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ミステリの祭典

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itokinさんの登録情報
平均点:7.28点 書評数:345件

プロフィール| 書評

No.225 8点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2012/02/06 16:37登録)
長年探し求めていた本でようやく入手できたので胸を躍らせて読み終えた。確かに本格の名作と評価するが謎解きだけで心に迫るものがないので満足感がいまひとつ感じられなかった。


No.224 9点 奇想、天を動かす
島田荘司
(2012/01/24 15:41登録)
最初から物語に引きずり込まれ、荒唐無稽と思わせない展開、トリックの連続にはまいりました。底に潜む歴史的な出来事も話の厚みを持たせ最後に感動を覚えました。やはりこれは島田さんの代表作でしょう。


No.223 6点 死角に消えた殺人者
天藤真
(2012/01/20 14:23登録)
物語の発想又謎解きとしては評価できるが、終盤の主人公の変異についていけない感じがした。並みの作家と違う天童氏の作品としては平凡。


No.222 7点 明日があるなら
シドニー・シェルダン
(2012/01/06 10:14登録)
読みやすくテンポが良い、だが、トリックは幼稚でご都合主義が目立つ、それに長すぎる。後半の4分の1位からがぜん面白くなりさすがと思わされた。


No.221 7点 石ノ目
乙一
(2011/12/28 16:42登録)
解りやすく平易な題材であるがそれぞれ良く書けている。しかし、インパクトが足りないのでどれも印象が薄いと感じた。


No.220 8点 暗いところで待ち合わせ
乙一
(2011/12/28 12:29登録)
無理のある設定ではあるが先を読ませる力がある。今まで出会った乙一さんの中では一番。最後の感動がもう少し強ければ最高なんだが・・・。


No.219 7点 死にぞこないの青
乙一
(2011/12/20 09:54登録)
いじめにあった経験者は人ごとではない思いで読まれるでしょう。最後は、がんばれ、がんばれと声援を送って読んだ。


No.218 7点 天帝妖狐
乙一
(2011/12/20 09:48登録)
「リストカット事件」のグロさにこれは付いてけないなと思って乙一さんから遠ざかっていたが、久しぶりに読んでみて独特の世界観、淡々と進める語り口に読む人を引き付ける力やはりこの人は才能があるなと思わされた。


No.217 7点 殺人鬼
綾辻行人
(2011/12/18 17:40登録)
ミステリー性を期待すると肩透かしを食うが結構ひきつける力はある私は結末がどうなるのか期待して一気読みした。結果、わかったかわからなかったような結末だったが面白かった。


No.216 5点 影絵の騎士
大沢在昌
(2011/12/18 17:24登録)
近未来のマスメディアの勢力争いの島に乗り込む私立探偵の活躍を描いたハードボイルド作品。登場人物が多く近未来の情景を頭に入れるのに疲れ物語に集中できなかった評価どおりまあたのしめたというところか。


No.215 6点 蜻蛉始末
北森鴻
(2011/12/05 12:47登録)
藤田傳三郎は知らなかったなあ、内容からして浅田次郎の「壬生義士伝」を思い出したが蜻蛉始末が数段落ちると感じた。物語に生活感がなく話が荒削りで場当たり的なので感情移入がしづらかった。しかし、近代歴史の再確認として読むには最適。


No.214 9点 犬の力
ドン・ウィンズロウ
(2011/11/29 09:51登録)
麻薬捜査官と麻薬ファミリーのドン一家の泥沼と執念の戦い。麻薬戦争の実態に多少の誇張はあるにしろ驚愕した。登場人物が多いので名前を覚えるのに苦労したが全編ダレもなく興奮の内に読み終えた。そして、第2,第3のアート・ケラーの健闘を祈った。それにしても、ウィンズロウ筆力は感嘆の一語だ。


No.213 8点 李歐
高村薫
(2011/11/09 15:20登録)
殺伐とした人間の寄り集まりで果たしてこんな信頼関係が築けるのかとの疑問はあるが、こんな友がいたらどんなにいいかと心をゆすぶられる。高村さんは、心理描写が凄いですね、途中から変な終わり方をしたら、2度と高村作品は読まないぞ思いながら終盤は一気読みした。


No.212 7点 照柿
高村薫
(2011/11/02 10:47登録)
久しぶりに高村作品を読みました。物事を深く掘り下げ的確に描写する筆力はすごいですね。合田刑事のフアンだったのだけどこの人こんな性格だったかなと首を傾げたが重厚な作品で読み応えは充分です。


No.211 7点 サクリファイス
近藤史恵
(2011/10/16 13:12登録)
ツール・ド・フランス等の自転車競技は中継があればよく見るがチームの中の一人を勝たせるための犠牲行為に自分の生き甲斐をどこに見つけるのだろうと疑問に思っていたがそれがよく解った。文章は平淡で読みやすくテンポも良い、最期の彼の死は、そこまでやるかとも思えるが良くまとまっている。


No.210 7点 ダック・コール
稲見一良
(2011/10/13 20:14登録)
冒険小説であって、メルヘン調それぞれ読後余韻が残る不思議な作品ですね。


No.209 8点 猟犬探偵
稲見一良
(2011/10/02 14:10登録)
稲見さんの作品は初めて。久しぶりに良質のハードボイルドに出会えた。こぎみ良いテンポと文章の連作短編集で特に「トチカン、カラチン」「ギターと猟犬」は秀逸。


No.208 7点 幽霊人命救助隊
高野和明
(2011/10/02 12:23登録)
自殺に追い込まれるパターンは色んな事があるんだなあと同時に必ず救われる道はありこの本を読んで心が軽くなった人も多いとおもう。しかし小説としてはよく似たパターンが有り少し長く感じた。


No.207 5点 美しき凶器
東野圭吾
(2011/09/24 14:50登録)
スリルとサスペンスを求めた作品と見たがそれほどでもなかった。現実離れしているため共感もできない、ただ読みやすいだけで東野さんにしては平凡。


No.206 8点 ビター・ブラッド
雫井脩介
(2011/09/21 13:56登録)
それぞれのキャラがしっかりしており謎が徐々にふくらんでいく展開は読んでいて飽きさせない。続刊が出そうな終わり方だが今度は純粋に全編親父とのバトルを期待したい。

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