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ミステリの祭典

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シクラメンと、見えない密室

作家 柄刀一
出版日2003年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 測量ボ-イ
(2011/06/04 07:23登録)
氏の作品をはじめて読みましたが、評価はまずまずです。
特筆すべき作品は、解説の方も言っておられるように「遠隔
殺人とハシバミの葉」のメイントリックがなかなか斬新でし
た。
あと「シクラメンと見えない密室」の密室のカラクリもなる
ほどと思いました。
植物絡みの話しが多く、そちらに疎い僕には勉強になったか
な?

No.1 6点 なの
(2005/06/07 16:00登録)
柄刀作品初読。
解説の加納朋子氏じゃないですが、ガチガチの理系ミステリのイメージがあったので、
意外に叙情的な感じに吃驚したりして・・・。
キャラ設定は正直ベタベタです。
年齢を感じさせない美人親子が、客の話を聞いて隠された真実を言い当てる。
絵に描いたような安楽椅子探偵ですね。
(時々妙にアクティブになるのはご愛嬌)
内容は、事件の成立にあまりにも偶然が関与し過ぎです。
『これが成立する確率って、何億分の一だよっ!』
と、思わずツッコミ入れたくなる話が幾つか・・・。
気軽に読める短編連作って事で。

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