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[ 本格 ]
ソーンダイク博士短篇全集:第1巻 歌う骨
ソーンダイク博士
R・オースティン・フリーマン 出版月: 2020年09月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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国書刊行会
2020年09月

No.1 6点 弾十六 2020/09/22 00:02
遂に渕上さん個人訳のソーンダイク博士短篇全集が発売! 挿絵、図版、写真はピアスンズ誌掲載時のものを全て収録。残念ながら米国マクルーア誌などの挿絵は(それが初出であっても)ピアスンズ掲載がない場合のみ収録の方針。第2巻には中篇版『ニュー・イン31番地』(米Adventure誌1911年1月号掲載のものだろう)が収録される予定。
以下は渕上さんの解説により初出順に並べ替え。カッコ付き数字は本書の収録順。⑴〜⑻が第一短篇集John Thorndyke’s Cases(1909)収録、⑼〜(13)が第二短篇集The Singing Bone(1912)収録のもの。黒丸数字は創元文庫の収録巻。
翻訳は文句なし、端正な日本語が良いですね。決定版と言えるでしょう。語釈は私のイチャモンと若干違うところもありますが、まーそれはそれで…(でもあの作品のラストは「消音」じゃないと思う… 博士の予想が合ってた、という大事な語なので原文通り「空気圧縮式(compressed-air)」が良いのでは?)
では各話を発表順に読んでゆきましょう。
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⑷The Blue Sequin (初出Pearson’s Magazine 1908-12 挿絵H. M. Brock)「青いスパンコール」❶ 評価5点
詳細は創元文庫「ソーンダイク博士の事件簿Ⅰ」の評を参照。トリビア漏れとか翻訳上の違いのみ、ここで。
p131 返信料前納(reply-paid)♣️の電報。なるほど。受領側が返事をするための料金をあらかじめ送信側が支払ってあるわけだ。何語くらい返せる仕組みなのだろう?
p139 干し草を燃やしている(a rick on fire)♣️翻訳ではわからないが原文では「工夫がrickを燃やすよう言われている」この後も数回rick(積まれたもの)が出てくるが「干し草」を示す修飾語は無い。保線工事で交換した古い「枕木」の積んだヤツを燃やしてる説をしつこく主張しておきます…
p141 右側(off-side)♣️英国の言い方。左側はnear-side。❶では理解してない感じ。(反対側、手近、と訳している)
p146 黒髪を脱色したブロンドだね(a dark-haired blonde)♣️博士は脱色を「罪なこと」と評している。❶では「黒っぽいブロンド」これでは次の文と上手く繋がらない。
(2020-9-21記載)
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⑵The Stranger’s Latchkey (初出Pearson’s Magazine 1909-1 挿絵H. M. Brock)「よそ者の鍵」評価6点
サスペンスフルな状況設定、話の流れも素晴らしい。ジャーヴィスの軽口とか最後のお茶目な一文がとても好き。まあ謎解きはいつもの流儀だが、ややジャーヴィスと読者に親切かも。自転車が大活躍する作品。
p89 年50ポンド♠️英国消費者物価指数基準1909/2020(119.82倍)£1=15831円。50ポンドは79万円。
p94 “ミツバチ”時計("Bee" clock)♠️訳注 アンソニア社製の目覚し時計。Ansonia Bee Clockは19世紀の小型一日巻き時計で旅行用の目覚し時計に最適のようだ。
p94 普通に街で見るラッチ錠の鍵だ(It is an ordinary town latchkey)♠️Night latchなら、内側はスライド式のノブで、外からは鍵で開け閉めするタイプ(latchが張り出して施錠)。latch key=night latchの鍵という理解で良い? この家の鍵ではない! とチラッと見ただけでわかっているのがちょっと気になる。(古いナイト・ラッチの鍵を見ると、鍵穴方向の長さが普通の鍵より長め。テコでラッチを動かすから?これが特徴?) (追記: 鍵の先端が筒状になっているという描写。凸錠に凹鍵を差し込んで支点を固定してから回してラッチを動かす構造かも。必ず先端が筒状になってるのもラッチ鍵の特徴なのだろう)
p103 大きなリボルバー(a very large revolver)♠️英国陸軍伝統の455口径Webley Revolver Mk IV (大きさ286mm)で良いんじゃない?(適当)
(2020-9-22記載、若干追記)
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⑶The Anthropologist at Large (初出Pearson’s Magazine 1909-2 挿絵H. M. Brock)「博識な人類学者」評価5点
帽子から色々細かい証拠を集めて推理するが、人の手にも渡るものだから注意しないと、と暗にS.H.『青いガーネット(1892)』を批判してる感じ。
日本人(Jap)が出てくる。名前はフタシマとイトウ(Futashima、Itu)。フリーマンはちゃんと日本語っぽい苗字を選んでいる。ソーンダイクが「コテイ(Kotei)」というのも出鱈目感があっていい感じ。ここではガサツ者に合わせてJap呼ばわりだが、後段ではちゃんとJapaneseと言っている。特に差別的な感じはなさそう。
p106 朝刊一紙を贔屓にしていた(he patronized a morning paper)♣️新聞が適当なので嫌いなソーンダイク(夕刊だけ嫌ってる訳じゃないのね。❷収録の「焼死体の謎」参照)だが、一紙だけは許している。タイムズ紙か?
p107 金髪の典型的なユダヤ人(typical Hebrew of the blonde type)♣️金髪ユダヤ人の典型。具体的にどんな感じなのかちょっと気になる。
p110 馬車のナンバー(the number of the cab)♣️p125の挿絵に描かれてる。必ずついてるものなのか。知らなかった… (翻訳のナンバー表記が「72、836」(縦書)なのだが、間の読点が紛らわしい。最初、二つの数字かと思った。原文通り「72,836」(横書)とするか「72836」で良いと思う。実際のナンバー表記は挿絵を見るとコンマ無しのようだ。1877年の写真では「7575」と4桁のがあった)
p112 紙幣と金貨で4000ポンド(four thousand pounds in notes and gold)♣️Sovereign(=£1)金貨はEdward VIIの肖像(1902-1910) 8g、直径22mm。上述の換算で4000ポンドは6332万円。
p113 なにやらくたびれた山高帽(a rather shabby billycock hat)♣️Bowler hatのニックネーム。米国ではthe Derbyとも。
p113 リンカーン・アンド・ベネット社(Lincoln and Bennett)♣️Lincoln, Bennett & Co. 1800年ごろ創業のロンドンの有名帽子メーカー。
p115 まるで罰金ゲームだね(It is like a game of forfeits)♣️訳注 失敗したり条件満たせないとなにかを取り上げられるゲーム。WebでVictorian Games Forfeitsを調べると、物を提供する、というより阿呆な行動を「罰ゲーム」にしている。試訳「失敗したら罰ゲームのようだね」
p128 最も太い毛髪は…♣️へー、というトリビア。
(2020-9-22記載)
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⑺The Alminium Dagger (初出Pearson’s Magazine 1909-3 挿絵H. M. Brock)「アルミニウムの短剣」❶ 評価6点
詳細は創元文庫「ソーンダイク博士の事件簿Ⅰ」の評を参照。トリビア漏れとか翻訳上の違いのみ、ここで。
p226 早変わり芸人(quick-change artists)♠️マジック・ショーの出し物のイメージだろうか。すげーのが某Tube(“Impossible: Quick Change Artists”)にあった。西洋の舞台ではFregoli(1897)が早い例のようだ。歌舞伎は1800年ごろ大南北が確立。
p227 妙な手紙で(in a very singular letter)♠️❶では「簡単な返事」。奇妙さはp239で説明されている。
p239 サドラーズ・ウェルズ劇場(Sadler's Wells)♠️1896-1915は映画館に改装されていた(落ちぶれていた)。in its primeはかつての栄華と現在のショボさを対比したものか。
p248 小型武器(small arms)♠️これは「小火器」が定訳。具体的には「1人で携帯操作できる拳銃、小銃(ライフル)、ショットガン、手榴弾など」なんですぜ。当時のイメージだと主としてライフル銃。現代なら米国M4や露AK47みたいなアサルトライフルを真っ先に思い浮かべるはず。
(2020-9-22記載)
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(13)The Old Lag (初出Pearson’s Magazine 1909-4 as “The Scarred Finger” 挿絵H. M. Brock)「前科者」❶ 評価5点
詳細は創元文庫「ソーンダイク博士の事件簿Ⅰ」の評を参照。トリビア漏れとか翻訳上の違いのみ、ここで。
サスペンス感が良い。指紋の弄びかたがちょっとねえ。でも前読んだ時より不自然さが気にならないのは翻訳のせいだろうか。
p489 憂鬱な11月の夜(on a dreary November night)♣️このように舞台は11月のはずだが…
p496 君がホロウェイ刑務所にいたときに(when you were at Holloway)♣️HM Prison Hollowayはロンドンの刑務所。女性専用となったのは1903年以降なので、居たのはそれ以前の話。(後段で指紋が取られたのは「六年前」と書かれている)
p525 最後のイースターの翌日—二ヶ月前ちょっと前—(last Easter Monday—a little over two months ago)♣️イースターは1909年は4/11、1908年は4/19... など。どう頑張っても作中時間は11月じゃない。1908年6月下旬の事件ということだろうか。イースター・マンデーは英国ではBank holidayの一つ。なので子供連れで動物園に行ったのだろう。なお8月の第一月曜日もBank holidayだが、これと間違えた説(1908年は8/3)でも「二ヶ月ちょっと」後はせいぜい10月中旬で11月には届かない。
(2020-9-22記載)
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(5)The Moabite Cipher (初出Pearson’s Magazine 1909-5 挿絵H. M. Brock)「モアブ語の暗号」❶ 評価6点
詳細は創元文庫「ソーンダイク博士の事件簿Ⅰ」の書評参照。この作品は当時もかなり出回ってただろう暗号解読ものに対するフリーマンの批評なんだろう。私もそー思うところがあるのでこの作品は結構好み。
(2020-9-23記載)
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(6)The Mandarin’s Pearl (初出Pearson’s Magazine 1909-6 挿絵H. M. Brock)「清の高官の真珠」評価4点
つまらない作品。フリーマンは発明おじさんなのだろう。仕掛けが出てくる他の作品でもそうだが、有効性より自分のアイディアに酔ってしまうタイプ。(まあ今回のネタは実効性もあると思うけど使い方に工夫がない) 本作はソーンダイクの行動も変だ。先に何かアドバイスして安心させるなり何なり方法があったのでは? (例えば不意打ちでぶっ壊せとか。そーすると相手が逆上して危険か)
p191 一年前… 鉄道事故に遭って(about a year ago. He was in a railway accident)♠️1906年から1907年にかけて英国鉄道では死者20名クラスの大事故が数件発生している。1906-6-30(Salisbury rail crash), 1906-9-19(Grantham rail accident), 1906-12-28(Elliot Junction rail accident), 1907-10-1(Shrewsbury rail accident) 作者の頭にあったのもそーゆー事だろう。
p192 五ポンド(five pounds)♠️上述の換算で79155円。結構な値段。
p194 ブリッジやバカラ(played bridge and baccarat)...悪運の強い賭博師(a rather uncomfortably lucky player)♠️クラブ賭博の主要種目か。「かなり不自然に幸運な(ほぼ確実にイカサマ)」というニュアンスかな。
p203 ポケットの中をまさぐり、二フランを差し出しました(felt in his pocket, drew out a couple of francs)♠️ここはフラン硬貨2,3枚の意味? 仏国物価指数基準1909/2020(2666.79倍)1フラン=€4.07=493円、2フランなら983円。
(2020-9-26記載)
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(8)A Message from the Deep Sea (初出Pearson’s Magazine 1909-7 挿絵H. M. Brock)「深海からのメッセージ」評価6点
ソーンダイクものの典型例。インクエストの場面が結構長いので個人的には好み。
p259 バシャンの王オグ(Og, King of Bashan)♣️申命記3:11「彼の寝臺は鐵の寝臺なりき...人の肘によれば是はその長九キユビトその寛四キユビトあり」英wikiによるとそれぞれ13フィート(396cm)と6フィート(122cm)。
p259 国王陛下の脳下垂体窩(His Majesty's pituitary fossa)♣️当時の国王はエドワード七世(在位1901-1910)。身長ネタに続いての発言だから「成長ホルモン分泌不全性低身長症」の話題? でも低身長じゃないし… (身長5’8”(=173cm)と5’11”(=180cm)説あり) 女性関係が派手で有名だったというから、性腺刺激ホルモンの分泌過多、という意味か。
p278 よくこうした法廷を彩る無神経な顔の辛辣な“プロの陪審員たち”(the stolid-faced, truculent "professional jurymen" who so often grace these tribunals)♣️ここはインクエストの場面。検死官の権限で陪審員を集めるのだろうか。日当稼ぎのレギュラーが結構いたのだろう。
(2020-9-26記載)
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(1)The Man with the Nailed Shoes (初出は短篇集John Thorndyke’s Cases 1909)「鋲底靴の男」評価6点
いつものようにソーンダイク博士は隠密行動。なので読者は謎解きに参加できない。インクエストから本裁判への流れが書かれているので、個人的には興味深かった。
本作の発生年月は「九月二十七日月曜日(p58)」と明記。該当は1909年(その前は1897年)だが、ソーンダイクとジャーヴィスの関係性からは訳者解説にある通り『赤い拇指紋』(1901年3月)以降のあまり離れていない時期のはず。
(2021-10-25記載)
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(10)A Case of Premeditation (初出McClure’s Magazine 1910-8 挿絵Henry Raleigh)
「練り上げた事前計画」❶ 評価6点
本書の挿絵はPearson’s Magazine 1912-1のH. M. Brock画を収録。本作のマクルーア誌の挿絵はフチガミさんのWebサイト“海外クラシック・ミステリ探訪記”で見られます。そちらも良い感じ。マクルーア誌には⑶が1910-5、⑷が1910-6、⑺が1910-7、本作、⑼のアブリッジ版が1911-12に掲載され、挿絵は全てRaileigh画。⑷のマクルーア版挿絵も上記サイトに載ってるが、他の作品は一部のみの紹介があるだけ。是非見てみたいのでフチガミさま、よろしく。
ブロドスキーと比較すると、犯行時のドキドキ感がちょっと薄い。でもこの結末なら最初からそうすれば良かったのに、とも思うが… トリビアは❶に記載済み。
(2021-10-25記載)
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(12)A Wastrel’s Romance (初出Novel Magazine 1910-8 as “The Willowdale Mystery”)「ろくでなしのロマンス」❶ 評価6点
女性がこんな感情になるかなあ… 男と違って結構現実的だと思うんだ。
p451 ホテル・セシル(Hotel Cecil)♠️ストランド街サヴォイ・ホテルの隣にあった当時最大級の高級ホテル(1896-1930)。最近読んだA・E・W・メイスン『セミラミス・ホテル事件(The Affair at the Semiramis Hotel)』(1916)のモデル。
p452 大型のネイピア(a large Napier)♠️D. Napier & Son Limitedは英国の自動車メイカー。当時なら1907 60hp T21あたりか。
p461 歯を治す(fixing up my teeth)♠️当時はアレを使うんだね。という事はアレは結構身近なものだったのか。
p466 チケットポケット(ticket-pocket)♠️背広やコートの左襟元内側にあるスリット・ポケット。私は毎日背広を着てたのに最近まで存在を知らなかった。と思ったら、訳注では右ポケットの上のポケットとある。よく調べてみると、英国では右ポケットの上に小さめのポケットがあり、これをticket pocketと言うようだ(懐中時計なんかもここに入れるようだ)。じゃあ左襟のスリットは何て呼ぶのか?
p467 スラング♠️若い女性が何でも"ripping"(イケてる)か"rotten"(つまんない)のどっちかで形容する、と文句を言っている。rippingはリーダース英和に「古俗: すてきな、すばらしい」とあった。この時代の流行語であっという間に廃れたのだろうか。
p479 イェール錠の鍵(The Yale latch-key)♠️当時のイェール錠の鍵を探してみると、今のシリンダー錠の鍵と同じ形。ここではラッチキーと言っているが、上記(2)p94のナイトラッチとは明らかに異なる形状。
p479 フラットと思われる… 一人住まいの(rather suggests a flat, and a flat with a single occupant)♠️ここら辺は当時の人なら当然の推測なのか。
p483 吊し首♠️米国ならば、と言っている。
p486 オランダ製の時計(dutch clock)♠️ディケンズ由来の安いドイツ製(dutch=deutsch)の柱時計。なんの修飾もないシンプルな文字盤(face)なので、こういう比喩になったのだろう。
(2021-10-25記載)
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(9)The Case of Oscar Brodski (初出Pearson’s Magazine 1910-12 挿絵H. M. Brock)「オスカー・ブロドスキー事件」(創元『世界短編傑作集2』収録) 評価8点
迫力満点の挿絵!やはり力のこもった作品だと思う。訳者解説に雑誌版との異動が書かれていて興味深い。トリビアは創元『世界推理短編傑作集2』を参照願います。
(2021-10-25記載)
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(11)The Echo of Mutiny (初出Pearson’s Magazine 1911-9 as “Death on the Girdler” 挿絵H. M. Brock)「船上犯罪の因果」❶
作者が序文の最後で、名誉毀損で訴えられないように、この舞台を、実際は灯台船(light-vessel)なのだが、固定の灯台(lighthouse)に変えた、と書いている。light-vessel Girdlerで、昔の写真が見られる。へーこんなのもあるんだ。
p432 固形煙草('hard)♠️hard tobaccoというものらしいが、Webでは画像を拾えなかった。文中では水けがありナイフで削ってパイプに詰めるようだ。
p437 大きな白い文字で記された“ガードラー”♠️実際の灯台船は、船の横腹に名前が書いてある。
p440 刻み煙草は保存がきかない(the cut stuff wouldn't keep)♠️海辺の湿気でやられてしまうのだろう。
p449 歌う骨(Singing Bone)♠️骨はどこに出てくるのかな?と思ったら、ここだったのか。確かに短篇集のタイトルに採用するのに相応しい言葉。
(2021-10-26記載)
以上でやっと読了。フリーマンは読者とのクイズごっこは目指してなかったのだろう。こーゆー工夫をして捜査したら真実に到達できるのでは?と警察関係に科学捜査のアイディアを提供した、という事ではないか。フリーマンは実験大好きだったようだし、発明家の一面もあったようだ(実際にやるとなったら手間も費用もかかるので公的機関の手法として現実的ではないし、大抵の事件はもっと単純でソーンダイク博士は無用と思われるが…)。第二巻も非常に楽しみ。


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