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ミステリの祭典

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李歐
原型作品『わが手に拳銃を』を大幅改訂して文庫化

作家 高村薫
出版日1992年03月
平均点7.60点
書評数10人

No.10 7点 TON2
(2012/11/05 20:44登録)
青春物語だと思います。高村薫の話はインタナショナルで、日本の話ながらまるで国境など無いかのように展開していきます。男が男に惚れると、こういう感情に一生支配されてしまうのでしょうか。緻密で緊張感のある話です。

No.9 8点 itokin
(2011/11/09 15:20登録)
殺伐とした人間の寄り集まりで果たしてこんな信頼関係が築けるのかとの疑問はあるが、こんな友がいたらどんなにいいかと心をゆすぶられる。高村さんは、心理描写が凄いですね、途中から変な終わり方をしたら、2度と高村作品は読まないぞ思いながら終盤は一気読みした。

No.8 7点 okuyama
(2004/05/08 12:15登録)
李歐を読みました。
あちこちで書評を読んでしまって「読まず嫌い」していたのですが、グイグイ読ませる作品でした。拳銃やヤクザな世界の綿密な描写よりも、登場人物の心理描写に惹かれました。ミステリという感じではないですね。
ラストはおとぎ話のようですが、読後感が良かったので○です。

No.7 9点 keisuke
(2003/02/05 11:36登録)
「李歐」を読みました。最初は同性愛?男同士の友情?どっち?、ん〜、なんか落ち着かないと言うかなんか、ん〜。でも、読んでいるうちに話にかなり惹き込まれていました。咲子が亡くなったあとの息子の姿と父と子の会話の内容に泣けて泣けて仕方なかったです。でも最後はちょっとしっくりこない。

No.6 7点 由良小三郎
(2002/07/28 14:05登録)
重目のストーリーです。見捨てられた子供だったあたりの記述が切ないです。乾いた心の主人公が唯一同じような境遇の友人とだけ共感できたのという話でしょうか。

No.5 10点 clear
(2002/02/05 00:57登録)
ものすごく後に残りました。同じ愛でも色々ありますけど、この場合は単なる(?)愛以上の一心同体みたいな物を感じます。桜が見たい・・・

No.4 6点 アデランコ
(2001/08/28 14:13登録)
「男たちの挽歌」系?の男性友情(愛情?)ストーリー。
たしかに最後は新たに追加書き直しした為か、これで終了?という感じがした。
全体的にセリフの少ない小説でしたね。

No.3 5点 桜井杏
(2001/07/08 23:44登録)
男の友情ってよくわかりません・・・(。。)
結末はあれでいいのでしょうか。

No.2 8点 馨子
(2001/03/28 16:36登録)
私も最後から2ページ目の「父親二人」ってので、これは結局、格調高いヤオイ小説だったのか、と思った。
(「李歐」の方)

No.1 9点 蛙ライダー
(2001/02/25 21:37登録)
私の初高村作品がこの李歐でした。
非常に心の琴線をくすぐる話でしたが、
李歐と一彰の濃い関係と、咲子さんのあまりの
最後とその後の一彰のモノローグに「おいおい」と
突っ込みいれたくなりますわ。
お話のラストもあんたら…そしてあちこちの情報から
この作品が「わが手に拳銃を」たらの文庫化、それも
激しく改竄?してると聞いて必死で、古本屋で探し
まくった日々!
やっと手に入れて一気読みしたが、こっちも青臭くて
面白い。
悪女の深情け的というか二人のために世界はあるのというか。

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