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[ 本格/新本格 ]
密室蒐集家
大山誠一郎 出版月: 2012年10月 平均: 5.71点 書評数: 17件

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原書房
2012年10月

文藝春秋
2015年11月

No.17 5点 ボナンザ 2021/06/27 19:57
密室オンリーで短編集という意欲は買うが、偶然力強すぎるやろという突っ込みは避けられまい。短編集としてまとめなければもう少し印象良かったかも。

No.16 2点 yoshi 2020/11/11 12:41
いやーつまらん。欠点は他の方が的確に指摘しているので敢えて繰り返さないが、そもそも小説になっていない。
こんなのに受賞させるから、本格ミステリ大賞はマニア作家の内輪受け賞と言われてしまうのだろうな。

No.15 6点 Kingscorss 2020/11/10 22:45
単行本から改定された文庫版で読了。
(´ε`;)ウーン 悪くはないんですが、色々と指摘したいところは山盛りにあります。

まず、密室収集家のキャラクター。喪黒福造みたいな不思議系キャラ設定には好感が持てるんですが、設定以外はキャラクターが全く描かれておらず、ただの血の通ってない謎解きロボットと化しています。この辺は著者の他の作品も全て同じで、キャラクターを魅せようという志がそもそもないのかもしれません…

そして肝心のトリックの方なんですが、本格として、ただのパズルとしてみればそれなりに仕上がっていると思うんですが、やはり、すべてのトリックが偶然頼みなのが個人的にいただけなかったです。ちょっと現実味のない、あまりにも超偶然の産物ばかりなのが… もとから密室トリックは現実面で難しく、読者を驚かせるためには偶然を取り入れるしかないかもしれません。でも、ちょっとやりすぎな気がしました。特に最後の雪のやつ… ありえなさすぎ。

今まで大山誠一郎さんの著者を四冊拝読しましたが、個人的には『アルファベット・パズラーズ』がダントツで、『赤い博物館』がそれなり、『密室蒐集家』はイマイチ、『アリバイ崩し承ります』が残念…という感じです。『ワトソン力』も機会があったら読んでみたいです。

No.14 2点 ねここねこ男爵 2018/05/15 16:43
マニアの学生が書いたトリック当て短編、というところ。
同人誌だったりネットで公開するなら微笑ましいが、出版されているとなると…。
トリック当てと書いたが、密室は読者が納得できるようにかつそれが唯一の解答になるように伏線を張ったり話を構築することが難しく、本作も登場人物の発言が(嘘の自覚無く)虚実入り混じりであったり、それがわかっていれば話が終わるような(しかも初動捜査で明らかになるような)証拠がどんどん後出しであったり、証拠の解釈が独善的であったり、記述の手際が悪くトリックがすぐ露見してしまったりと高評価しづらい。


以下ネタバレ含みます。


密室は作成法より必然性が重要なはずだが、本作はそこも弱い。
また、とにかく証拠解釈がおかしいように感じる。後出しも多いし。後出しを許すなら第一話は以下のような真相でも良いのではないか。

校長と橋爪と小使いは全員被害者に恐喝されていて、共謀して殺人を計画。窓から侵入したような工作をし、殺害。腕時計を盗み、内側の指紋を拭き取り、鍵で施錠する。途中で待っていた小使いに鍵を渡し校長は拳銃を持って逃亡。その後時間が経ってから鍵を開け死体を発見通報の流れ。
橋爪と小使いは見張りと人払い。むしろこの二人を抱き込んでいないとそれこそ目撃されるだろう(実際に逃げるところを見つかってるし)。施錠したのは、万一他の教師が忘れ物でもとりにやってきて(校舎の鍵は閉まっているので橋爪か小使いが付き添うだろう)、ちょっと被害者に挨拶をとなったときいきなり開けられるのを防ぐため。「熱心に演奏しているので邪魔すると悪い」とでも言えばよい。勿論通報時には「鍵はかかっていませんでした。犯人は被害者に開けてもらい、そのまま逃げたんですねぇ」と嘘証言をする。
腕時計を盗んだのは、例えば校長は不倫をして強請られていて、腕時計の裏に自分と愛人の名前が刻んであり、被害者がそれを証拠として取り上げいやみったらしく身につけていたとすればよい。残る二人が疑われたら「疑うなら身体検査や校内を調べてください。どこに拳銃があるのですか?」でよい。というか、よく橋爪の拳銃が見つからなかったと思う。
警察が調べれば恐喝されていたことが分かる?それは本編の校長も同じだろう。

この計画の途中で予期せぬ目撃者がいても作品通りになるはず。少なくとも伏線ゼロで懐中時計をでっち上げるより論理的と思うが。それが嫌なら時計が複数あった伏線を張るなり、現場から時計の風防の破片が見つかったなりすれば良い。もちろん作者が思いつかなかった訳ではなく、それを書くと真相が読者にバレてしまうのを嫌ったのだろうが。

他の話も別解作成が可能で、それは蒐集家の推理が論理的でなく独善的なことが理由なので…。
結局、「真相を当てなさい。ただし問題文は間違いもあります。何箇所間違いかは秘密です。また、解くためのデータも不足しています。自分で想像してください。なお、作者の用意した解答以外は無条件で不正解とします。」ということか。それが気にならないほど面白かったら良かったのに。


********
疑問点に一つ一つ突っ込むとキリがないのだが特大のを一つだけ。
「部屋に忍び込み、部屋主がいきなり帰って来たときの時間稼ぎにドアチェーン」とあるが意味不明。その状況で時間稼いでどうすんの?(むしろ開けておいて隠れてやりすごし、部屋主のスキを突いて逃げるほうがワンチャンある)。
時間稼ぎ中に逃げる?高層階からどうやって?

No.13 5点 蟷螂の斧 2018/05/08 20:59
好みの問題でこの評価。残念ながら、うーんと唸るものがなかった。著者はあえてやっているようですが、偶然が多いことが気になります。探偵役の推理が飛躍し過ぎて、そんなこと解かるわけないだろうと突っ込みたくなってしまった(笑)。

No.12 6点 青い車 2016/09/25 22:25
 かなり惜しい短編集です。本来なら大好物の材料のはずなのに、「推理」の純度を重んじるあまり「小説」としての面白さを犠牲にしてしまっているところが顕著に出ており、読後に本を読んだという満足感がありませんでした。様々なパターンのアイデアで密室殺人を構成してみせた心意気は感心しますし、労力も相当なものだったのでしょう。しかし、もっとロジックの隙を埋めてストーリーの肉付けして欲しかったところです。
 以下、ネタバレありの各話の感想です。


①『柳の園』 懐中時計の存在を導き出すロジックの軽やかさがすばらしいです。ただ、方々で指摘されたという大きな穴があるのは非常に残念。
②『少年と少女の密室』 衆人環視の密室を叙述トリックを使うことで成立させたアイデアは抜群。しかし、これにもヒントが親切すぎて気付く人はすぐ気付いてしまいます。
③『死者はなぜ落ちる』 大きな偶然に頼ってはいるものの、別の死体を利用するという奇想は傑出しています。もっと小説として膨らみがあれば尚よかったのですが。
④『理由ありの密室』 WHYを主題にした異色作。評価は高いですが鍵をめぐる推理は危なっかしい綱渡りで、あまり感心しませんでした。また、ダイイング・メッセージは蛇足では?
⑤『佳也子の屋根に雪ふりつむ』 時間の誤認により雪の密室を構成した作品。やはりご都合主義で詰めが甘いところもありますが、締めとしていいと思います。

No.11 6点 パンやん 2016/04/17 06:39
探偵キャラで魅せる密室短編集で、いずれも翔んでる真相ばかりなのに驚くが、論理的に緻密で、脳トレになってよろしい。すぐ解けるのもあるが、この不思議な時の流れ、独特の異空間テイストに包まれたロジックの持ち味が全て。

No.10 7点 E-BANKER 2016/02/07 22:40
時代を超越して神出鬼没な存在。その名も「密室蒐集家」。
彼を探偵役に据え、事件はもちろんすべて密室殺人事件・・・
とにかく密室に拘り抜き、ロジックを徹底的に追求した作品集。第十三回本格ミステリー大賞の受賞作!

①「柳の園」=時は1937年。夜中の音楽室で起こった不可思議な密室殺人事件を目撃した女子高生。逃げられるはずのない密室から犯人が消えたトリックとは? 本作中これが最もオーソドックスな解法っぽい。単行本当時は密室の“穴”が指摘されていたが、文庫版では改訂が施されている。
②「少年と少女の密室」=時は1953年。東京郊外の住宅で高校生の男女の死体が発見される。しかも問題の家は刑事たちが張り込みをしているという堅牢な密室下だった! これはアリバイと密室の融合かと見せかけて、読者は見事に騙し絵を見せられることに・・・
③「死者はなぜ落ちる」=1965年。苦心した跡が相当に伺えるプロットなのだが、やっぱりプロットのためのプロット、或いはトリックのためのトリックという側面があまりに強すぎるか? 他の方が触れていましたが、カーの「皇帝のかぎ煙草入れ」を彷彿させるところは確かにある。偶然性が強すぎるという指摘は仕方ないかな。
④「理由ありの密室」=時は1985年。唯一倒叙形式で書かれていて(ただし、犯人は匿名)、他の作品とやや毛色の異なる作品。犯人が「なぜ密室をつくるか」を八つの理由に分け説明している(あとで九つに増えるのだが・・・)のが斬新。ということでWhy Do itに拘った一編。でもこんな名前の容疑者いたら疑ってしまうよなぁー
⑤「佳也子の屋根に雪ふりつむ」=最後は2001年という設定。タイトルどおりいわゆる「雪密室」テーマの作品。トリックはどこかで見たようなやつなのだが、真犯人の意外性が実に鮮やか・・・と言いたいのだが、動機に至る経緯がすべて後出しだからなぁ・・・

以上5編。
このご時世にここまでロジックに拘り抜いたミステリーを読める幸せ!
密室トリックは出尽くしたと言われて久しいが、見せ方を工夫すればまだまだ面白いということがよく分かった。
ほぼ全ての作品に共通するのは「錯誤」を使ったトリックということ。
誰かが何かを「錯誤」したことで密室トリックが成立してしまう・・・そんな読後感。

偶然性に頼りすぎなのは百も承知で、「こう考えれば」超堅牢な密室もあっという間に瓦解してしまう!
とにかく本格ファンにとっては実に楽しい読書になるはず。
(ベストはやっぱり⑤かな・・・。時代設定を変えているところに思ったほどの仕掛けがなかった点がやや割引材料)

No.9 6点 nukkam 2016/01/13 19:47
(ネタバレなしです) 1937年に女学校の音楽室で教師が撃たれて死んだ「柳の園」から2001年に周囲を雪で覆われ、被害者以外の足跡のない状況で起きた殺人事件の「佳也子の屋根に雪ふりつむ」まで5つの時代で起こった不可能犯罪を密室蒐集家が解決する短編5作を集めて2012年に出版された短編集です。この探偵役、名前も素性も不詳の上に70年近い時代差で登場しながら年をとっていないという不思議な人物で、やはり時代を超越しているエドワード・D・ホックのシリーズ探偵サイモン・アーク(自称2000才)を連想しました。王道的な本格派推理小説の短編集ですが、推理のための手掛かりとして最も重視されるであろう動機、機会、手段の内、機会と手段に的を絞っており、そのため犯人の正体は往々にして動機が隠されたままで指摘されるので意外ではあっても読者に対してアンフェアではと指摘することは可能だと思います(「理由ありの密室」は例外的に動機が事前に提示されます)。しかし本書の場合は不可能犯罪の謎をアピールすることを第一にしているので、一概にそれを弱点とも言えないと思います。偶然に助けられたようなトリックもありますが、不可能が可能になった時の謎解きのカタルシスは十分に得られます。

No.8 6点 メルカトル 2015/12/18 22:00
実に端正な造りの本格ミステリ短編集。タイトルから分かるように、密室にとことんこだわっており、さらにはトリックも考え抜かれたものばかりである。
余分なエピソードや登場人物の個性などをできる限り排除し、あくまで推理小説に固執した作者の執念すら感じる作品が並んでいる。しかも、意外な犯人という点ではまさに秀逸と言える。ハウダニット、ホワイダニットにもしっかり気を配っており、どこを取っても本格の名に恥じない、密室殺人のオンパレードとなっている。
探偵の密室蒐集家は時代を隔てても全く容姿が変わらない謎の人物で、事件の概要を聞いただけで、即解決して知らぬ間に去っているという、個性も何もあったものではない。そこが逆にインパクトを与える効果をあげているように思う。

No.7 7点 名探偵ジャパン 2015/11/30 10:08
密室殺人事件が起きると、どこからともなく現れ、解決すると消えてしまう神出鬼没の謎の名探偵「密室蒐集家」
かつて、俳優の田村正和は、自身が主役を演じた「古畑任三郎」シリーズで、脚本家の三谷幸喜が、「古畑の役作りのために彼の履歴書を書きましょうか」と提案されたところ、「古畑は、事件が起きると現れ、解決して去ってしまう。彼のプライベートは誰も知らないし、果たしてそんなものがあるのかも分からない。それでいいんじゃないですか」と答えたという。脚本家以上に古畑というキャラクターを見事に捉えた言葉だが、それを具現化したような、本作の「密室蒐集家」

この設定から分かるように、本作は徹底的にトリックに拘った作品集だ。その代わり、キャラクターやストーリーなどは完全にそぎ落とされている「『ミステリ』というジャンルを冠するためだけに、オタク好きするキャラクターの会話劇に、ふわふわした分かったか分からないようなトリックを取って付けたように載せただけの『キャラミス』など、どけ!」と、作者が言ったか言わなかったか知らないが、(間違いなく言ってない)この時代、ここまでトリックに拘ってくれるというのは、非常に頼もしい。「偶然の乱発」など、些細な問題だ。

No.6 7点 monya 2013/08/21 15:38
大山氏の作品には幾つかの大きな欠点があり、デビューから現在までそれが一切変わらないことからもはや”そういう作品”として楽しめる者以外お断りというところまで達してきた感がある。
というわけで、新本格のゲーム的すぎるところが嫌いといった様な方には絶対にオススメできない作品。
それこそ、ミス研の学生が書いた犯人当て短編が集まっているだけだから。
だけど、その分、ゲームで良いやリアリティは結構といったパズラー好きには堪えられない濃厚な短編集となっている。
個人的ベストは「理由ありの密室」。ハウの解法よりもホワイ、フーの解放に気合が入っている短編集だけれど、これはそれ顕著に出ていてロジックが素晴らしく綺麗。
次点は「佳也子」かな。豪快なトリックで楽しめた。

No.5 6点 HORNET 2013/06/30 09:43
「柳の園」「少年と少女の密室」「死者はなぜ落ちる」「理由ありの密室」「佳也子の屋根に雪ふりつむ」の5編。密室殺人事件にあたっている捜査陣の前に表れる「密室蒐集家」と名乗る男。それまでの事情を聞くだけで「わかりました」とずばり真相を当てる。確かに密室トリックに特化した,無駄のない謎解き主体の展開は心地よく,本格好きにはその姿勢からして好感が持てる。しかし,「密室トリックを成立させるため」のあまりにもできすぎた偶然が多い。言い換えれば,「この密室状況を説明するためにはこうするしかつじつまが合わない」というような,「密室状況成立ありき」のスタイルで,その現実離れした状況を密室蒐集家が一足飛びに(論理的ではあるが)言い当てる様にはあまり緻密さを感じない印象も残った。

No.4 7点 まさむね 2013/01/24 22:49
 直球の密室短編5本。
 余分な要素を極力削ぎ落としており,本格の純度は相当に高いです。一方で,その副作用といって差し支えないと思いますが,各短編とも偶然性に頼りすぎている印象は拭えません。ご都合主義と感じる方もいらっしゃるでしょう。また,記号的ともいえる人物描写(「密室蒐集家」たる探偵役も例外ではない)が合わない方もいらっしゃると思います。
 でも,私は,むしろこのストイックさに好感を持ちました。“本格好き”の欲求を十二分に満たす作品であることは間違いないですし,割り切りも重要です(笑)。
 ちなみに,マイベストは「少年と少女の密室」かな?

No.3 6点 makomako 2013/01/02 11:03
 ここまで密室もののトリックだけで作品を5作も作り上げたことに賞賛を惜しまない。がちがちの本格ものでトリックが何より楽しみといった嗜好の方ならまず間違いなくとても楽しめるでしょう。 わたしも本格ものが好きではあるのですが、昔読んだ本格もののトリック解説書のような感じで、はじめは感心するのですがそれだけではお話としてもう一つ。感動や雰囲気を味わうといったことにはならないのです。ああもったいない。雰囲気も十分にかもし出せそうな内容なのに。
 連作としないで長編小説を書いていただきたかったなあ。
 まあこういったトリックのみの内容としたところが、けれんみがなくてよいといった見方もありましょう。  
 7点としたいところなのですが、最後のダイイングメッセージがあまりにも無理(これだと被害者と犯人がこれほど分かり難いメッセージを瞬時に思いつき見破ったこととなります)なので1点減点しました。

No.2 6点 kanamori 2012/12/11 22:37
濃密な密室トリックものを揃えた連作短編集。
いつも終盤に登場し謎を解く”密室蒐集家”は、いわば謎解きマシーンのような存在です。ハウダニットだけでなく意外な犯人像を設定したものもあり楽しめました。
難点は、「たまたま~だったから」というような偶然性に依存した作品が多いということですね。

個人的ベストは、足跡のない殺人テーマの「佳也子の屋根に雪ふりつむ」で、ある既存トリックの応用ですが、犯人特定のロジックがスマートです。「皇帝のかぎ煙草入れ」を髣髴させる設定の「死者はなぜ落ちる」も不可思議性が魅力的な良作だと思います。「少年と少女の密室」は、密室トリックに〇〇トリックを利用したアイデアがユニークですが、序盤に「ん?」と思わせるところがあり早々に仕掛けが分かってしまいました。

No.1 7点 smile66 2012/10/22 19:08
密室殺人事件が起こると「密室蒐集家」なる人物が現れ密室殺人事件を解いていくという短編集。

5編から成っており、1つの話につき約50ページほど。なのでこれは密室殺人事件が起きて、警察が殺人事件の状況を調べて、それを元に密室蒐集家が超人的に事件を解くだけのガチガチ本格ミステリーである。

なので本格ミステリーに興味がない人は面白くないかも。。。
でも密室殺人というあまりにラジカルな題材をかなりうまく調理しています。短編の中に伏線がもりもり詰め込まれており、解決編での回収の手腕は素晴らしいと思います。

8点あげたいとこだけど、1編ちょっと無理のあるお話があったので-1点です。


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