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ミステリの祭典

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なのさんの登録情報
平均点:5.51点 書評数:218件

プロフィール| 書評

No.78 7点 触発
今野敏
(2004/10/06 20:27登録)
爆弾犯と警察・自衛隊たちとの死闘を描くサスペンス。
いつもながらの確かな筆致。
各キャラクターが本当に生き生きと、それぞれのプライドを賭けて闘います。
チョイ役ですら存在感があります。
今野敏先生には外れが無いですねぇ・・・もっと評価されて然るべき作家だと思います。
手堅過ぎるのが『地味』と採られているのかな?


No.77 4点 水に眠る
北村薫
(2004/10/06 17:25登録)
ミステリでなく文学です。
情景描写の美しさは流石。
しかし、それが面白いかどうかは別問題。
作品としては平凡と感じました。


No.76 8点 名探偵の掟
東野圭吾
(2004/10/06 17:20登録)
好きです。
『それを言っちゃぁオシメェよ』的なツッコミが堪りません。
そんなトリック考えたり、金掛けるんなら殺し屋頼め・・・ってのは至極正論(笑)


No.75 3点 日本殺人事件
山口雅也
(2004/10/06 17:13登録)
私にはちょっと合いませんでした。
一発ネタのような『勘違いニッポン』を延々描写されても困ってしまいます。
一話だけなら笑って終わりなんですが・・・。
流石に『死人が自分で動いてた』ってのは呆れるばかり。


No.74 7点 浪花少年探偵団
東野圭吾
(2004/10/06 17:08登録)
ミステリとしては極々普通なんですが、キャラの魅力が抜群。
関西弁も相俟って、何やらコントを観ているかのような軽妙さです。
素直に面白かった・・・。


No.73 7点 毒物殺人
今野敏
(2004/10/05 21:08登録)
今回の事件はちょっと小口ですが、前作同様面白く、高値安定。
今回は山吹大活躍。
リーダー赤城の特殊能力、人望があって周りに人が絶えない対人恐怖症・・・笑えるけど気の毒です。
黒崎の台詞の少なさもある意味凄い。


No.72 3点 支那そば館の謎
北森鴻
(2004/10/05 17:17登録)
ちょっと陰鬱な事件が多いように思います。
妙に後味が悪いんですよねぇ・・・。
(女性に××って事件が多過ぎます)
そこに作者自身をモデルにしたかの如き『ムンちゃん』なんてギャグキャラを導入するから、バランスが悪い事この上なし。
漫画的キャラ設定と、事件との解離が激し過ぎて・・・イマイチ。


No.71 4点 淋しい狩人
宮部みゆき
(2004/10/05 14:55登録)
私もご同業なので、爺ちゃんにちょっと感情移入。
でも、作品としての出来はイマイチ。
話自体が地味な事よりも、キャラクターがもう一つこなれていないし、使い捨て感が漂います。
もっと掘り下げれば面白くなったと思うなぁ。


No.70 7点 ST警視庁科学特捜班
今野敏
(2004/10/03 22:50登録)
これは・・・戦隊モノですね。
異常なまでに個性的な天才集団の事件簿です。
今回は、青と翠の活躍が主となっていましたが、今後が楽しみです。
続けて読んでいきたいですね。


No.69 7点 ステップファザー・ステップ
宮部みゆき
(2004/10/03 17:41登録)
軽い。
壮絶に軽い。
まぁ、それが悪い訳ではなく、十分楽しめましたが。
しかし、双子の台詞交互が続くと『枚数稼ぎ??』と思うほど下半分が真っ白(笑)


No.68 4点 人形は眠れない
我孫子武丸
(2004/10/02 20:27登録)
う〜ん・・・過去話とかはそれなりに楽しめましたが、ライバルの男が鬱陶しい。
そもそも朝永さんって、恋愛モノに向かないって言うか、人間的に魅力が薄いんですよ。
ラブコメするにはちょっと・・・。


No.67 6点 人形はこたつで推理する
我孫子武丸
(2004/10/02 20:20登録)
設定を考えた時は、小躍りしたでしょうね。
それほど独特な名探偵です。
内容的には手堅いミステリ・・・『人形はテントで推理する』が秀逸。


No.66 4点 人形は遠足で推理する
我孫子武丸
(2004/10/02 20:18登録)
このシリーズは長編向きではないのかも?
キャラは生き生きしていますが、話は冗長。
バスジャック犯に全く同情できないので、謎解きもどうでもいい感あり。


No.65 5点 屋上物語
北森鴻
(2004/10/02 20:03登録)
何と言うか・・・ユーモアミステリと思いきや、悪意が連なる陰鬱な物語です。
悪意が悪意を呼び、全ての人々がドンドン不幸になって行く・・・救い無し。
ラストに僅かな、ホンの僅かな希望と救いがあるのは、まるで『パンドラの箱』のようです。


No.64 7点 我らが隣人の犯罪
宮部みゆき
(2004/10/02 18:10登録)
『祝・殺人』以外は、全て『善人』たちの犯罪(スレスレ)行為を描いています。
妙にほのぼのとした空気が漂っている作品集です。
一番面白かったのは、やはり表題作『我らが隣人の犯罪』かな。


No.63 7点 返事はいらない
宮部みゆき
(2004/10/02 17:09登録)
全体的に前向きな話が詰まっています。
表題作をはじめとして、今までの自分の殻を脱ぎ捨てるような・・・。
爽やかな読後感です。
でも『私はついてない』の姉さんは、一発くらいビンタ入れたい(苦笑)


No.62 5点 人質カノン
宮部みゆき
(2004/10/02 13:51登録)
相変わらず文章は巧緻、話創りは手堅く。
でもちょっと地味・・・。
『イジメ』に関する話が連続するのは少し鬱。


No.61 6点 メビウスの殺人
我孫子武丸
(2004/09/29 16:55登録)
サイコパスによる連続殺人事件・・・面白かったんですが、真相はある程度予測できました。
(数字だけは流石に無理でしたけど・・・)
しかし、名探偵と犯人は紙一重の存在って事に、慎二は気付かせてくれます。
慎二・・・かなりヤバイ奴ですよ。
フェニックス木下の復活は感動。
やっぱり彼がいないとダメです、このシリーズ。


No.60 6点 0の殺人
我孫子武丸
(2004/09/29 15:26登録)
ミステリやトリックを諦めて、スラップスティックコメディに割り切ったのはいい感じです。
前作はその辺りの擦り併せが上手くありませんでしたから・・・。
フェニックス木下には笑わせていただきました(笑)
でも、作者の前口上は不要です。
あれはちょっと滑ってますよ。


No.59 4点 8の殺人
我孫子武丸
(2004/09/28 20:34登録)
色々読んで、擦れた読者からするとトリックは簡単。
ラストの意外性は買うんですけど・・・。
慎二の密室講義はホントに必要なんでしょうか?
あそこで一気にリズムが崩れました。

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