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ミステリの祭典

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いけおさんの登録情報
平均点:5.57点 書評数:389件

プロフィール| 書評

No.389 4点 インタビュー・イン・セル
真梨幸子
(2013/05/23 00:50登録)
強引に感じる点もいくつかあり、前作の評価に依存する。
異常者ばかりで意外性が麻痺してしまう。


No.388 4点 東京湾岸奪還プロジェクト ブレイクスルー・トライアル2
伊園旬
(2013/05/22 22:16登録)
誘拐された子供側の描写があるのはおもしろいと思うが、肝心のミッションの方が異常に淡白で前作の財産を食いつぶした印象。
ラストの展開もタイトル的に考えて、クライマックスなのだろうがいまいち。
主人公達がGPSの件を思い至らないのも不自然だし、矛盾点も多く、全体的に力配分が微妙。


No.387 9点 後悔と真実の色
貫井徳郎
(2013/04/14 22:36登録)
暗く重めな全体の雰囲気と個性的な人物。綿密なプロット、多方面からの描写など貫井作品好きにはたまらない。
ただ、貫井作品だと知った上で読んでいるのでラストの驚きが減ってしまうのが贅沢な難点。


No.386 4点 ヴェサリウスの柩
麻見和史
(2013/04/14 22:29登録)
期待ができる序盤の展開に対して、ミステリ的な要素が低く残念。
全体的な方向性が曖昧なまま終わってしまった。


No.385 6点 密室の鎮魂歌
岸田るり子
(2013/04/14 22:25登録)
謎が魅力的だが、そもそもトリックの完成度が厳しいのが惜しい。
人物の心理面の詳細描写が多いが、キーポイントになる性癖は後出しなのもどうか。


No.384 10点 写本室の迷宮
後藤均
(2013/04/14 22:20登録)
工夫されたプロットは非常に精密で濃厚。
細部まで完成度が高く、リーダビリティもすごい。
作者の熱意を感じた。


No.383 5点 妃は船を沈める
有栖川有栖
(2012/11/07 08:16登録)
別々の中編2つを上手くセットにしてある。
タイトルと前編から、後編の意外性が増したように感じた。
地味だがロジックもさすが。


No.382 6点 八月の魔法使い
石持浅海
(2012/11/05 13:19登録)
作者らしさが全開。
設定のリアリティであったり、愚か者と異常にロジカルな人物の極端さなども含めての限定条件だと思う。

ご都合主義な点もあるが、楽しめる作品。


No.381 6点 三幕の殺意
中町信
(2012/11/05 13:11登録)
トリックは古いが、細部まで丁寧で楽しめる作品。


No.380 5点 空白の殺意
中町信
(2012/11/05 13:03登録)
完成度は高いが、予想はついてしまう。
インパクトが薄い分、予想ではなく推理する余地があればもっとよかった。


No.379 6点 天啓の殺意
中町信
(2012/11/05 12:51登録)
各種技巧をバランス良くまとめた完成度の高い作品。


No.378 4点 ダブル・ジョーカー
柳広司
(2012/11/05 12:39登録)
普通の佳作短編集だと思うが、前作と同様期待させすぎてしまう点が弱点。


No.377 1点 新世界
柳広司
(2012/10/01 01:21登録)
つまらない。
重いテーマを取り扱っている割に、内容が薄い。
ミステリとしての完成度が致命的に低い。
文章も脈絡の無い部分が多々あり、意味がわかりにくい。
リーダビリティが低い、では表現できないほど読み進めるのがしんどかった。


No.376 7点 グラン・ギニョール城
芦辺拓
(2012/09/04 22:50登録)
トリックはあまりに無理があったり、そもそも勝手に落下しただけだったりとかなりひどい。
また、犯人特定のロジックも強引すぎるので終盤が残念だった。
ミステリとして最重要な2点の完成度が低く非常にもったいない。
それでもトータルでは読まなくては損な名作と思わされるリーダビリティ抜群のプロット、アイディアは素晴らしい。


No.375 4点 密室殺人ゲーム・マニアックス
歌野晶午
(2012/08/30 00:32登録)
個々のネタは弱いので全体の構成が肝心だったが、前作までとの繋がりが直接無いのは残念だった。
前作で普通の短編へ、今作でそれ以下になってしまった。


No.374 5点 模倣の殺意
中町信
(2012/08/29 16:50登録)
叙述ものであると謳われていたが、それでもだまされた。
しかしトリックのみの作品だし、被害者と同姓同名はちょっと強引だと思う。


No.373 4点 安達ヶ原の鬼密室
歌野晶午
(2012/08/28 01:14登録)
試みはおもしろいが、メイン以外の短編は不要だと思った。
もっとキレのあるトリックであれば、それのみで勝負できたのに、短編の質やトリックの弱さのため変則構成にしたような印象を受ける。


No.372 5点 疑心
今野敏
(2012/08/25 02:55登録)
悪い意味で裏切られた。
主人公の恋愛要素は不要、ここまでのシリーズの長所を短所に変えてしまったように思える。
最終的に恋愛が成就したり形になったりしなかったのは救い。
それ以上に、最初の交通事故交通事故から、テロの警戒、アメリカのSPとの意見相違、解決までがやりすぎなほどご都合主義で興醒め。


No.371 4点 九月が永遠に続けば
沼田まほかる
(2012/08/25 02:40登録)
異常かつなんとなく共通の感性が各人物にあり、わかりづらい。
最後まで心理ありきで展開されるプロットとは思わず、残念になった。


No.370 3点 殺し合う家族
新堂冬樹
(2012/08/25 02:34登録)
人物の判断が不自然だと感じたが、おそらく心理描写、状況描写共に質量が不足ではないかと思う。
ミステリ的な驚きや謎は無いため、単なるワンパターンなグロ小説だった。

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