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ミステリの祭典

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美しき凶器

作家 東野圭吾
出版日1992年10月
平均点5.69点
書評数16人

No.16 6点 ドクターマッコい
(2013/04/15 16:33登録)
こう言った半分悪趣味的な作品もラストはミステリーっぽく仕上るのはさすがです。多彩な才能の中にはこう言った作品も必要なのでしょう。なかなか楽しめました。

No.15 5点 makomako
(2012/04/08 19:15登録)
 タランチェラなる女がやたら強く、簡単に人殺しを続けていく展開に納得できるかどうかで評価が分かれそう。
 ただただ陸上競技だけのためにサイボーグとなっていた女性が、どうして関係ない人間でもあっさり殺せるのかと思ってしまうと、もうこの小説にはついていけそうもない。 
 ヒットメーカーの作者だけにたくみに読みやすくストーリーを展開してくれて入るのだが。
 私は最後まで読むのがちょっと苦痛でしたが、読み終わってみると美しき凶器とはタランチェラだけではないかもしれない様に感じられ、多少良い印象となりました。

No.14 5点 itokin
(2011/09/24 14:50登録)
スリルとサスペンスを求めた作品と見たがそれほどでもなかった。現実離れしているため共感もできない、ただ読みやすいだけで東野さんにしては平凡。

No.13 4点 つよ
(2011/05/03 00:00登録)
ドンパチもの。

No.12 4点 kenvsraou7
(2011/03/21 12:20登録)
日本版ターミネーターかと最初は思った。
東野作品ではないのではないかと思うくらい序盤の展開は
きつかった。眠いという意味で。
後半は徐々に東野イズムがチラッと現れてくるのだが
全体的にはいまいちだろうか。
この“美しき凶器”とは”女のしたたかさ”と置き換えることが
できようかと思った。
本当に怖いのは殺し屋ではなく
それを操ったり、利用している奴なのだと。
ちなみにこのタランチュラこと女ターミネーターは
いったいのどこから来たの?
なぜご主人さまのために殺すの?
と思いつつ物語はTHE END。

No.11 2点 ムラ
(2010/12/15 22:04登録)
つまんないというわけじゃないんですが、特別面白くもなかったです。
文章が読みやすく、展開も速いので読むのが苦痛じゃないけど、楽しくも無い感じ。
人間の心理を書くのはとても上手だけに、怪物の心理が適当な感じでした

No.10 7点 Tetchy
(2010/07/03 01:30登録)
とにかくまず東野圭吾がまさかこのようなモンスター小説を書いているとは思わなかった。殺し屋タランチュラは狂えるスポーツドクター仙道之則が生み出した七種競技の選手。より高く跳び、より速く走り、より遠く投げ、より長く走れる万能選手のみが出場できる陸上界至高の競技。この競技を制するものはクイーン・オヴ・クイーンズとまで称される。まずその選手を殺人鬼に仕立てたのが東野のアイデアの秀逸さ。

通常このような殺人鬼物ならばスプラッターホラーに代表されるようにとにかく凄惨な虐殺シーンを強調するだけに留まり、なぜ彼が無差別に人を殺すのかなどはありきたりの設定で流し、アクションシーンのみを強調するのだが、東野の優れた点は彼らがタランチュラに襲われることになった原因があり、しかも彼らにはその殺人鬼から逃げてはならない理由があるところ。

スポーツ界の歪んだ競争意識やもはや人体実験の領域まで及んだ肉体改造など重いテーマを含んでいるが、疾走感を重視したためか物語、人物設定に膨らみが感じられなかった。
しかしそれでもタランチュラの最後の台詞にこの作家のセンスが光る。

No.9 5点 ミステリー三昧
(2009/08/04 02:21登録)
<光文社文庫>ノンシリーズ(長編/1992)です。
4人の男女が「美しき凶器」に次々と殺されていくお話です。ジャンルはスリラー&アクション的な感じで謎らしい謎は一切なく、サラッと読める作品でした。
「美しき凶器」とは身長190センチガッツリ体育会系の大女のことを指し、悪者でありながら主役でもあります。ターゲット捜索中、チャライ男たちに絡まれたり、進行方向を間違えたりとグダグダ感が拭えない復讐劇が延々続きます。ただ警察の無能ぶりが半端ないので「最悪のパターンで終わり?」かと思いきや、さすがにタダでは終わりません。どんでん返しではありませんが、気の強い女達の悪あがきが物語を予期せぬ展開へ・・・。
余談ですが、東野圭吾の作品で登場する女性は「美人で気が強い」という設定がやたら多い気がします。なぜでしょうか?「可愛い」と思える女性がほとんど登場しません。

No.8 3点 COBRA
(2008/06/13 14:40登録)
やっつけ仕事?

No.7 2点 こう
(2008/04/21 01:20登録)
東野作品はどれをとっても読みやすいし個人的には好きな作家ですがこれは正直面白くなかったです。犯人のキャラクターに工夫があるのでしょうがそれだけです。

No.6 9点 akkta2007
(2008/03/02 19:15登録)
表現の仕方が非常によい作品であったように思う。
読みやすさは、さすが東野作品!
題名の設定の仕方にも、なるほどと納得してしまった。
久しぶりの東野作品であったが、面白いこと間違いない!

No.5 7点 いけお
(2007/10/10 12:53登録)
ミステリではないと思うけどいろんな意味ですごい。
こんな作品もあるんだと思わせておいて、やっぱり東野作品ならではの深さがあったりする。

No.4 7点 ウエストウッド
(2004/10/25 17:08登録)
ターミネーターの日本版。

No.3 8点 綾香
(2004/08/20 23:25登録)
強靭的な彼女には脱帽!!設定がおもしろすぎる!!あんな人間、現実にはおそらくいないだろう。次々と殺人があるのも◎

No.2 9点 ako
(2002/09/17 11:28登録)
あと1点は、半分ぐらい読んだ東野さんの作品の残りに、もっといいのがあるかも知れないと思うから。。。私的にはほとんど満点です。「凶器」といわれた彼女に人間的なものが感じられなくて、最初はイライラしながら読みました。殺害の仕方も冷徹だったし。。。でも彼女は確かに「人間」であり、「おんな」だったんだとわかったから涙が止まらなくなりました。妊娠し、体に負担がかからないとは言え流産して、悲しくない女はいません。〔ラッキ−と思う人もいたりするが。。。〕閉じ込められていても本能は育つのですね。自分を閉じ込めた男でも、短い時間だったとはいえお腹の子の父親を殺されたら。。。それを見てしまったら。。。最後の「ベイビィ。。。」に泣きました。

No.1 8点 美来
(2001/10/12 14:40登録)
こんな酷い話は聞いたことがない!凶器に同情しました。
ミステリとしては、まあ、面白いという感じ。

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