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ミステリの祭典

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赤い月、廃駅の上に

作家 有栖川有栖
出版日2009年02月
平均点5.29点
書評数7人

No.7 6点 mediocrity
(2021/06/04 05:32登録)
怪談ということだが、怖いものは少なくて、むしろ泣ける話が多かった印象。
全て鉄道の話なのに、一見鉄道物に見えない『海原にて』の結末が面白かった。

No.6 6点 ボンボン
(2017/02/24 23:31登録)
鉄道と怪談話。関係なさそうでいて、実は相性ピッタリではないだろうか。駅や踏切は小説でも現実でも事件や事故の舞台になるし、列車は人生にも喩えられ、銀河鉄道の夜のようにあの世につながるイメージもあるし。通勤通学の日常がふと狂う怖さや遠い旅先での不安感等々。
しかし、この短編集では、そんな素人考えを軽く飛び越えた、相当に奇抜なお話も楽しめる。
この著者は、一つのお題を定めた短編集を作るのが本当に巧いと思う。

No.5 6点 虫暮部
(2012/09/11 18:29登録)
 失礼ながら、ミステリというお約束の要素を除外しても、これだけ巧みな小説を書けるのだなぁと感心した。
 本業との距離感という点で、綾辻行人の『深泥丘奇談』を髣髴とさせる短編集。
 図書館のシール云々というくだりは作者のリアルなぼやきだろうか。

No.4 4点 まさむね
(2011/10/15 16:57登録)
 鉄道にまつわる怪談集。
 と言っても,あまり怖くはなく,幻想的な話が多かったですね。もう少しインパクトが欲しかったかなぁ…。
 多少テツっ気のある身としては,決して嫌いではない短編集なのですが,ミステリーとは言い難かったので,このくらいの採点になっちゃいますかねぇ。

No.3 5点 測量ボ-イ
(2011/03/27 12:31登録)
基本的に鉄道ネタ好きなだけに楽しくは読めました。
しかしこれは本格ミステリとはいえない内容。
従い、採点は辛めで。

No.2 4点 おしょわ
(2010/01/24 22:36登録)
ミステリーというよりホラー。しかもインパクトが弱い。

No.1 6点 白い風
(2009/03/22 13:06登録)
鉄道をからめた幻想的な話、怪談的な話10作品の短編集ですね。
怪異的な話が多かったかな。
どれもそれなりに楽しめました。

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