メビウスの殺人 速水三兄弟妹シリーズ |
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作家 | 我孫子武丸 |
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出版日 | 1990年02月 |
平均点 | 6.12点 |
書評数 | 48人 |
No.48 | 3点 | mediocrity | |
(2019/03/16 05:47登録) 軽く読めるミステリは嫌いじゃないが、この作品は軽薄にしか感じなかった。ミッシングリンク、数字の意味、オチ、全て脱力だった。 終盤に至るまでのストーリー展開は面白い。 |
No.47 | 5点 | まさむね | |
(2016/10/01 19:03登録) シリーズ第3弾。 「8」、「0」とそれぞれの面白さがあったのですが、この作品はちょっと微妙な印象。本作執筆中に 「殺戮にいたる病」 のプロットが浮かんだとのことで、確かに、背景自体は三作品中最大と言えるのかもしれませんが、活かし方が中途半端といった印象を受けました。とても読みやすい作品ではあるのですが。 三兄妹や木下刑事のキャラに加え、鬼島麗子刑事の登場による展開も使えそうなので、是非続編を読みたいのだけれど、可能性はないのかなぁ。 |
No.46 | 5点 | りゅうぐうのつかい | |
(2016/05/09 18:01登録) 犯人側の視点と警察官の視点が切り替わり、スピーディーに物語が進行していくので、読みやすい作品だが、この真相は、ミステリーとして見ると物足りない。 もう一人の犯人の正体、ミッシングリンクの意味、現場に残された数字の意味など、いずれも肩透かしであった。 椎名が独房で最後に考えたことを真相とした方が、まだしも面白いと感じた。 |
No.45 | 4点 | 風桜青紫 | |
(2015/12/19 19:42登録) 辻村深月にアイデアを持ってかれてしまったあたり、着想は悪くないと思う。でも、結末は前二作ほどインパクトがないし、途中の謎解きもしょうもなくて首を傾げたくなるんだよね。我孫子はある種のしょうもなさがウリとは思うが、それにしたってもう少し驚きが欲しかった。慎二、探偵役だけどいまいちキャラ薄いよね(兄と妹と比べても)。そういうところも学生的っちゃ学生的なんだけど。 |
No.44 | 5点 | ナノ | |
(2013/05/19 12:03登録) 3部作の中では一番劣るかな、といった感じです。十分楽しめましたが。 3部作を読んでいるかの他に、「殺戮~」を先に読むか後に読むかでも評価は変わってくるんじゃないでしょうか。 私は先に読んでいたので、少々驚きを前借りされていた形となりました。 |
No.43 | 4点 | ミステリ初心者 | |
(2012/06/20 10:59登録) ネタバレを含ます ちょっとイマイチ。0の殺人が大好きだっただけに、残念。 題名でオチを予感して、少し読んでそれがあたってると分かりました。 これ系の作品はわりと見るけど、あまり面白かったことがないですね… 関係ないけど、岡島二人のある作品とか、題名だけでオチが予想できる作品はよしてほしい。ミステリになってない。 |
No.42 | 3点 | スパイラルライフ | |
(2012/02/05 21:58登録) バカミス版殺戮にいたる病だが プロットはひどい バカミスたる木下も活躍しないし。 ミッシングリンクがすぐわかるところだけバカミスらしい 三部作で一番つまらない。 |
No.41 | 6点 | kanamori | |
(2011/03/28 18:03登録) 速水三兄弟妹シリーズの3作目を再読。 ミッシングリンクの真相はゲームに関するものと察せられるが、「し●と●」と「●●並べ」というのには脱力。 シリアルキラーの名前・椎名俊夫を最初から明示しているところは、バカミス版「殺戮にいたる病」という感じでしょうか。 |
No.40 | 3点 | ムラ | |
(2010/12/30 10:14登録) (ネタバレあり) 殺戮にいたる病に似ていると思ったら後書きを見て納得。 オチでなんとなく寒気を覚えました、現代ならありえそうな感じと言うところが(というか似たような感じなのはありましたよね)これが昔に書かれていたって事がちょっと怖い。 話としては嫌いじゃ無いんですけど、8と0のときにあったユーモアが掻き消されてるのと、鬼島さん最終的にどこいったんだってことがちと疑問。サイコ臭を出しすぎたからそっちまで手が回らなかったのだろうか。 |
No.39 | 5点 | seiryuu | |
(2010/09/19 16:02登録) キャラがよくてテンポもよく読みやすかったけれど オチが好きじゃない。 |
No.38 | 5点 | spam-musubi | |
(2010/09/16 09:30登録) もう一人の犯人は一体誰なのか、という点が話の焦点だというのが 途中からわかってきて、それが二転三転する展開は面白かったが、 こういった「病気」を持ち出す結末は個人的に好きでない。 それがある意味叙述トリックになっていて、「殺戮」に繋がっているのかな? |
No.37 | 5点 | E-BANKER | |
(2010/01/03 21:27登録) 速水三兄妹シリーズ第3作。 いわゆる「ミッシング・リンク」がテーマになっていますが、デビュー間もない頃のシリーズだけあって、何となく筆致が安定してないというか、”若さ”が目に付く作品だなぁという印象が残ります。 その辺、作者もあとがきで書いてますが、本作を書いている最中に「殺戮にいたる病」のプロットを思いついたとのことで、それが本作の中途半端さの理由かもしれません。(本作に全力投球じゃなかったわけですよね・・・) 速水三兄妹自体はなかなかのキャラクターだと思うので、是非復活させて欲しいものです。 |
No.36 | 4点 | 江守森江 | |
(2009/12/19 22:00登録) 8とメビウスは発表時に読み0は未読だった事にシリーズ三作を読み返して気づいた。 初読時にはカタルシスの得られないオチにガッカリ感だけが残ったが、今回「殺戮〜」を読んだ後の再読だったので違った楽しみはあった。 それでもミステリーとしては褒められた物ではない。 シリーズとして新キャラのオニジマさんを加えて味が出てきた所で放置はどうなんだろう。 恭三とオニジマさんが結ばれるハッピーエンドは読者が勝手に想像しろと言う事なのだろうか? 文庫の表紙イラストの恭三が髪の薄い所まで柔道の元全日本監督・斉藤仁に似ていて笑える。 |
No.35 | 5点 | いけお | |
(2009/11/05 10:30登録) 途中までの展開はよかったがラストがあまり好みではなかった。 |
No.34 | 6点 | touko | |
(2009/02/10 22:16登録) キャラの立っているユーモアミステリとしては楽しく読めましたが、○○○○オチは個人的に好きじゃないなあ……。 |
No.33 | 6点 | こう | |
(2009/01/20 23:27登録) 殺戮にいたる病につながる所があると思います。随分前に読んだのですが3兄弟のシリーズでは一番気に入っています。 |
No.32 | 8点 | シュウ | |
(2008/10/04 06:50登録) 個人的に殺戮にいたる病より好きなのは愛着あるキャラが多いからかな。 そういえば木下刑事が今回怪我しなかった上に格好良かった。どうしたんだろう、絶対最後に怪我すると思ったのに。 オニジマさんがいい味出してるのでこれ以降長編が書かれてないのはもったいない。新作希望。 |
No.31 | 6点 | おしょわ | |
(2008/09/21 09:48登録) なんかもう少しですごい名作になりそうでもったいない感じですが、それがうまくあの名作に昇華されてるんですね。 |
No.30 | 7点 | うにゃん | |
(2008/09/16 21:52登録) 前2作が今一つだったので、よけいに楽しめました。 |
No.29 | 6点 | マニア | |
(2008/03/12 01:05登録) 2通りの真相のうち正しいのは一体どっちなのか?椎名の推理が正しいとすると・・・恐ろしい。でも、そっちの方が何となく説得力があるんだよなぁ。最初に犯人が明らかにされている設定はあまり好きではないし、結末があやふやなのもあまり好きではないが、スリリングでテンポの良い流れは楽しめた。 何だかんだで、このシリーズは嫌いじゃない。テンポがいいのが良い。続編無いかなぁ・・・。 |