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ねここねこ男爵さん
平均点: 5.66点 書評数: 171件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.171 4点 お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル- 佐藤青南 2024/02/28 12:36
君野いぶきシリーズ3作目であり、終わり方からして多分最終巻?

1作目は魅力的な謎もありそこそこ楽しめたが、巻が進むごとに悪い意味でラノベ的な要素が多くなり、伏線も謎解きも雑になっていった。そこが残念。
特に本巻の最終エピソードはなんというか、最終回で強引にまとめた打ち切り漫画のように思えてしまった。ネタ切れか、作品自体に手応えがなかったのだろうか。
非常に読みやすくはあったので惜しい。

No.170 6点 お電話かわりました名探偵です- 佐藤青南 2024/02/28 12:23
県警の通信指令室の警察官が、110番通報の断片的な情報だけで真相を見抜き解決するリアルタイム安楽椅子探偵もの。
エピソードによってはうーん?と思うものもあるが、全体的には伏線等が上手でわりと楽しめた。一方で、キャラクター描写周辺に関しては勿体ないなぁと思う。

具体的には、キャラクターたちがいわゆるラノベのテンプレほぼそのまま(平凡で優柔不断鈍感主人公、それになぜか惚れている超美人超有能超嫉妬系ヒロインなど)で、テンプレ通りだから説明不要ですよね?とほぼキャラの掘り下げがない。なので勤務中の警察官としては異様に個性的なのに無個性というおかしな具合になっており、好感が持ちづらい。
また本来はサブテーマであろうはずのテンプレ鈍感恋愛描写が異様にしつこく、下手するとメインより長い。そこに後への伏線がはられてるのかと思いきやただのページ稼ぎだった。通報時のリアリティに欠ける描写も含めイライラする人はいると思う(自分は平気だったが、アマゾンレビューには散見)。

余計な要素は最小限に抑え、淡々と魅力的な謎を提供してくれればもっと面白くなっただろうなぁ、と思える点で惜しい。ただ光るエピソードもあるので、読んでみる価値はあるかと。

No.169 4点 積木の塔- 鮎川哲也 2024/02/15 12:45
ネタバレ気味です。

アリバイ作りの構想自体は素晴らしいのですが、ディテールに微妙な点が多いのが気になります。
特にスーツケースの件はどう言い訳しても絶対に相手は納得しないと思うのですが。意図せずそういう事態になりその場しのぎとしてならともかく、非常に頭が良いとされている犯人が気が強いと言われる相手に対してあらかじめ計画に組み込んでいたというのは苦しいかと。(この時代にそういうサービスがあったかどうかは分かりませんが)スーツケースは宅配便で自宅に送るという設定でも良かったのでは。第三者に乗車を目撃させているわけですから工作はそれで十分かと。
他にもちょいちょい「ん?」と思う点があり、この作者の他作品ほど細部に気を遣えていないように感じるのでこの点数で。

No.168 6点 アリバイの唄- 笹沢左保 2024/02/10 22:05
ネタバレ気味です。

おそらくミステリ史上屈指であろうほど金のかかったトリック。
読んでるときに思いついてはいたものの、「建物の外を見せないならワンチャンあるけど見ちゃってるからなぁ…」と却下。まさかそれを金の力で解決するとは思いませんでしたw
この作者らしく非常にテンポが良く読みやすいし、アリバイ自体は非常に強固。楽しく読めました。

No.167 4点 沈黙の函- 鮎川哲也 2024/02/09 12:55
この作者の作品の中ではイマイチかと思います
謎の設定は非常に魅力的なのですが、実際読んでみると「こうやってこうやったら一丁上がりでコイツが犯人じゃん」ってのがすぐに分かってしまいます

犯人が分かるから駄作、という意味ではないのですがあまりに単純すぎる&犯人の行動が明らかに不自然で浮いてるので…

No.166 6点 結婚って何さ- 笹沢左保 2024/02/09 12:49
素人探偵の推理力すごすぎ!
狭い範囲に都合の良い人間関係が集中している違和感はありますが、読んでいるうちは気になりませんでした
トリックにも新規性はないものの使い方が上手で、特に密室は見事(多少の不確実性があり、さらに絶対に密室にする必要はなかったかもしれませんが)
2時間ドラマにしたら面白くなると思う

No.165 7点 泡の女- 笹沢左保 2024/02/08 11:38
ネタバレ気味です。

笹沢左保版「幻の女」ということで期待しましたが、死刑執行が迫る中懸命に調べても調べても手がかりがすり抜けていく…といったハラハラ感のある「幻の女」と比べて、状況がさほど深刻でもなくサクサク重要な情報が集まってくる本作はやや拍子抜けです。またメイントリック?は作者の他作品にも例があります(作者のお気に入りだったのでしょう)。
ただ流石の筆力で読ませるし、最後のどんでん返し(というか構造の変化)はお見事でした。個人的にはかなり好きです。

No.164 5点 招かれざる客- 笹沢左保 2024/02/08 11:25
ネタバレ気味です。

笹沢左保氏特有の作風とは違った、古典的なトリックによる本格もの。
それだけにミステリを多く読んでいると色々見当がついてしまいますが、流石の筆力で読んでいるうちはそこそこ楽しめました。
ただあくまでそこそこなのでこの点数で。


アリバイトリックは鮎川哲也氏の作品にほぼ同じものがありますが(たまたま続けて読んだので混乱した)、徳間文庫版の有栖川有栖氏の解説によると、執筆時期からして独立して同じアイデアを思いついたということらしいです。
まったく独立に微積分を編み出したニュートンとライプニッツみたいなもんでしょうか。
ただ死体の発見が完全な偶然によるものであり、アリバイトリックを仕込んでいる以上適切なタイミングで発見させる必要があるはずなのでそこが瑕でしょうか。どこかで言及されるのかと思いきや何もありませんでした。

No.163 7点 霧に溶ける- 笹沢左保 2022/09/10 21:51
ネタバレ気味です。

この構造ネタはあちこちで見かけるけれど、本作はその中でもっとも「自然」かと思います…特に動機面で。殺害方法も一つ一つ切り出してみるとシンプルでそこそこ実現可能性ありそう。とくに密室は秀逸。さらにそのすべてがこの作者らしさ全開
時間的余裕があまりなく一つ歯車が狂うとすべて瓦解しそうなことと、ここまで上手に背中を押してあげられるか?というのはありますが

ただ前述の通り、この構造ネタは動機か実行技術面で「手段が目的化してる」的不自然さを拭えない作品が多いのに、本作は筆力もあいまってそこそこ納得できるように書かれています。読んでいる最中は全く別のことを考えていたので結構驚きました
読む価値ありありです。面白かった

No.162 6点 他殺岬- 笹沢左保 2022/08/07 11:43
初読時は「昼下がりの2時間ドラマにぴったりだなぁ」程度の感想だったが、時間を置いての再読時には評価爆上がりした
ごく狭い範囲に都合の良い人間関係が集中しているなど微妙な点も多いものの、メイン部分の出来と圧倒的なリーダビリティは評価していいと思う

一つだけ、誘拐されてから「実は他殺じゃないと都合悪いから他殺ってことにしよう」ではなく、その前に「本当に自殺なのか当時から疑問だった」的な文章を入れておくだけで不自然さがだいぶ減ったように思う

No.161 7点 黒い白鳥- 鮎川哲也 2022/08/07 11:31
メインのアリバイトリックは正直平凡よりややマシといった程度なものの、周辺のディテールや補強アイデアが素晴らしい…というかそっちがメインなのかも

初読時小学生だった自分は「すごい作家と聞いてたけどこんなもん?」と失望した(のでこの作者を避けていた)のだが、一回りしてから再読すると凄さが分かった
ただやはりメインの味の薄さからこの点数で

No.160 6点 ぼくと、ぼくらの夏- 樋口有介 2021/11/30 19:28
面白いかつまらないかで言えば、面白い。ただミステリとして読むものではないかも。
作者はもともと純文学志望だったそうで、確かにそれが窺い知れる文章と内容。人物の設定や言動、人間関係がミステリ的な伏線ではなく「作者が作中に漂わせたい雰囲気」のためだけに存在しており、ああなるほどねと思う。例えばヒロインの設定とか、父親母親と主人公の関係とか。

謎は滞りなく解決するし手がかりも各所に置かれている。真相はなんとなく赤川次郎っぽく、怪しい人物がしっかり悪い人なのでさしたる意外性はない。ただ前述の通りこの作品の魅力はそこではなく、それがツボにハマる人にはハマると思う。
個人的には主人公の異常なモテ方の不自然さと言うか、「物語の前から好きになるように決められていました」的な台本臭さが気になってしまった。10代の恋愛ってそういうものではあるけれども。

No.159 2点 日曜は憧れの国- 円居挽 2021/11/03 00:46
これはよろしくない。

あまりボロクソに言いたくはないけれど、「とりあえず登場人物たちをアニメっぽく個性過剰にしておいて、テキトーに日常の謎っぽいなにかを解くフリをする」という量産型日常の謎短編集の悪い典型例。
謎が魅力的でない上に推論の進め方がめちゃくちゃで、証拠もなしに仮定に仮定を積み重ねた挙げ句人を悪人呼ばわりするとか結構不快。
ついでに、材料関係なくカレーの作り方がめちゃくちゃで嘘でしょ?と思った。

No.158 8点 配達あかずきん- 大崎梢 2021/11/03 00:31
かなりの良作。いわゆる日常の謎系でも上位に入るのでは。

ワトソン&探偵役の2人含め登場人物たちの個性描写がやや薄味なものの、謎の設定が非常に魅力的で解決も筋が通っており、ほのぼのとしたエピソードもあればかなり緊張感のある話もあり楽しめる。
量産型日常の謎本は業界裏話が大半でおまけのように事件をくっつけただけのものが多いが、この本はそれらとは一線を画している。

作者さんはこの本がデビュー作とのことで、やはり良作を書く人は最初から化け物だ。

No.157 5点 ホペイロの憂鬱- 井上尚登 2021/10/27 19:01
サッカーチームの関係者によるほのぼの日常ミステリ。ゆるーく読むならいいかもしれない。
自分は相当なサッカー好きなのでそう思うだけかもしれないが、登場人物の口を借りて話される作者の他スポーツ観は少々棘があるか。もっともサッカー好き以外が読むとも思えないけど…


以下ネタバレ気味。
最初のエピソードが破綻している。ある人物があることを隠すためにやっている不自然な行動が謎の中心なのだが全く隠れておらず、逆に不自然さだけが際立ってしまいかえって注目されてしまう。それまで謎にならなかったのは探偵役がなんとなくスルーしてたから…と身も蓋もない
隠したいなら表面上は以前と同じにして探偵役に気付かれないようにしなければ意味がなく、例えば以前と状態を揃えるために故意にアレを破壊していた(それをホペイロ特有の着眼点で見破った)とかやり方はいろいろあったと思うのだが。おそらく当初の予定では、ホペイロではなく不自然さを指摘した人物を探偵役に据える予定だったのだろう。
それ以外のエピソードはそれほど悪くない。

No.156 4点 ボディ・メッセージ- 安萬純一 2020/06/19 18:38
点数は低めですが、読んでいる最中はつまらなくはないといった感じです。
ある屋敷に一泊してほしい。ただし必ず二人連れで…という奇妙な依頼を受けた探偵事務所。不気味な住人たちに囲まれながら一晩過ごすと、そこには不自然に切断された四つの死体。しかし警察が駆けつけたときには死体が消失していて…という魅力的な謎の設定。
舞台はアメリカで戦後すぐくらい?そういう雰囲気と謎が楽しめれば良作かと。

以下、ほんの少しネタバレ風味で。
犯人が探偵たちに死体を目撃させた理由が意味不明。あんな手間のかかることをするのであれば秘密裏に実行したあとで手紙の一つでも送ればそれで済みます。ついでに遺品も添付すれば説得力抜群なうえ警察の介入も確実に防げるでしょうに(実際他の殺人はあったことすら誰も知らなかった)。アドレス不明ならそれこそ探偵に調査依頼すれば一発でしょう。正直、作者の都合以外の理由を見いだせない…。
犯人特定のロジックが皆無で、登場人物の中で一番怪しいからコイツが犯人です、と言っているのと同値です。
犯人も犯人で、前述の難点も合わせてわざわざ捕まりに来ているとしか思えないムーブです。
登場人物たち、特に探偵事務所の面々が個性に乏しく、(キャラ付けしようとした痕跡は見られるものの)口調などもほぼ同一なためちょっと読んでいて辛いかと。逆に主催者の二人は異常にマンガ・アニメ的でそれはそれで違和感が。

本格を期待するのではなく、ミステリ風の物語と割り切って読めば悪くはないかもしれません。

No.155 6点 高層の死角- 森村誠一 2020/06/15 13:57
前半3割ほどが密室殺人、後半7割ほどがアリバイ崩しの本作

力の入れ具合からして後半のアリバイ崩しがメインなのだろうが、個人的には微妙だった。盛りだくさんで次から次へとなので読んでいて楽しいものの、内容は「とにかく奇抜なルートで目眩まし」「小ネタ小ネタで物量作戦」に留まっており、公共交通機関を利用する以上はいずれ発覚するのは目に見えているので…奇抜と言っても現代はもちろん執筆当時でもさほど目新しくはなかったのではなかろうか。盛りだくさんなだけにツッコミどころも盛りだくさんだし

むしろ前半の密室が素晴らしく思う。シンプルにして効果的でスキがなく、何より「侵入するための密室」ゆえに密室の必然性を無理なく備えているのが良い。乱歩賞の選考委員も密室を評価している人が多い。長編を支えるには量的に不足であろうが、このネタで良質の中編が書けたかもしれない

テンポが非常に良いのでリーダビリティが高く(文章に苦言を呈する選考委員が多かったが…?)、密室の素晴らしさとアリバイ崩しの微妙さを考慮してこの点数。少なくとも読んで損はないかと

No.154 3点 連続殺人鬼 カエル男- 中山七里 2020/04/25 19:07
同作者の「さよならドビュッシー」と共にこのミス大賞最終選考にダブルエントリーされたというエピソードをもつ本作。大賞は結局ドビュッシーの方だったのだが、本作を読んで納得した…というか、こちらは出来が著しく劣るように思う。
作者は過去の選評を読んで研究し「選考委員ウケを狙って書けばいける」と踏んで本作のプロットを考えたそうで、事実だとすれば選考基準に疑問を抱きたくなる。大賞どころか最終選考に残るクオリティとは思えないのだが。

本作は一応社会派だろうから本格の視点で批評するのは的外れであることを承知の上で言うと(ネタバレ風味)、
1.連続殺人の意図(の一つ)が手垢のついたもの
2.ミッシングリンクが手垢のついたもの
3.どんでん返しの連続のつもりなのだろうが、仕掛けが手垢のついたもの…なのでスレた読者には早い段階で完全に見透かされる
4.項目2などから、ラストの1行も完全に予想通り
5.作者の誠実さなのだろうが、手掛かりの置き方が見え透いている
6.一応言い訳めいた事は言っているが、猟奇殺人にする必然性が無い。「密室殺人だから、密室の謎が解けない限り捕まらない」と言ってるのと同じでこんな理屈は通らない
7.普段「捜査に先入観を持ち込むな」と言う刑事が、本作では先入観を持ちまくり語りまくりで違和感がすごい…というか読者に刷り込もうというのがミエミエ
8.マスコミの報道や、警察署を襲撃する暴徒などの描写が大分おかしい。「マスコミもネットも恐れているんだ」この程度の、しかも第一の事件だけでビビるなんてありえない

つまり、本作は本格ですでに濫用され消費されゴミ箱行きとなった出し殻パーツをリサイクルし社会派風に仕立て上げたもの。組み合わせ方はデビュー前の素人とは思えないほど素晴らしいが、そもそものパーツ自体が過去の偉大な作家たちの創造物なので、他人の褌で相撲をとっていることに変わりはない。

リサイクルの腕は化け物級、ただし伏線等の描写はやはり素人+αというところか。もっとも前述の通り作者は意図的にこのように書いているようなので、そうするとデビュー前の時点ですでに選考委員すら手玉に取っていたのかも知れない。ただ自分のようなひねくれた読者は対象外だったのだろう。

No.153 8点 求婚の密室- 笹沢左保 2020/04/13 21:49
少しネタバレ風味です。

中盤のメインである推理対決は人によってはやや退屈か。残りページ数からして真相が暴かれるはずがないというのは分かりきっているので…w
密室とその周辺の仕掛けがあまりにも素晴らしい。特に密室は唯一無二。どこかで見た評価だが、「人を殺さなくてはならないのなら、自分の手を汚さずに済ませるのが望ましい」というこの作者の作風が密室でも活きている。
この時代の日本の推理小説はトリックのためのトリックが多く、必然性は「探偵への挑戦」「犯人がミステリマニア」「密室だから自分は犯人じゃない」といったしょうもないこじつけばかりなのだが、本作はそのあたりを見事にクリアしている。
ダイイングメッセージなんて飾りです。

No.152 7点 黒白の囮- 高木彬光 2020/04/08 21:40
面白い。そして惜しい。

犯人の企みと仕掛けはなかなかに素晴らしいし、登場人物も整理されており読みやすい。
まず惜しいのは読者への挑戦を取り巻く状況で、挑戦後に重要証拠がどんどん後出しされること、中でも決定的なものが幸運な偶然であること、その発覚のタイミングが(作者に)非常に都合がいいこと、つまりは論理的な犯人の指摘が基本的に不可能なことなど(メタ視点で当てるのは容易)。挑戦が無ければ良かったのに。
そして犯人側にミスらしいミスはないのでそこを突くわけでもなく、誰もが盲点となっていた急所を突くわけでもなく、やたら有能な脇役が勝手に証拠を集めてきてくれるのを黙って見ているだけなのが残念。あと、容疑者のあの人が素直に警察に通報したら犯人はどうするつもりだったのだろう…検事が言う通り通報しても別に問題ないと思うのだが。

それらが修正不可でもなく少し工夫すればなんとでもなりそうなので、それだけに惜しい。それらの疵を踏まえてもかなり面白いので。

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ねここねこ男爵さん
ひとこと
好き嫌いが激しいです

アンケートをよく作成する仕事柄、評価に『普通』はつけません。なので本サイトでめったに5点はつけません。

偶然が二回以上あったり、糸や機械を多用した現実味のない物理トリッ...
好きな作家
エラリー・クイーン 有栖川有栖
採点傾向
平均点: 5.66点   採点数: 171件
採点の多い作家(TOP10)
有栖川有栖(12)
法月綸太郎(11)
笹沢左保(9)
東野圭吾(7)
森博嗣(7)
鮎川哲也(7)
中山七里(6)
東川篤哉(6)
青崎有吾(5)
高木彬光(5)