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ミステリの祭典

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ST警視庁科学特捜班

作家 今野敏
出版日1998年03月
平均点6.60点
書評数10人

No.10 5点
(2019/07/11 09:51登録)
特殊技能を持つ科学捜査員たちの捜査物語。

といっても、特殊技能所有者は5人もいるので、それぞれはそれほど目立たない。
脇役であるはずの、昔ながらの刑事、菊池や、気の弱いキャリア警部のほうが負けじと目立っている。

ミステリーとしては、殺人が3件発生して、派手さはある。謎も多い。
でも、むりやり収めた感があり、謎解きやサプライズを求めると物足らない。
やはり、みなさんのご指摘のように、濃いキャラの集団ヒーロー物を楽しむつもりで読むのがいちばんでしょう。
しかも、シリーズ第1作では、全員のキャラを生かすのはむずかしいから、その後のシリーズを読みながら全員のキャラを楽しむという姿勢が理想的な読み方でしょう。

No.9 5点 初老人
(2014/05/04 16:16登録)
(ネタバレ注意)
この作品に出てくるメイントリックに関しては、某有名作家の長編小説に同じものがあるので、オリジナリティといった点では評価が下がる。
やはり純粋にキャラクター小説として楽しむべき一篇なのだろう。

No.8 6点 いけお
(2012/05/27 00:48登録)
濃いキャラ以上に、続編を読む気にさせる安定した完成度。

No.7 8点 HORNET
(2011/01/10 20:48登録)
 今や警察小説の御三家の一人とも言える作者ですが,本シリーズはそうした警察テイストとエンタメ小説としての要素がうまく融合した作品といえるでしょう。特殊能力をもつ5人と,その扱いにとまどう一応キャリア・百合根チーフを主役とした物語。ミステリの要素もきちんとあります。5人の能力は非現実的(?)でありながら,謎についてはきちんと現実的に解決されていくので,ミステリファンとしても楽しめます。
 ミステリファンでなくても,たいていの人が「面白い」と思える,読みやすく楽しい作品です。

No.6 7点 VOLKS
(2011/01/04 17:32登録)
ヒーロー漫画のよう。とにかくサクサク面白く読める。
シリーズは全て読んでみたい、と思う反面、内容はすぐに忘れてしまいそうな・・・

No.5 6点 simo10
(2009/09/12 01:51登録)
まさにヒーローものといった言葉がふさわしいシリーズですね。
5人全員が揃った時は横並びにそれぞれポーズを取っているシーンを勝手に想像してしまいます。
事件自体は地味なんですがキャラクタが面白いのでさくさく読めました。
実写版があったら見てみたいと思ったけど青山翔の俳優選びが大変かな?

No.4 7点 ひこうき雲
(2008/08/09 00:37登録)
安積班シリーズもそうでしたが、これまた、さくっと読めます。
安積班シリーズは地味でリアルな人間ドラマでしたが、こちらははみ出し者の特殊な能力を持ったSTメンバー5人が事件の謎を解いていくといったもので、特殊能力を持った人間が何人も集まると、なんか嘘臭い感じました。まあ、こちらはヒーローものですね。
それでも、割と楽しく読めました。

No.3 6点 itokin
(2008/07/21 09:36登録)
肩もこらずそれなりに最後まですらすらと読み切れた。あらゆる面で中の上という作品。

No.2 7点 なの
(2004/10/03 22:50登録)
これは・・・戦隊モノですね。
異常なまでに個性的な天才集団の事件簿です。
今回は、青と翠の活躍が主となっていましたが、今後が楽しみです。
続けて読んでいきたいですね。

No.1 9点 風羅
(2003/07/23 15:24登録)
「ST警視庁科学特捜班」
面白かったです!ついつい周りの人に薦めてしまいました。キャラクターが個性的なのが好みのため、お気に入りの一冊になっています。

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