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ミステリの祭典

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ドクターマッコいさんの登録情報
平均点:6.11点 書評数:61件

プロフィール| 書評

No.61 6点 保健室の先生は迷探偵!?
篠原昌裕
(2014/05/12 14:38登録)
いわゆる学園ものミステリー。先生の惨殺死体の絵が廊下に飾られる事件の犯人捜しを養護教師と美術教師が担当し殺人画家を探すもの。コミカルなミステリー仕立てでちょっとしたどんでん返しもあり楽しませてくれる。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉ではあるものの、この賞は、いささか乱発気味の感が否めまい。


No.60 9点 シェエラザード
浅田次郎
(2014/05/01 16:28登録)
終戦直前に実際に起きた阿波丸の悲劇をベースにした作品です。謎の台湾人から依頼された二人組が女性を加えて沈没船を引き上げる、途中で殺人が起こり主人公たちも追いつめられると言うハードボイルド要素も加わり展開していきます。
浅田さんは人間の本質と言うものと捉えた点では右に出るものがない素晴らしい作家さんで戦時中の悲劇を感動的にまとめられた作品だと思いました。


No.59 8点 壬生義士伝
浅田次郎
(2014/05/01 16:23登録)
確かにミステリーではありませんが、これは本当に面白かったです。人間の本質を突くという感じです。


No.58 7点 ゼロの焦点
松本清張
(2014/02/16 13:03登録)
戦後の動乱期に翻弄された人々のことを思うと心が締め付けられます。やはり時代を超えた名作と言えましょう。


No.57 7点 点と線
松本清張
(2014/02/13 10:29登録)
ネタばれあり
九州で殺人、犯人と思しき人間は北海道にいる、飛行機を使ったトリックは今でこそ話題にもならないものの東京駅での空白の4分間等、当時としては凝った内容で一世を風靡した内容であることを再認識した。


No.56 7点 ソウルケイジ
誉田哲也
(2014/02/05 10:20登録)
魅力ある登場人物、ミステリー要素、いずれも十分に楽しめる作品でした。
この姫川シリーズがどんどん出てくるのを期待したいです。


No.55 7点 トキオ
東野圭吾
(2014/01/21 08:10登録)
まあ本当にこの作家さんの多彩さには驚かされます。
ミステリーではありませんが、展開の仕方が素晴らしく最後は深夜まで一気読みでした。


No.54 7点 能面殺人事件
高木彬光
(2013/12/02 17:00登録)
「ネタばれあり」
30年ぶりくらいに再読しました。能面のツノや風船を利用した密室トリックも色あせず(イラストでもう少し解りやすく解説して欲しいところです)、ラストの真犯人の二転三転は本格派の醍醐味を楽しませてくれました。同世代の横溝に比べ怪奇色も薄くミステリーの味わいはやはりこの人です。
続けて刺青殺人事件も再読することにします。


No.53 6点 プリズン・トリック
遠藤武文
(2013/11/29 07:54登録)
「ネタばれあり」
交通刑務所をめぐる連続殺人事件。
テーマとしては新鮮で看守での侵入も少し無理があるが面白かった。ただし、市長殺害の読者をミスリードさせるシャンプーの香り云々、告白のところでこの説明は少しくどい。
書体も若干解り難いところがありここらも少し辛かったです。


No.52 4点 判決の誤差
戸梶圭太
(2013/10/29 11:35登録)
選ばれた6名の裁判員がレイプ殺人の法廷内外で繰り広げるドタバタ劇。作品の導入部は良かったが次第にハチャメチャになり現実離れして行くところは残念です。


No.51 6点 林檎と蛇のゲーム
森川楓子
(2013/10/25 08:13登録)
出来不出来の多い「このミス大賞」シリーズの中では結構楽しめました。ヤクザが小学生に残した1億円の札束が最後まで絡む展開は、ある意味新鮮な感じがしました。たまにはこの様なライトミステリーもいいものです。


No.50 5点 ヒトラー最後の謎を追え
高山洋治
(2013/10/11 08:03登録)
「ネタばれあり」
兄を殺されたフリーカメラマンが、ドイツ、チベットを訪問して刺客から逃れながら原因を突き止め最後は探し求めた生物を見つけると言う冒険活劇的要素が多いが、ラストは世紀の発見的要素がこれだけ簡単に見つかっていいものかと思い少しガッカリ。


No.49 4点 失踪
小杉健治
(2013/10/07 18:12登録)
「ネタばれあり」
製薬会社と大学、厚生省の癒着の薬事訴訟問題がらみで誘拐事件が発生。犯人の要求で裏取引で子供が帰ってから、ごちゃごちゃし出す。主人公の10年前に失踪した婚約者と製薬会社の男が主犯で高松を舞台に再会となるが、話の進展がもどかしくこねくり回したような展開はいただけない。なんとか最後まで苦労して読み切った感じ。


No.48 3点 ボトルネック
米澤穂信
(2013/09/26 08:06登録)
こう言うのはダメです。脈絡がなく、ミステリーだか何だか解りません。後半は斜め読みしてとにかく読み終えました。


No.47 5点 片想い
東野圭吾
(2013/09/18 12:42登録)
東野作品だけに読みやすく、男女の性についての根本を突く点では良いのだが内容の親展の割に長すぎるため途中でだれるのが残念。


No.46 6点 麒麟の翼
東野圭吾
(2013/09/09 10:10登録)
加賀刑事の日本橋周辺の愛着が良く出て馴染みやすい作品です。内容は申し分ないものの最後はバタバタと結論が出てしまうのはちょっと残念


No.45 4点 一九三四年冬―乱歩
久世光彦
(2013/09/04 07:50登録)
乱歩のことを大変緻密に調べ上げ彼の作風で「梔子姫」と言う物語を入れ込んだ非常に内容の濃い作品でしたが、少し重すぎました。乱歩のエロティシズム等、描写の点からは素晴らしいと思います。


No.44 5点 カッコウの卵は誰のもの
東野圭吾
(2013/08/30 15:37登録)
東野氏お得意のウインタースポーツもの。運動能力が遺伝子によるものかと言うメインテーマが絡み、生みの親、育ての親とか考えさせられます。ストーリに紆余曲折のある流れは良いとして最後はバタバタと結論付けられる点が少し残念でした。


No.43 2点 トギオ
太郎想史郎
(2013/08/29 11:32登録)
「このミス大賞」は、曲者であると思います。大賞受賞作品でも出来不出来の差が激しくここらが一定水準の作品を出し続ける乱歩賞、サントリーミステリー大賞とは大きく異なる点でこの作品はその典型と言えましょう。どうも奇をてらったものが選ばれる傾向があり、この作品も最後まで読むのが本当に苦痛でした。いわゆる正統派のミステリーをメインに読まれる人には無理な作品と思います。近未来的な物語で視点が定まらない感じが強かったです。
このミス大賞を何冊も読んでいますがその都度、作品の手並みの不揃いさに逆に驚かされています。今後も注意して選択する必要があります。


No.42 7点 誘拐ラプソディー
荻原浩
(2013/08/23 08:01登録)
暴力団組長の息子を誘拐した前科者が繰り広げるドタバタ追跡もの。最後は一気読みでしたが子供の考え方、親の愛情の注ぎ方等興味ある文体に惹かれました。

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