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ミステリの祭典

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保健室の先生は迷探偵!?

作家 篠原昌裕
出版日2012年08月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 メルカトル
(2016/03/12 21:49登録)
まあ習作の域を出ていない気がする。
これは、伏線を拾い集めて推理を構築するといったパズラーとは全く違う。わずかな伏線をもとに真犯人を指摘しているが、他の人物でもおかしくはない程度の推理であり、ミステリとしても青春小説としてもいささか弱いと言わざるを得ない。
また、ラブコメディの一面も持ち合わせてはいるが、二人の主人公の心理描写が行き届いておらず、唐突な告白には内心えっと思ってしまった。
絵の中で殺人を犯すというアイディアは良かったが、それを生かせていないし、どこをとっても中途半端な出来と感じる。

No.1 6点 ドクターマッコい
(2014/05/12 14:38登録)
いわゆる学園ものミステリー。先生の惨殺死体の絵が廊下に飾られる事件の犯人捜しを養護教師と美術教師が担当し殺人画家を探すもの。コミカルなミステリー仕立てでちょっとしたどんでん返しもあり楽しませてくれる。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉ではあるものの、この賞は、いささか乱発気味の感が否めまい。

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