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ミステリの祭典

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探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」
探偵小説シリーズ

作家 古野まほろ
出版日2009年06月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 測量ボ-イ
(2011/07/17 09:39登録)
著者の作品は初読。
扱うのが陰惨な殺人事件の割には軽いタッチ(というか、
やや軽すぎ?)でしたが、意外と本格色は強いようです。
ただ真相を推理するには僕にはやや難易度が高すぎたき
らいがありようです(特に絵を切り裂いた人を特定する
ロジックなど)。

ありきたりの作品では簡単過ぎるという方は一度本作品
にチャレンジしてみては如何ですか?

No.1 7点 江守森江
(2009/07/25 06:58登録)
適度な厚さで読みにくさをカバーし「天帝」シリーズをスルーしている読者に古野まほろ入門編としてお薦めのシリーズだったが・・・厚さが増してしまった。
新たに、妄想部分(スルー可能)と推理に重要な供述調書を巻末にまとめた親切設計を試した。
まるで読者挑戦推理イベント脚本の様で、パズラー色が濃くなった反面、小説として一体感の無さが生じ残念。
読者挑戦物として絶賛できる正統派フーダニットの論理的な解決に対して、相変わらずチープなハウダニットは御愛嬌。
多くの読者に喰わず嫌いを克服し、そこかしこに散りばめられたパロディにニャリとしてほしいと思っているのだが・・・。

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