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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.284 4点 KAGEROU
斎藤智裕
(2011/05/10 23:13登録)
妻が図書館で借りてきた本のまわし読みです(笑)
サクっと読めるのが良いところでもあり、何か物足りない
ところでもあります。
採点は5点レベルかなと思いますが、やはりミステリとは
思えないのでマイナス1点。


No.283 6点 少女Aの殺人
今邑彩
(2011/04/29 20:11登録)
まずまずの作品。
水準の評価はできるも、「水準以上」の評価には少し
たりない、そんな印象です。
本格色もそこそこあり、サスペンス性もあるので一応
満足はしています。


No.282 3点 リアル鬼ごっこ
山田悠介
(2011/04/15 23:17登録)
このサイトでのあまりの評判の悪さにこわいもの見たさ(?)
で読んでみました。
感想は、まあこれはミステリではないです。
それを抜きにしても、特に見るべきところもない・・
従いこの点数ですが、これでも平均点を上げてしまっている
のですね(笑)


No.281 5点 『瑠璃城』殺人事件
北山猛邦
(2011/04/12 23:13登録)
ちょっとこの世界観にはついていけなかった・・
密室トリックは結構面白かっただけに少し残念。
私見ですが、「クロック城」の方が良かったです。


No.280 4点 人形館の殺人
綾辻行人
(2011/03/31 10:45登録)
世間の評判が芳しくないこともあり、氏の館シリ-ズで
未読だった作品。
感想は、やはりこのオチは微妙・・・謎の殆どを、○○で
片付けられるのも如何なものかと。
ミステリ慣れした人なら、犯人も判りやすいでしょうし。

他の館シリ-ズと同様、話しの雰囲気とスト-リ-展開
は好みの範疇なので、そこが救いです。


No.279 5点 赤い月、廃駅の上に
有栖川有栖
(2011/03/27 12:31登録)
基本的に鉄道ネタ好きなだけに楽しくは読めました。
しかしこれは本格ミステリとはいえない内容。
従い、採点は辛めで。


No.278 4点 風刃迷宮
竹本健治
(2011/03/19 08:19登録)
本格色が薄く、やや不満の残る作品。
話しが終わっても結局何がどういうことなのか説明できて
いない部分も多いですしね。
やや凝った構成もあまり成功しているとは言えない感じで
す。

これなら以前に読んだ「妖霧の舌」の方が良かったです。
伝説の名作「箱の中の失楽」は別格ですが。


No.277 7点 『クロック城』殺人事件
北山猛邦
(2011/03/06 14:54登録)
これは良かったです。おおいに楽しめました。
こういうトリックが嫌いでないもので(笑)。
「世界の終わり」に対する説明がない等の不満点が
なければ8~9点の評価はできたと思います。


No.276 6点 インシテミル
米澤穂信
(2011/02/25 20:57登録)
SFやライトノベルっぽいイメ-ジがあっていままで手を出し
ていなかった氏の作品をはじめて読みました。
この作品に関しては想像より本格色が強く、満足いく作品です。
惜しむらくは他の方も指摘されているように解決編にやや物
足りなさが感じられるところかと思いました。

(余談)
最初に監獄に閉じ込められた人物(名前失念)のミステリ知
識はすごいですね。ヴァン・ダインの12作をコンプリ-ト(
完全読破)しているとは。
ちなみに僕は4作しか読んでいません(苦笑)。


No.275 7点 毒入りチョコレート事件
アントニイ・バークリー
(2011/02/20 14:50登録)
チョコレートに仕組まれた毒殺事件を「犯罪研究会」なる
6人のグル-プがお互いにその推理を披露しあい、一見そ
のどれもが解釈として成り立ちそうに見えます。
ところが大部分の人の推理は別のデ-タによって否定され、
その中の一つだけが残る・・「探偵小説」による名探偵の
推理も作者の匙加減一つでどうにでもなる、後日「アンチ
ミステリ」と称される先駆的作品です。

僕自身もどの推理に魅力を感じるかと聞かれたら、4番目
(人名は敢えて書かず)と答えるでしょうね・・それが否
定されるのですから、まさしくアンチ・ミステリ、後のこ
の手の作品に大きな影響を与えたと同時に、このまさに黄
金時代の初期にこの性格の作品が書かれていたことに驚嘆
しました。

採点は正直6点クラスに感じますが、歴史的意義を勘案し
てプラス1点。


No.274 5点 家守
歌野晶午
(2011/02/06 17:02登録)
代表して、表題作「家守」を書評します。
結構斬新な密室トリックでした。やや無理っぽいところが
密室の巨匠ディクスン・カ-を彷彿とさせます。
殺された奥さんが家を立ち退かない理由には成程と思わせ
ました。

他の作品も、可もなく不可もなしで。
採点は5点or6点で悩みますが、後者だと他の皆さんと
同じになってしますので、天邪鬼の僕は前者でいきます。
(笑)


No.273 5点 妻に捧げる犯罪
土屋隆夫
(2011/01/30 16:38登録)
これも20年以上前に読んだ作品の再読。
内容は悪くはないですが、やや本格色が薄くサスペンス
小説っぽいです。
あと主人公の大学講師の心境にもちょっと同調しかねる
ところがありました。


No.272 8点 死の接吻
アイラ・レヴィン
(2011/01/28 19:45登録)
海外古典作品で固定的評価を受けている作品。
ただ古典といっても、戦後の作品だけに古典といえるか
どうか微妙ですが・・・

でも内容は期待以上の内容で良かったです。何より文章が
読み易い!
構成も最近出版されたものならありきたりかも知れません
が、当時としては斬新なものだったでしょう。
最後の第三部でもうひとひねり(というか、どんでん返し
?)を期待したのにという意見が多いようですが、僕は
特に気になりませんでした。


No.271 7点 天国は遠すぎる
土屋隆夫
(2011/01/19 21:34登録)
20年以上前に読んだ作品の再読。内容はすっかり忘れて
いました(苦笑)。
書評の方は、どちらかというとアリバイ破りが主眼の作
品ですが、当初ぼんやりした事件の真相が捜査の過程で
だんだん見えてくる構成が良かったです。崇拝する鮎哲
(鮎川哲也氏)の作風に近いですね。
メインのアリバイ・トリックも何だか鮎哲氏が使いそう、
無駄に長すぎず、丹念な作品作りには好感が持てます。


No.270 6点
麻耶雄嵩
(2011/01/13 19:51登録)
俗世間と隔離された閉鎖的村内で起こる連続殺人・・・
まあ一種のクロ-ズド・サ-クルものです。
ちょっと横溝っぽい雰囲気もあり、そういう意味では楽
しめます。
不満点はメイントリックを看破されない為に状況(とい
うか、事実? ネタばれせずに言うのが難しい!)の記
述がわかりにくかったです。
楽しめましたが、一長一短ある作品。


No.269 7点 贈る物語 Mystery
アンソロジー(国内編集者)
(2011/01/04 12:56登録)
新年おめでとうございます、本年もどうぞ宜しくお願い
致します。早速ながら、今年最初の書評です。

綾辻氏が国内外の短編をアンソロジ-した一編。氏自身
が一読者として読んで面白かったものを選りすぐってい
るだけに、どれも水準以上の作品です。
僕自身、9編中6編が未読でしたが、その中では「過去
からの声(連城三紀彦)」が良かったです。ありきたり
の誘拐ものに非ず、新味のあるトリックです。

以下の3編は既読です。
「密室の行者」(ノックス)
「妖魔の棲む森」(カ-)
「達也が嗤う」(鮎川)
これはどれも名作揃いで、再読でも楽しめます。


No.268 7点 金雀枝荘の殺人
今邑彩
(2010/12/25 23:07登録)
綾辻氏の館シリ-ズに出てきそうな話ですよね、
でも楽しめました。
本格色が強く、満足のいく一冊です。


No.267 5点 頼子のために
法月綸太郎
(2010/12/18 19:01登録)
ん-、これは読後の後味が悪いですね。
犯人の心情も理解できなければ、(探偵役)法月綸太郎氏の
最後の行動も理解できない(お医者さん怒るの当たり前だ)。
内容自体は水準レベルであるので、採点5点or6点で悩み
ますが、本格色がさほど高くなく、後味の悪さで前者に。


No.266 5点 びっくり館の殺人
綾辻行人
(2010/12/12 17:12登録)
子供でも読める前提で書かれたと思われる作品だけに、
一気に読めました。
メイントリックは、某有名海外古典作品を彷彿とさせ
ますね・・・ネタばらしになるので、これ以上は書け
ませんが。

ミステリとしての評価はさておき、氏の館シリ-ズを
一通り読んでいる方にとっては、その雰囲気を楽しむ
にはいい作品だと思います。でも、やや物足りないか
な?


No.265 6点 学園島の殺人
山口芳宏
(2010/12/10 22:48登録)
登場人物が多く、人間関係を把握するのに大変でした。
島の地理的位置関係も見取図があったので何とか把握でき
ましたが、なかったら僕には理解不能でしょう。
スト-リ-、トリック、結末も含め、可もなく不可もない
評価でしょうか?
鮎川賞受賞者ということで、作者の作品を初めて読んでみ
ましたが、やや期待が大き過ぎたかも。

新書版で500頁以上のかなり長い作品ですが、文章は読み
やすく苦にならないのは好感。

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