home

ミステリの祭典

login
ソウルケイジ
姫川玲子シリーズ

作家 誉田哲也
出版日2007年03月
平均点6.50点
書評数6人

No.6 5点 HORNET
(2018/01/06 15:42登録)
 ここまでの投稿者の方々とは対照的に、小生の出来の良くない頭脳では、人間関係の把握が難しく、何度も頭の中で整理したり見返したりして読み進め、少々疲れた。(間を置きながら読んだからかもしれないが)
 バラバラ死体でのこうした真相は一つのパターンではあるが、背後の人間関係と絡めたトリックとしては想定外で確かに面白かった。

No.5 8点
(2015/11/24 10:18登録)
納得の超娯楽警察小説。

シリーズ第2作ということで、キャラ描写も抑えぎみで、警察群像劇らしくなってきた。
姫川だけでなく犬猿の仲の日下警部補も大活躍。著者の腕の冴えを感じる。菊田刑事は姫川の恋のお相手程度の登場だが、それもまたよし。
警察モノといっても、他の当事者の視点描写もたっぷりあり、いろんな面を楽しめる。描き方が上手いのか、視点が多いことで混乱することはなかった。
じつは群像劇はあまり得意ではない。でもここまでわかりやすく描いてあれば、けちのつけようはない。

一歩間違えば、秦建日子氏の「雪平夏見シリーズ」になってしまいそうで危うい感もある。でも実際には雲泥の差があると思う(雪平ファンには申しわけありませんが)。
とにかく、捜査員の地道な行動を描いた捜査小説としては抜群の出来だった。

ミステリー的に見れば、まず、死体なき殺人の犯人としての凄さに脱帽。
それに、あの原始的ともいえるトリックも気に入っている。あの犯人にはぴったりです。それを見つけられなかった警察の言い訳のための伏線もうまく書かれている(じつは苦しい?)。
早めに犯人の正体に気づくが、それによりがっかりすることはなかった。

No.4 7点 ドクターマッコい
(2014/02/05 10:20登録)
魅力ある登場人物、ミステリー要素、いずれも十分に楽しめる作品でした。
この姫川シリーズがどんどん出てくるのを期待したいです。

No.3 6点 蟷螂の斧
(2011/12/05 19:00登録)
シリーズ2作目、登場人物のキャラが面白い。(以下ネタばれ)DNA鑑定が最先端技術であると思いますが、それを逆手に取っている点が評価できると思います。

No.2 6点 メルカトル
(2010/04/25 00:55登録)
スピード感では前作には到底敵わないが、警察小説としてはこちらの方が上。
でも最終章に至るまでの地味な聞き込みや捜査会議などは少々退屈ではある。
それでも最終章のトリック解明には納得。
まずまずではないかと。

No.1 7点 akkta2007
(2010/01/24 21:20登録)
「ストロベリーナイト」に続く続編的な感じの作品である。
物語の展開がよく、また登場人物の関係もとても読みやすい。
そして何より殺人事件の描き方にはやはりすごいものがあると思う。間違いなく夢中になれる作品である。

6レコード表示中です 書評