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ミステリの祭典

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ムラさんの登録情報
平均点:4.28点 書評数:296件

プロフィール| 書評

No.196 5点 六人の超音波科学者
森博嗣
(2011/09/21 02:40登録)
舞台などがすべてがFになるを彷彿とさせて楽しめた。事件とは関係ない無駄話も久々に見れて満足。こういうのが無ければやっぱりこの人の話は面白くない。
とくにこの人っぽい暗号もわからなかったけど最後に納得出来たのがよかった。
しかし短編のネタがまさかここに繋がってくるとは。
ただ、こういう話は面白いんだけどやっぱS&Mシリーズには勝てないなぁ。


No.195 4点 魔剣天翔
森博嗣
(2011/09/20 04:33登録)
小鳥遊と紫子の関係がとてもよかった作品。
暗号は紅子に発言でやっと気がついた。


No.194 3点 夢・出逢い・魔性
森博嗣
(2011/09/18 16:24登録)
(ネタバレあり)

叙述と犯人含めてわかりやすい部類のミステリだった。
やっぱりキャラがいいから読める感じ。
脇役キャラの中では久保田のプロ魂の黒岩の話がわかるタイプの刑事に好感を持てた。
しかし動機これはいつもより酷めな感じ。
犯人の影も薄いし。登場時間でいえば幻惑も同じくらいだけどあっちは濃かったというのに。


No.193 3点 人形式モナリザ
森博嗣
(2011/09/15 15:11登録)
この人の小説にしてはけっこうセオリーなトリックだった気がする。
きちんと舞台でやる意味とかの説明もされているし。
ただ動機もうちょっと突っ込んで書いて欲しかったかも。S&Mシリーズの後半あたりはけっこう書き込んでいた気がするのに。
しかしもう一度封印再度的なこの人の味があるトリックを見てみたい。


No.192 4点 黒猫の三角
森博嗣
(2011/09/14 06:05登録)
(ネタバレあり)


保呂草ってこんな自己陶酔な演劇タイプの性格だっけ?と思ったら別人だったのね。納得。
トリックに関してはいつもの森的な感じだったかなぁ。
まぁキャラは好きなのでこれからも読むとは思うし、全部読んで楽しめる感じの作者なので点数は低めだがつまらなくはない。
事件とまったく関係ない黒猫のデルタの意味は面白かった。


No.191 4点 御手洗潔の挨拶
島田荘司
(2011/09/12 18:43登録)
御手洗キャラがやっぱり好きだ。
ただ推理のオチとしてはインパクトが薄めだったかな。
面白いけど地味という印象


No.190 4点 陰の季節
横山秀夫
(2011/09/10 03:42登録)
全体的に重い感じだが面白かった。警察小説だが犯人を捕まえる形式じゃなく内部の人事を扱う感じが新鮮。
題名にもあるとおり「影の季節」が一番よかった。
オチは比較的わかりやすいのがちょい残念。
キャラがどれも似たような感じなのでときどきごちゃごちゃしてしまったことも残念。


No.189 1点 殺人鬼2
綾辻行人
(2011/09/08 17:17登録)
B級ホラーだね。
オチも特にひねりはなし
前作はまだ頑張って謎を作ろうって感じはあったけど…。
ただ、綾辻さんなので描写は上手いです。
グロさの描写のみで評価するなら高評価。


No.188 6点 百鬼夜行 陰
京極夏彦
(2011/09/07 18:51登録)
全体的に重い。この中に榎さんを投下したいくらい重い。
しかし補間小説としては登場人物の心情を理解出来るので面白かったです。
とくに関口先生はやっぱ自分の好み。自殺は病気って考えがまさにがっちしている。
ただなんで「ルーガルー」からも出てるんだろう。自分はそっち見てないからわからんかった。


No.187 1点 ダイイング・アイ
東野圭吾
(2011/09/05 17:19登録)
珍しくホラー風な小説。
すらすらと読めるし、展開も悪く無いが東野作品にしてはオチが弱い。
官能小説書きたかったのかと突っ込みたくなるほどの性描写もちとくどかった。


No.186 4点 恋恋蓮歩の演習
森博嗣
(2011/09/05 17:16登録)
冒頭でネタバレをしているのでメイントリックについてはわりと簡単に看破できてしまう。
ただストーリーとしては楽しめた。サブトリックはちょっと思いつかなかったし。


No.185 2点 月は幽咽のデバイス
森博嗣
(2011/09/02 06:15登録)
まぁ、この人ならありなトリックなのかなぁ。
とりあえずキャラの会話は楽しめた。
同系統のトリックはS&MとGシリーズにもあるが(というか言いたい事)、調度二番目くらいの出来。


No.184 5点 ηなのに夢のよう
森博嗣
(2011/09/01 09:01登録)
Gシリーズというよりは「四季」の番外編な気がする。「秋」の前後に入りそう。若い久慈博士とかいろんな登場人物が出てきて面白かった。
個人的に抱いている自殺感とはちょい違うけどそれでも楽しめた。
しかし、全然トーマ出番なかったのに、出た瞬間お迎えが来るとは……。
あと、これもうミステリではもう無い気がする。トリックとか無いし。そもそも事件も無い。そういう意味で四季の番外と位置づけたのだが。
犀川先生の出番が多くて嬉しかったが、もう少し真賀田博士も見たかったのが唯一の不満。


No.183 2点 λに歯がない
森博嗣
(2011/08/31 23:37登録)
悪くは無いんだけど、50Pくらいの短編向けな作品の気がする。
歯が無い理由も平坦なオチに収まっている。


No.182 3点 εに誓って
森博嗣
(2011/08/31 12:00登録)
(軽いネタバレあり)
場面転換が不自然におおいから、そうじゃないかなぁと思ったがやっぱりそうだった。でも物語自体が楽しめたのでとりあえず満足。
とりあえず、同人=いやらしいってことはないよ!と声高々に叫びたい。
でも山吹が買ったのはいやらしいっぽいね。


No.181 2点 τになるまで待って
森博嗣
(2011/08/30 18:04登録)
基本、この作者の文章やキャラが好きなので楽しめたが、純粋にトリックを評価するならこんなものかな。
やってることは、S&Mの笑わない数学者のスケール小さくしただけだし。
モブのキャラもイマイチ薄かったし。でも短編だとこんなものなのかな。
とりあえず萌絵と犀川が夫婦っぽく見えてホッこり出来た。


No.180 3点 θは遊んでくれたよ
森博嗣
(2011/08/29 13:11登録)
ラブちゃんって僕っこだっけ? と思ってS&Mシリーズ見直したけど、そもそも一人称で自分の事言ってるシーンを見つけられなかった(たぶん気がつかなかっただけ)
φよりも面白かったしつまらなくもないんだけど未完ってことでこの点数。S&Mもそうだけど、シリーズ物は最後にまとめた点数をつけたい。
なにわともあれ真賀田博士の影が見え隠れしていてよかった。


No.179 2点 Φは壊れたね
森博嗣
(2011/08/25 12:24登録)
未完成の作品って評価。というか短すぎる。
この人の作品はシリーズを読めばわかる部分が多いから単体で評価するのが難しいが、とりあえず動機もわからんしトリックも簡単なのでこの作品についてはこれで。
犀川先生が出てくれなかったのが残念(二三行は出てきたけど)
しかし、恵美は中学生のときより子供っぽくなってる気がする。
言い回しが好きなのでつまらないと言うことは無い。


No.178 2点 天使のナイフ
薬丸岳
(2011/08/22 08:36登録)
良く出来た話、と思う一方、登場人物に感情移入が出来ず、少年犯罪などの問題に対する気持ちがあまり喚起出来なかったと言う感想。
一番の原因は、犯人が安っぽく感じた所為かと思う。
ついでに突っ込むと「大切な人を失う気持ちがわからないあんたなんて仲間なんかじゃない!」ってそれあんたが言っちゃダメでしょ。
それでも、上手く練った構成だと思うし、文章もすらすら読めたので楽しめた。
難しい要求だが、謎の構成よりも、これにプラス虐め問題を掘り下げてくれたら個人的には満足出来た気がする。


No.177 4点 女王の百年密室
森博嗣
(2011/08/19 11:49登録)
世界観が面白かったというより、世界観のみの作品(もちろんいい意味で)
ただ、最後にその世界観がちょい現実味を帯びて安っぽくなってしまった感じなのが個人的に残念。
文章も面白い。ただキャラの個性が珍しく薄いせいか、たまに誰が誰だかわからなくなったりもする。
殺人関係の謎はオマケみたいなもの。てかSFだねこれは。
個人的にこの小説も単品としてではなく、『四季』を楽しむための一つとして捉えている。
真賀田博士の○も出てきたことが個人的に嬉しい。

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