。
御手洗ファンなら必読かな。

No.46 6点 ボナンザ
(2020/12/10 01:05登録)
最初の短編集だけあって本格度合いは比較的高め。
御手洗のキャラクターも含めてファンは必読。

No.45 7点 バード
(2019/02/22 05:27登録)
(再読シリーズ 1)
御手洗ファンならほとんどの人が楽しめるのではないかしら。自分は楽しめた。
御手洗のキャラが強いので、短編でも満足感がある。

「数字錠」 6点 : 御手洗が優しくて4話の中で、ストーリーは一番好き好き。ただし数字の組が10!個という嘘に警部も石岡君もだまされるというのは二人とも頭悪過ぎない?

「失踪する死者」 7点 : 斜め屋敷に通じるむちゃくちゃな物理トリックさね。あちらは納得できなかったが、こちらはありかな(笑)。(この差がなんなのかは自分でも良く分からん)

「紫電改研究保存会」 6点 : あまり言うことがない。

「ギリシャの犬」 7点 : 暗号が解けるとは思えないけど、ある程度納得できるからOK。たこ焼き屋盗難も最後にきちんと絡めてて良し。

No.44 3点 ねここねこ男爵
(2017/10/13 22:05登録)
超絶凡作品集。読まなくていい。
この作者は不可思議な状況を作ってから解決を考えるタイプなんだろうが、解決を思いつかなかったときに恐ろしく無理矢理な物理トリックと、不思議なことは全部偶然で済ませる傾向がある。本作でもそのダメっぷりを存分に味わうことが可能。
そこを批判すべきではないと言うのはわかっていても、場合の数の説明はブチ切れそうになった。勉強不足なのに頭良さそうなフリするなよ作者。

No.43 5点 まさむね
(2017/09/09 22:30登録)
 「数字錠」は、人間ドラマとしての評価は別として、トリック自体は平素。例の"割合"の件は、読中に気付く方も多いのでは。
 「疾走する死者」は、いかにも島荘というトリック。読者への挑戦状付きですが、某長編を先読していた者としては微妙な印象も。
 「紫電改研究保存会」は、既視感はあるけれども、全体の雰囲気が好き。
 「ギリシャの犬」の暗号にはなるほどと思ったけれども、数多くの点で無理があるなぁ…などと思ったりも。それを言っちゃあ、ミステリ読みとしてダメか。
 全体として、詩情的な雰囲気や御手洗潔の味を感じ取るべき短編集かな。

No.42 5点 青い車
(2016/08/24 22:19登録)
 あれだけ重厚感ある長篇を書いている作者にしては、どういうことかと思ってしまうほど冴えない作品が多いと感じました。『数字錠』の間違った場合の数の説明には首をひねりました。『紫電改研究保存会』に至っては有名な古典の焼き直しに過ぎないと思います。ただ、唯一『ギリシャの犬』の奇妙な暗号だけは感心しました。

No.41 6点 いいちこ
(2016/03/03 14:20登録)
「紫電改研究保存会」が残す抒情感、「ギリシャの犬」における暗号の合理性の高さが見どころ。
「疾走する死者」はメイントリック自体が長編作品で複数回使用したトリックの使い回し、かつ使用方法で明らかに見劣りする点で強く推せない。
「数字錠」では確率に関する欺瞞が目を覆うレベルで、数学の素養が乏しいのかと思わざるを得ない。
いずれの作品も本格としての骨格はやや脆弱で、長編に比してかなり小粒な印象だが、作品の完成度・水準のブレは小さく、確かな力量を垣間見せた

No.40 6点 測量ボ-イ
(2016/02/11 11:12登録)
この作品の書評が抜けていました。
島田氏初期の短編集だけに、どれも粒よりで満足度はそれなり。
暫定6点とし、いつか再読して7点に引き上げるかどうかを検討します。

No.39 6点 斎藤警部
(2016/02/10 12:18登録)
その昔はじめて「あぁ、これがしまそうバカトリックですか」とのけぞった『疾走する死者』。何らかの心理トリックだと思い込み読んでたもんで、あのまさかのアレにはショックを受けましたよ。
御手洗が『数字錠』で見せる優しさとハッタリかまし(○○日掛かる云々)の噛み合せの妙は綺麗です。何ともやるせない哀しみが敷きつめられてもいるし。
他の二作も小粒感ありありながら良い出来。
でもやっぱ、しまそうの真髄は長篇だよな。(その真髄が『数字錠』にかなり沁み込んでいるとは思う)

No.38 4点 ムラ
(2011/09/12 18:43登録)
御手洗キャラがやっぱり好きだ。
ただ推理のオチとしてはインパクトが薄めだったかな。
面白いけど地味という印象

No.37 6点 大泉耕作
(2011/08/08 14:22登録)
このサイトで評判になっていた島田氏の作品を僕も読んでみたいと思い、『~挨拶』からはじめてみました。
ミステリとしては斬新なものも感じられませんでしたが、登場人物のひとりひとりに魅力があって、すっと作品に入り込めました。
全体がホームズの日本版のようですね。
面白いのでこれからも御手洗シリーズを読んでいこうと思います。

No.36 7点 HORNET
(2011/01/16 08:52登録)
 一つ一つの短編がよく練られており,御手洗潔シリーズのショートストーリーを楽しむには最適です。「疾走する死者」は「読者への挑戦状」もあり,しかもそれが解けたので楽しめました。隅田川での捕り物を描いた「ギリシャの犬」も暗号解読を主体にしていて面白かったです。

No.35 6点 seiryuu
(2010/07/16 17:49登録)
短編集ながら4話すべてストーリーや設定がよくて
丁寧に作ってある感じがした。
作者の御手洗潔への思い入れが感じられる作品。

No.34 7点 E-BANKER
(2010/02/11 23:02登録)
御手洗潔シリーズの短編集。
4つの短編とも有名作かつ御手洗の魅力を堪能できます。
①「数字錠」:割合地味。トリックは、青梅街道~新宿通り界隈を知っていればすぐに思いつきます。
②「疾走する死者」:御手洗と中村警部、隈能美堂巧の3人が一同に会する豪華版!? 読者への挑戦もありますが、島田氏のある有名作を読んでいれば、あの物理トリックがすぐに思い浮かぶでしょう。
③「紫電改研究保存会」:ホームズ物の名作「赤毛連盟」を彷彿させます。
④「ギリシャの犬」:暗号については、東京の下町方面に詳しければすぐにピンとくるかもしれません。

No.33 6点 だい様
(2009/08/17 09:30登録)
御手洗潔シリーズ第3弾

御手洗がコーヒーを飲まなくなった理由いいですね。
キャラ物として面白かったです。

No.32 5点 varu
(2009/06/07 03:44登録)
数字錠はミステリとしていまいち。物語としては…うん、キャラ萌えの方向けかな。私は薄っぺらく感じ、読んでて恥ずかしい気分に。

No.31 7点 江守森江
(2009/05/24 20:31登録)
御手洗物が読みたいと渇望していた時期の作品で全話が期待を裏切らなかった。

No.30 8点 E
(2009/04/25 18:50登録)
島田荘司氏・御手洗シリーズの短編集は分け隔てなく好きです。短い中にも、しっかりとしたトリックが展開されていて流石と思います。

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